なつやすみ
最近、大人になったと感じること。
中身や考え方は高校生のときとそんなに変わらないはずなのに
辛くて食べられなかった、おつまみのベビースターがいつしか病みつきになってたり
あんまり好きじゃなかった黒ビールを美味しいと感じたり
ふとした時、あ、大人になってると感じる。
今日はGWの初日。
今月は忙しかった。
当社は36協定に基づいて勤怠管理をしているけど、入社して2年と1か月、初めて特別条項を申請した。
深夜2時まで仕事をしたり、22時に終わったときに大きな喜びを感じたり
この感覚はおかしいだろ、という憤りを感じるとともに、あー、商社っぽい。と俯瞰してる自分もいる。
4月はたくさん泣いた。
悲しくて泣くことより、悔しかったり、大丈夫?という同情や共感を目の当たりにして泣くことの方が、私は多い。
忙しそうな私を見て、私に仕事を振りすぎだと、私の知らない所で怒ってくれている上司がいたことを知って泣き、
あーもう無理!しんどい!という私の文面での弱音を
そこまでしんどくはないときの、ただの文句のそれとの違いを悟ってくれた友達がわざわざ連絡をくれて泣き、
いつからこんなに泣き虫になったんだっけな、とぼーと考える。
でも、泣き虫になったわけじゃなくて、よく考えたら前から泣いてたな。
人前で泣くのが嫌いで、一人で実家の自分の部屋で、
今はもういなくなっちゃった、誰よりも心を許してた、誰よりもまっすぐに大好きだった、実家の愛犬と一緒に泣いてたな。
とおもって、大丈夫、私が変わったわけじゃないよと自分に言い聞かす。
今日はこんなことを書きたかったわけじゃなくて、
昨日、いや今日、とっても久しぶりに”なつやすみ”を感じた。
昨日は仕事の後、家の近い会社の同期とその友達と、みんなで家で飲んでた。
気づけば日付を超えていて、4月の仕事の疲れをどっと抱えてた私は
歩いて10分で家に帰れるのに、そこで寝てた。
起きたら、一緒に飲んでいた同期はもうみんないなくて、家主の一人が一緒に爆睡してた。
なんとなく痛い頭を抱えながら、洗面所にいって、化粧も落とさずに寝た、酷い自分の顔をみて
カーテンの隙間から差し込む、太陽の光をみて
さっきまで寝てたベッドで、まだ爆睡してる家主をみて
あー、なんか大学生みたいだなって。
朝方まで飲み会をして、初っ端に寝た人がベットで寝て、
かえれる人はいつのまにか自分で帰ってて、
起きたら外はとっても天気がよくて
それなのに家の中は昨日の飲み会の残骸と、コンディションが悪い人間たちがいる昼下がり
大学生のときに日常だったそれを
社会人になって、久しぶりに感じて、なんだかとっても嬉しくなったし
この一ヶ月、沢山の涙と葛藤といらいらともやもやと、
同意もなく思う存分消費された私だったけど、
なんだか報われた気がした。
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