10年以上も前の記憶

こんばんは、イナモトです。
断捨離を頑張っているこの頃です。

部屋の中をすっきりしていく中で、
自分の中身の断捨離にも
ちょっと成功したので記録します。

断捨離というか手放し、
心が軽くなるってやつです。


今週は自分の生活の見直しから始まり、
理想の生活・理想の人間関係
好きな人とどうなりたい?
無条件で願いが叶うなら何したい?
今、あるもの・ないもの
理想の一日のルーティンは?

…と、とにかく自分の心の中を
覗いたり、質問したり、想像したり。

でもこれって、
今までもよくやってきたワークで。

何回もやって、いつもその時に満足して、
いったんはわくわくするけど、
次の日にはネガティブに戻って。
ああ、私の生活はなんでいつまでも
こうタラレバばかりなんだ。


でも、今回は掘り下げが出来ました。


いろんなワークをして、
今好きな人との関係の見直しから、
過去の恋愛経験を遡る流れになりました。


(ああ…また長くなりそう…。手短に)

今、好きな人へとはうまくいかないこと
ばかりだし、もう諦めてしまってます。
ようやく、執着も取れて。
もう好きだったのかも分かんなくて。
でも、まだもやもやは残っている。
そのもやもやは、分からない。

いったん、そのもやもやは置いといて
私の人生や理想を一通り考えたあと、
私は相手に自分の幸せを叶えてもらおうと
していたことに気づきました。

・好きなことで個人で仕事をしている彼が
 羨ましかった。彼といたら私も
 そんな風になれる気がした。

・相手に私のこのつまらない人生を
 変えてもらおうとしていた。

・私には無いものが相手にはあった
 そしてそれを私の一部かのように
 相手を分かりたかった欲しかった

・自分の力で自分の理想に
 近づこうとしていなかった。

・私は私の外側や関わる人に
 人生の物足りなさを埋めようと
 してもらってた。


そんな風に自分の弱さを冷静に
認めることができたのも、今更です。

私は彼が好きだったはずだけど、
途中から愛憎になっていた。
彼がひどいことをする、
彼と関わるから不幸なのだと思っていたけど、
ふと、私にとっては特別であることには
違いないと感じた。
あんなにも苦しめられた、と思っていたのに?

彼が特別なのは理解した。

じゃあ、私は何に今苦しみや
晴れない気持ちを感じているのだろうか。


それは、
・彼といる楽しい時間
・平凡な毎日にとっては刺激が強すぎた
・影響力がとにかく強かった
・(彼もクセ強なのもある)

・相手がいることでつまらない毎日が
 なんだか満たされていた
・相手と関わることで
 私の理想な人生に近づいている気がした
・相手の行動で私が変わるようになっていた

・相手がいなくなることで
 自分が無くなってしまう感覚。
 無価値観、不足感、満ち足りなさ。

 この感覚って、彼がいてもいなくても
 私が抱えていた気持ちなんですよね。
 でも、彼に寄りかかりすぎていたため
 彼がいないせいでそう感じていると
 錯覚しているのです。もやもやの一部。

良く言えば、マジックにかかる。
悪く言えば、依存してしまう。
自分を見失ってしまうのだ、
本当に気づけない。

後半4つに関しては、
彼特定のものではなく、
今までの恋愛にもあったクセだった。

(まあ女性は恋愛の延長に結婚とか
 人生の色々が関わるからね、
 そんな風に自然と考えてしまうのは
 仕方ない気もする。度合いの問題)


私は今まで生きていてこの寂しさや
つまらなさやを恋愛をすることや
恋人と過ごすことで和らぐと思っていた。

むしろそれしか無いと思っていたし。
だって仕事も生活もほどほどに普通だから。

私には恋人がいないから、毎日辛いんだ。
永遠の愛が欲しいと一時はよく
思っていたものだ…。


私にとって恋愛とは
・人生の全て。恋愛さえうまくいけば
 オールオッケーなのにうまくいかない。
・恋愛が全てのモチベーション

・恋人がいない人は魅力のない証拠
・恋人がいない人は愛されていない孤独な人

・ずっと相手と繋がっていること
・親密で一体であること
・連絡がきれたら終了
・男女の違いがあるなんて知らなった

そしていつしか、恋愛は苦しいものに
なっていた。これらのマイルールや信念が
叶わないから。
必死で工夫して我慢して間違えないで、
そうしないと信念の恋愛にたどり着かなったのだ。

この信念は今までの約10数年以上もの間、
私の内側であり続けた。


「今まで沢山失敗してきたから、
 もう失敗したくないから、
 この機会を逃したくない!!!
 周りの人達と同じように
 普通の恋愛がしたいんだ。」

その不安や恐れが、
負の恋愛経験をつくってきたことに
ようやく気付いたのだ。

不安や恐れがあるせいで、
相手に合わせすぎて自分が苦しくなったり、
愛の確認をするために試したり、
信じることが全くできなかったり、
愛されている証拠を探したり、
こうされないから愛されないと思ったり。

私、「もう失敗したくない!」って
いつ思ったんだろう?と
自分に問いかけたとたん、
中学3年生の時に好きだった人の顔が
頭に浮かんだ。
そして、同時に涙が流れた。


同じクラスの隣の席だった人。
私から好きになって、
両想いになれて、お付き合いできた人は、
思えば人生でこの人だけだ。

いつもは大体、相手が好きになってくれて
だんだんとというパターンで。

でも、両想いになれて嬉しかったのに、
デートに行くのにどの服着ていこう!?と
悩みに悩みまくってしまうこととか、
緊張疲れで楽しむ余裕もなくて。

別々の高校に行って学校でも
友達や勉強とかうまくいってなくて、
でも彼は楽しそうにしていたせいもあって
上手くやれてない自分が惨めになって。
彼に腹も立つし、自分が恥ずかしいし。

自分の自信の無さも影響して、
私は彼の連絡を無視したり、
デートも断ったり、とにかくなにも
理由も言わず、避けまくった。
そして振られてしまった。当然だ。

今までは年頃だからそんなもんよね~と
思っていた。気にしていたけど、
今の私に未だに影響している経験だった
ことには気づけなった。

中学、高校生の話ですよ?
私、アラサーなんですよ?

でも、彼の顔が浮かんで泣いてしまった。
あの時の失敗が、あの時の後悔が、
ずっと封じ込めていた気持ちだった。

10数年経った今でもこうして
泣いてしまうとは、びっくりしました。
心の傷って消えていないのですね。

この体験をする前でも、その彼のことは
よく思い出しています、今でも。
その人だけはなぜか消えなくて。
もう性格も変わってしまってるぐらい
疎遠になっているのにも関わらず、
あの頃を思い出すと今でもすてきだなと
その気持ちに助けられる日もあります。

気持ちのたどり方にも
コツがいるのかもしれません。

断捨離から始まり、
自分を見つめなおして、
ようやく本当の気持ちに
たどり着けて嬉しいです。

学生時代の彼にはもう一度でいいから
会って、ちゃんと謝りたい。

苦しみがなくなれば愛しか残らない、
の感覚もようやく分かりました。
今、好きであろう相手には
愛しかないのかもしれません。
今は相手を考えても苦しくありません。
相手は私じゃない。相手は相手。
ようやく、もやもやがすっと
軽くなってきました。


長くなりましたが、
ここまで長いプロセスを丁寧に追わないと
見えてこないものはあることに
感動というか、何も言えません。

でも、なんだか少し私の中で
変化が感じられます。

内観や、自分の気持ちに向き合うって
こういうことなんだなと、
改めて体感することが出来ました。

では、また。



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