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読まず嫌いしてた私を殴りたい


noteにはたくさんの言葉や表現が並んでいる。
それは本屋さんでは絶対にみつからなくて、図書館に行っても借りられない。

綺麗に整えられていない
プロの手が加わってない
ありのままの言葉が並ぶ

私は壮大な冒険を本や映画ですることが多い。
ファンタジーが好きだから、まだ知らない世界、誰かの作った世界に飛び込むのが好きだ。

こんなことってある?!
みたいな、自分の頭では想像もつかないワクワクする世界に出会える。

一方で自分が書けるのは自分が体験したことだったり、感じたこと。
フィクションを書くとしても想像というより、妄想。

これが私の頭の中の限界だ。
ありきたりなファンタジーしか思いつかない。
でも、それでいい。
むしろ自分からは生み出したくないとさえ思う。
ディズニーランドや遊園地に行く時みたいに、自分では作れないモノにワクワクしたい。

一方でnoteの世界で出会えるのはファンタジーでも、妄想でもない。

現実だ

年齢も性別も生まれも育ちも違う
誰かの現実だ。
小説でもなければ、雑誌に載るようなエッセイでもない。
ありのままの現実がたくさん放たれている。

でも私は自分で生み出せるものに触れるのが苦手だった。
日常だとか、感じたことだとか
それなら話を聞いた方が好きだ。
文字で読む必要なんてない。とさえ思っている。

自分は書いてるくせに

でもnoteを始めて、書くことについて改めて勉強したり、誰かの文章に触れた時にその考えは覆された。


テレビで笑うことはあっても、文字で笑うことはなかった私が仕事の休憩中に一人で草原をつくっていた。

ゲラゲラ笑うわけではないが
それはそれは地味に「フフッ…フフフッ…」と、止めることのできない笑いが口から出てしまっている程度。

周りから見たら「え、なに、こわっ」って思われるような笑い方だ。

こんな面白い文章を読んだことがなかった。
探せばきっと面白い文なんていっぱいあるのだろうけど、私にとってはこれが人生初めて活字で笑いを捧げる相手だ。


どれを読んでも面白い
なにを読んでも面白い

それはもう淡々と語られている
そして冷静に周りの状況を把握している
本人は至って真面目な視点がまた面白すぎて、仕事の休憩中に一人おにぎりを食べながら「フフッ…フフフッ…」みたいな笑いがでちゃっていた。


次に衝撃を受けたのは、文字を読んで癒されるという現象だ。

もっぱらインスタやTikTokで動物の動画を見て癒されている私。
見始めると平気で2、3時間経っていることもあるくらい、永遠と癒しを求め可愛い動画を見ている。

そんな私が、初めて文章で癒された。
ライターと言う仕事をしている限り、私の中でストレスを溜めることか、ストレスを発散することが文章というもので、癒されるという感情は存在するはずもなく。もはや苦痛と隣り合わせみたいなものだったからだ

それがどうだろう?


え、なにこれ
優しい気持ち…

鬼滅の刃で例えれば、炭治郎の無意識領域に入ったかのような温かい気持ち…。(鬼滅を知らない人は「無限列車」を見てね!)

木の温もり
あたたかい日差し
頬を撫でるそよ風

全然そんな内容じゃないのに、そんな空間に触れるような気分だった。

どれも現実から生み出されたものだから、感情がより深く心の中に入りこんでくる。
五臓六腑に染み渡る。

文章が上手い人を見ると羨ましい気持ちや、自信を失うことの方が多いけど、このお二方はそんな黒い感情を微塵も思わせない。

ただただ、私の心をくすぐってくれる
すごく気持ちいい

そんな文章を書く人たちに出会えて、私はとても幸せだしnoteを始めてよかったと心から思う。

そして食わず嫌いならず読まず嫌いをしては、損だと思った。自分で生み出せる世界?は?なに自惚れっちゃってんの?って心を改めたいと思います。

そして、こんな素敵な人たちを紹介する文章を
トイレの中で書いてる自分も改めようと思います。

(体感15分くらいなのに、1時間もこもってたらしい)


素敵な出会いに感謝




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