ブルガリア猫歩き〜プロブディフ〜
野良猫が人懐っこいということは、その街が良い街だ、ということを示すと思っている。
ブルガリアにいようが日本にいようが、人は皆んな、猫を見ると自然に笑顔になるものだから、留学に来てから「猫の愛しさは万国共通なんだ。猫になりたい…」なんて思ったりもした。
ブルガリアの第二の首都、「プロブディフ(plovdiv)」では沢山の猫に出会うことができる。
プロブディフにはローマ時代に建てられた「ローマ劇場」があったり、丘の上の旧市街には、趣のあるレトロな建物が沢山並んでいる。
さっそくキャラメル色の猫に遭遇。
ちなみに、左側に置かれている、お洒落な看板に書かれた「SATORI」の文字。
この文字を見たとき、「めっちゃ日本語っぽい!」と感じた私。
早朝の店内にはスケッチをする店主らしき男性一人がみえる。勇気を出してお店に入り、男性に「SATORI」の由来を聞いてみた。
すると、実際に日本語の「悟り」を由来とした店名であることが判明。
驚く私に、彼は「東京でカフェを開くことが夢なんだ」と、嬉しそうに話してくれた。
その後、店の前を通ると店の中から笑顔で手を振ってくれてとても嬉しかった。
最後は笑顔で「ありがとう」と言ってくれた素敵な店主さん。今回は時間がなくカフェに滞在できなかったが、次回は是非あの素敵な店内でコーヒーを飲みたい。
お次はメインストリートにあるベンチでのんびりしていたぽっちゃり猫。
通りすがる人に撫でられ愛されることが仕事と言わんばかりの愛されっぷり。
この子は小さめな手が可愛い。
どうやらこの子達は、二人で一つ、仲良し猫のようだ。
地域にみんなから愛されていることが2人の幸せが詰まった身体から、伺える。
プロブディフでは、どこに猫がいるのか常に目を見張る必要がある。
あれ、もしかして、SATORIの前で会った子?
気づかれた。
ホステルに行くと白黒の模様がお洒落な猫がお出迎えしてくれた。
人が集まる広間に行きちゃっかり撫でられに行く猫。
まんまと撫でる人間たち。
ここからは一眼レフを落としたので全て携帯クオリティの画質です。泣きたい。
なんちゅうところにいるんだシリーズ第二弾。
早朝の旧市街にて遭遇。
番外編
夜のプロブディフの街並みは繁華街でも商店街でもない、芸術に囲まれながら人間が美しい生活をしている場所といった素敵な雰囲気がある。
閉店後のレストランの前でくつろぐ猫。
ご飯でももらっているのだろうか。
ホステルに戻るとまたまた違う猫がお出迎え。
次の日の早朝は、プロブディフでの美しい日の出をみに、丘へ。
ここにも猫が。
この猫はいつも絵本の中のような景色を見て朝を迎えているのかもしれない。
そうだとしたら、世界中の猫の中でもかなりラッキー猫だよ君は。
壁の剥がれた模様も猫。こんな奇跡ある?
プロブディフの猫は愛されることを知っている
猫はどこにいても猫。ブルガリアにいようと日本にいようと気ままで自由で、そんな生き物。
そして、プロブディフの猫は、人と共存して、愛されることを知っている幸せな猫ばかりだ。