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中年のソーシャルメディア作法その1:Anizine

私たちおっさんとおばさんが、いい年をコくまで学んでこなかったことがあります。それが「ソーシャルメディアの作法」です。今の時代にソーシャルメディアとかかわらずに生きていくのは、名探偵でも至難の技だということを皆さんもご存じでしょう。しかしながら学んでいないし、学ぼうとしていないので、他人を傷つけ、自分が傷ついたりするのです。

私もかなりの数の失敗をやらかしてきました。なんせやっている期間と時間が長いのです。ネットで投稿した一日の時間帯グラフが出てくることがあります。普通の人なら、朝、昼休み、夜、と三つくらいのピークがある棒グラフが描かれるものなのですが、私の場合はご臨終の心電図くらいフラットで深夜3時から早朝5時くらいがやや薄く凹んでいるかな、くらいのものです。完全にやり過ぎと言えましょう。

そこで学んだ数々の痛い経験から、他人のネットでの振る舞いに「ああ、それを言ったらダメなのに」というのがはっきりと見えてきます。ネットでマズい振る舞いをする人には多くの共通点があって、実は簡単に回避することができるはずなのですが、決して他人は教えてくれません。ただ冷ややかに半笑いで見つめているだけです。

そこで本日はAnizine定期購読メンバーにそれらをお伝えしますが、メンバーでない人を差別しているわけではありません。学ぼうとしていない、の中には「無料で何でもまかなえる」という甘えも含まれているからです。ここのメンバーがもし自分の行動において反省する点を見つけたとしたら、それで購読料の元が取れるはずですが、いつまでも同じ間違いを繰り返す人がいるのを見かけたら「あの人は知らないんだな」と思うでしょう。それをインフォメーション・デバイドと呼びます。

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Anizine

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写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。