祖父と落語:Anizine
子どものとき、祖父の話を聴くのが好きでした。面白いというのは真面目なことを教えてくれるより価値があると思っていたので尊敬していたのですが、中学生くらいになって志ん生師匠が存命だった頃の落語をテレビで観る機会がありました。枕を聴くと祖父が話していたことと似ていました。似ていたというか、祖父が完全に志ん生からパックンチョしていたことを知りました。
だからと言って祖父への尊敬がなくなったわけでもなく、それが落語に興味を持ったきっかけです。江戸の風俗、人情、教訓、哲学、ファンタジー