返す編) 俺の危険な感情移入 ①
「ラムネの音は思ったより懐かしかった」
ももまろ。
話、聞かせてもらったよ。
お叱りは不要ってことだから、読んだ感想だけ電話してる。
電話取れなかったみたいだから、録音に残してる。
トマオはさ、分かってると思うんだよな。
分かってて、毎晩、コンビニにいるんだよ。
受け入れられない現実を頭で分かっていながら、体は言うことを聞かない。
そういうものさ。
はじめての恋だったかのかもしれない。
もしかしたら、沢山お金を貢いでしまったのかもしれない。
そこんとこは、分かんないけ