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社会人5年目/総合商社/営業/海外駐在 一つ夢を叶えると、新しい夢が5つくらいでき…

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社会人5年目/総合商社/営業/海外駐在 一つ夢を叶えると、新しい夢が5つくらいできてしまう私の、理想の自分になるための、小さな葛藤たち。

最近の記事

空港

空港はいつも、お別れの場所。 社会人になって、東京と関西で遠距離恋愛していたとき いつも羽田行きの飛行機に乗るのがとっても嫌だった。 明日もお休みだったらいいのに。 明日熱を出しても上司は怒らないかな、って。 踏み切る勇気がないくせに、余計な悪知恵が急に働く。 頻繁に行き来してた私たちは、 預け入れ荷物なしなら電車のような身軽さで 離陸20分前にバイバイして お別れのLINEをする間もなく 手荷物検査やゲートへの猛ダッシュを成し遂げ いつも終電ならぬ終飛行機に飛び乗ってい

    • 思い出せない

      私はこれまでの人生において、思い出せないことが何個かある。 その中でも1番寂しいのが、愛犬の事。 中学生の時、小さい頃から親にずっとおねだりし続けていた、念願の犬を我が家に迎えることになった。 お手、おかわり、ふせ、全部を1から私自身が教えて 犬にとっても幼少期の長い時間を私と過ごして 家族の中で誰よりも私に懐いてた。 10歳半の若さで、私の世界一愛してる犬が病気で亡くなった。 私は犬は家にいる時はいつでも一緒に居て 親に禁止されていた一緒に寝ることも、ルール違反が

      • 東京を離れ、日本を離れ、初めての一人きりの海外生活。 この街はかなり発展していて、かつ日本人の住みやすい街で ちょっと歩けば日本食は手に入るし、日本の技術に肩を並べられるネイルもできるし、美容院だって困らない。 30カ国以上旅をしてきたからか、海外をそこまで異世界と捉えていないからか ストレスなく過ごすことができている。 最近、日本に置いてきた彼氏と別れた。 別れる前はもう、別れた方が楽だし、こんなしんどい思いはもう沢山。って思っていたけど 一人になると、彼の愛

        • 東京

          早速三日坊主を発揮してしまった。 今年、いや去年は初めて仕事で潰れかけて 「手を抜くこと」の大事さを痛感した。痛感したせいで「手を抜くこと」を正当化してしまいがちな最近の私は、今は「喝を入れること」を必要としてる。 就職活動をしているとき、「東京」で働くことは私の絶対条件だった。 何故東京で働きたかったのか、正直自分でもうまく言語化できていない。 ・東京はビジネスの規模が大きいから ・東京には美味しいお店や可愛い服屋が多いから ・東京にはいろんな人がいて自分にと

          当たり前に外すラベル

          大人になって、違和感を感じることが増えた。 この間ああ言ってた上司が、今日はこういってる。おかしい。とか BlackLivesMatterをインスタで投稿してたあの子が、中国人の友人だけ名前ではなく「中国人」と表現してる。おかしい。とか。 日常に浮かんでる無数の違和感は、自分のことも沢山ある。 あれ、あいつのこんなところが嫌いだったはずなのに・・・!とかいう可愛い違和感や ペラペラと次から次へと言葉が出てくるのに、本当は真逆のことを考えてるって自覚してしまう、汚らし

          当たり前に外すラベル

          なつやすみ

          最近、大人になったと感じること。 中身や考え方は高校生のときとそんなに変わらないはずなのに 辛くて食べられなかった、おつまみのベビースターがいつしか病みつきになってたり あんまり好きじゃなかった黒ビールを美味しいと感じたり ふとした時、あ、大人になってると感じる。 今日はGWの初日。 今月は忙しかった。 当社は36協定に基づいて勤怠管理をしているけど、入社して2年と1か月、初めて特別条項を申請した。 深夜2時まで仕事をしたり、22時に終わったときに大きな喜びを

          なつやすみ

          女子大生のそのあと(2)

          大学三回生になり、初めて将来のことを真剣に考えた私は、幼い頃から親に海外旅行に連れて行ってもらっていたことや、叔母がNYで働いていること、従妹が日本とアメリカのハーフであることなど、自分が他の人より海外をより身近に感じてきた人生だった気づいた。 そして、旅行先として海外を訪れることももちろん大好きだったが、生活の場として海外経験をしてみたいと自分自身が無意識に思っていたことに気づいた。 そこで就職したい業界は、海外が舞台の会社となった。 海外市場での売り上げをメインとす

          女子大生のそのあと(2)

          女子大生のそのあと(1)

          女子大生のとき、有り余る時間の使い方の中で、最も好きなのは旅行だった。 次に行きたいところ、食べたいものを見つけ、それを達成するための情報収集に活用にしていたのが、知らない人の旅行日記だったことから、私も始めて見ようとアメーバブログをしていた。 ただ、旅行の記録を書くためのブログにしてしまったことから、日々感じたことやふと疑問に思ったこと、誰かに知ってほしいけど、友達にわざわざ電話をかけるほどでもない、なんだか難しい感情たちの行き場がなかった。 社会に出ておおよそ2年が

          女子大生のそのあと(1)