あにすず

専門書出版社の編集者。現在は役員だが、編集者というアイデンティティは捨てがたい。

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記事一覧

編集後記『Rで学ぶマーケティングリサーチ』

ページ数が多いというのはなかなか大変で、当社の値付けの仕方だと、さらに高価格になるため、級数を下げ、行間を狭くし、1ページに文字を詰め込んだ。11月新刊の『Rで学ぶ…

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1年前
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編集後記『ソフトウェアテスト技法ドリル【第2版】』

 『ソフトウェアテスト技法ドリル』の初版は2010年。あれから12年が経ち、改訂版を世に送り出せてほっとしている。  秋山浩一さんとの出会いは、『ソフトウェアテストHA…

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1年前
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編集後記『ソフトウェアテスト講義ノオト』

 秋山浩一さんの著作『ソフトウェアテスト講義ノオト』は、noteの連載が終了するタイミングで、たまたま秋山さんとのやり取りがあったからものにできた企画であった。  …

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1年前
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編集後記『Rで学ぶマーケティングリサーチ』

編集後記『Rで学ぶマーケティングリサーチ』

ページ数が多いというのはなかなか大変で、当社の値付けの仕方だと、さらに高価格になるため、級数を下げ、行間を狭くし、1ページに文字を詰め込んだ。11月新刊の『Rで学ぶマーケティングリサーチ』はそういう本だ。

当社の本は、原則として編集者が校了までのすべての編集作業を行う。余談だが、他社で書いたことがある著者にはけっこう驚かれる。編集プロダクションで制作している会社が多いのだろう。ところが、入稿時、

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編集後記『ソフトウェアテスト技法ドリル【第2版】』

編集後記『ソフトウェアテスト技法ドリル【第2版】』

 『ソフトウェアテスト技法ドリル』の初版は2010年。あれから12年が経ち、改訂版を世に送り出せてほっとしている。

 秋山浩一さんとの出会いは、『ソフトウェアテストHAYST法入門』(2007年刊行)の企画打合せに遡る。記録を見返すと2006年7月12日に橋渡しをしてくださった立林和夫さんを交えた、著者の吉澤正孝さん、秋山さんとの打合せが最初だ。

 実をいうと記憶では吉澤さんからの持ち込み企画

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編集後記『ソフトウェアテスト講義ノオト』

編集後記『ソフトウェアテスト講義ノオト』

 秋山浩一さんの著作『ソフトウェアテスト講義ノオト』は、noteの連載が終了するタイミングで、たまたま秋山さんとのやり取りがあったからものにできた企画であった。
 編集担当者の志願を募り、手を上げたIに任せることにした企画でもある。ところが、ある程度、原稿の取捨選択が終わり、よいよ通して査読して、推敲していく段階になって停滞した。
 Iが担当する原稿が続々と入って来てにっちもさっちもいかなくなった

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