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ブルガリアで、そばかすを好きになれた

ブルガリアに来てから、私のそばかすはダイヤモンドになった。

私の顔の真ん中に何個も散りばめられているそばかす。

幼い頃は、キャンディキャンディのオープニングで「そばかすなんて 気にしないわ♪」を聴くたびにこう考えていた。

「気にしないことを敢えて主張するくらい、普通は気にするもんなんだ…」

そばかすはダイヤモンド

私に取って「顔のいらん部分」だったそばかす。

しかし、私のそんなそばかすをブルガリアの友人はこう表現した。

「It makes you more beautiful」
(それがあなたをより美しくしてるんだよ)

「Not everyone has freckles and that’s why it’s unique, which is very pretty」
(みんなが持ってるわけじゃないでしょ?ユニークでとっても可愛いよ)

「It is your special diamond」
(それはあなただけのダイアモンドだよ)

そんなセリフを聞くことなど初めてだ。

「なんか、小っ恥ずかしいな」

そう照れながらも家に帰り鏡を見るというのを繰り返し、最近はこう考えるようになってきた。

「ふーん、よくみてみたら結構良いじゃん、、、!」


"魅力"は、その人らしさを表す個性に宿るんじゃないかと最近は考えている。

「ひょっとしたら、まだ自分が気付いていない魅力があるかも?」

そんな図々しい期待を抱いたりしつつ、私自身も誰かの魅力を沢山見つけたいと考えると、ワクワクしてくる。

幼い頃の私に、今はこう伝えたい。

私にとってのそばかすは、「気にしないものではなくて、気に入ってるもの」だよ、と。


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