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10年ものの超古米の活用法 AIに聞いてぼかし肥料を作ってみたらこうなった

 先日、知人と話していたら「実は倉庫にメッチャ古い米があってな。さすがに食べられんし、そうかと言って捨てるに捨てられんし、どうしたもんかなあ。」と相談を持ちかけられました。
 聞けばこの知人、ひょんなことから10年以上たった白米が大量に倉庫にあるのを発見したらしい。これはもう古米と言っても超古米。で、どうやらうるち米ともち米があって、両方合わせると米袋2つ弱。約50kgほどって、あなたね、あと少しで一俵じゃあーりませんか。w

 えーっと。少々お断りしておきますと、私は幼い頃から祖父母や両親から「お米には一粒一粒に仏さんがおられるんやから、けっして粗末にしてはいけない。」とそれはそれは厳しく躾られた人間です。今回は超古米だけど、厄介なことにムクムクと私の“米は粗末にしてはいけない精神”が働いてしまって、何とか有効活用するか…と引き取ってしまった次第です。(^^)

こちらは今回引き取った超古米のもち米君。虫ずってなくてきれいだけど食べられない…。^^;

 さあ、引き取ったはいいけど、これをどうすりゃいい?世の中のみなさんはどうしておられるのかな?とネットで検索してみましたら、どうやら古米の処理に困っておられる方は大勢おられるようで、次のような情報が見つかりました。

*古米が好まれる鮨やチャーハンなどの料理に使う
*せんべいなどの材料にする
*米粉にして揚げ物の衣にする
*たけのこを茹でる時のアク抜きに使用する
*フードバンクに寄付する

ざっとこんな感じでしょうか。いろんな活用方法があるもんですね。^^;

 ただし、これはまだ比較的状態のいい食べても大丈夫な状態の古米の話。今回のように10年ものの超古米の場合には流石にちょっと無理です。じゃ、畑にまいたら良い肥料になるんじゃね?と思ってそちらも調べてみました。

古米を田畑にまくことで、天然の有機肥料にすることができます。古米にはデンプン以外にもタンパク質やミネラルが豊富に含まれており、優れた肥料として活用できます。古米を肥料として利用することで、古米を処分することもできますし、美味しい食材につながるので一石二鳥ですね。

https://kuriya.co.jp/blog/other/20181119-839.html

 うーむ。でも、そのまま畑にまいてもいいのか?大量に入れたら腐るだけやろ?きっと畑に悪影響があるんじゃね?と思って、例によっていつものMicrosoft BingでAIさんに相談してみましたら、次のような回答を得ました。

 こりゃ、一旦発酵させてぼかし肥料にしてから撒くが一番良さげですね。
でも、どこを探しても古米を材料にしてぼかし肥料を作ってみたという参考事例が見つかりません。というわけで、自分で考えたレシピでチャレンジしたぼかし肥料の仕込は以下の通り。

  1. 古米を一晩水につけてふやかす。

  2. ふやかした古米、米ぬか、油かすを6:3:1の割合で混ぜる。

  3. 寒い時期なので、発泡スチロールの箱に入れて保温する。

で、やってみたのがこちら。3日目から一気に発酵が進みました。なんだか味噌みたいですね。

 今回は実験的に古米を少しだけ使ってぼかし肥料にしてみました。古米に米ぬかまぶしてどうするんだ?とも思いましたが、うまく行くようなら残りもこれでやってみます。今度はアルカリ性の有機石灰や鶏糞も入れてもう少し成分を整えてみようかな。

何しろ材料は大量にありますからね。www

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