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地獄の扉:Anizine(無料記事)

数日前から、新しい定期購読マガジン『エジさんが来る』を始めました。自分が英語を勉強する過程で、「こう教えてくれていたらわかったのに」と感じたトピックを載せています。英語を教えるのは完璧にマスターした人である、というのが常識ですが、何もわからない人がぶつかる壁のことをすでにできる人は見落としがちで、技術者が書いた取扱説明書がわかりにくいのと同じです。

私はマスメディアに関わる仕事をしているのでアマチュアとプロフェッショナルの基準の違いを理解しています。noteというメディアは、誰でも自分が書きたいことを自由に書けるのですが、それが自分の日記代わりなのか、それとも読んだ人が「読めてよかった」と感じるものなのかの違いはとても重要です。そこで、「自分が勝手に書いているから読んでもらわなくてもいいのだ」と言ってしまうのは簡単です。しかしそれなら日記帳に書いて誰にも読ませない方法もあります。

スモールメディア、マイクロメディアであろうと、一度外に出したものには評価がつきまとうのです。そして見知らぬ誰かに「いいね」と言われればうれしいでしょう。noteには課金の仕組みがあるので、ぜひ有料の記事を書いてみてください。そこには「お金を払ってまで、読みたいか読みたくないか」という地獄の扉が待っています。開かなければ落胆するでしょうが、もし扉が開いたら、向こう側には光り輝く世界が待っています。自分が好きで書いたことに誰かがお金を払ってくれた、という無上の喜びを感じられるからです。

伊集院光さんが円楽師匠に言われた「自分が好きでやりたいことに、ほんの少しの社会性をまぶすと食べていける」という言葉。これこそがコンテンツビジネスの基本だと思っています。

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Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。