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食費がかかる動物ベスト5 【動物いろいろランキング4】


人間の日々の生活費の中でも、特に切り離せないのが食費。

1ヶ月1万円生活の人気や激安チェーン店の乱立、乾物コーナーに身を潜め半額シールを待つおばさま方を見かけたら、誰しも食費の大切さを感じられると思います。

食費にお金がかかるのは、動物も同じです。

野生動物は、植物や小動物、魚などを食べ生きていますが、動物園ではそうもいきません。

飼育員さんが運んできてくれるごはんには、お金がかかっています。

動物園によって変わりますが、動物園1つの年間にかかる食費の平均は4000万円ほど。

1日約11万円です!

私たちが、何気なく見ているライオンやキリンは、どれだけ食べて、どれだけの食費がかかっているのでしょうか。

今回は、動物園で飼育されている動物の食費ランキングを紹介します。


■5位

ゴリラ 約6000円/1日

食費がかかる理由=食べる量の多さ

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食べる物:くだもの、野菜、パン、ゆで卵
食べる量:20〜30kg/1日

5位は、ゴリラでした。

雑食で、なんでも食べるゴリラ。大きい体を持っているだけあって1日に2.30kgを平らげます。体重の4分の1の量です。

ゴリラがこれだけ食べるのは、くだものや野菜などの植物を主に摂るからです。

鋭い牙や爪、スピードもないため、栄養豊富な肉にはあまり出会えないので、植物を食べるようになりました。


■4位

オカピ 約9000円/1日

食費がかかる理由=輸入、業者委託の木の葉

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食べる物:木の葉、乾草、くだもの、野菜
食べる量:15kg/1日

4位は、キリンの仲間のオカピ。

オカピは、ウシやキリンなどと同じように胃が4つあり、長い時間をかけ、栄養をこしとっています。

300kgの巨体ながら、食べる量は15kg(体重の20分の1)と少なめですが、仕入れの難しい木の葉を食べるので、食費がかかります。


■3位

ゾウ 約10000円/1日

食費がかかる理由=食べる量が多すぎる

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食べる物:干し草、野菜、くだもの、おから、木の枝、竹
食べる量:200kg〜300kg/1日

3位はアフリカゾウやアジアゾウを含むゾウ。

大人になると3〜7tもの体重になり、陸上最大級の動物だけあって、大食漢です。

また食べる時間も長く、1日の4分の3、18時間もの間食べることに費やしています。

1時間で10kg以上、速さもマックス鈴木並みのスピードです。


■2位

パンダ 11000円/1日

食費がかかる理由=竹や笹の輸送費が高い

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食べる物:笹、竹
食べる量:15〜20kg

竹や笹はそこらへんに生えてますが、パンダが食べるモウソウチクやマダケ、ヤダケ、シノタケ、クマザサを大量に採取するには静岡県の伊豆半島などだけ。

それでも、竹や笹自体の値段は高くはなく、パンダが食べる1日の量で1000円ほどです。お金がかかっているのは、竹や笹の輸送費。

この輸送費が、9割を占めています。


■2位

コアラ 20000円〜30000円/1日

食費がかかる理由=ユーカリが高すぎる

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食べる物:ユーカリ、アカシア、ティーツリー
食べる量:0.5〜1kg/1日

動物園で1番、食費がかかるのがコアラ。

なんと1日に2.3万円分のユーカリを食べます!

コアラ1頭が1年間食べるユーカリを、お金にすると800万円ほどになります。3頭飼おうとすれば、動物園の半分以上の予算がコアラに当てられます。

1日18〜20時間寝ているコアラ。

寝てるだけで年800万。

もっと起きてるとこ見せて…

◇食費が高すぎてリストラ

しかし、食費が高すぎて動物園での最優先のリストラ対象。2019年に天王寺動物園もコアラを手放しました。

現在(2021年6月)、日本でコアラが見られる動物園は

・埼玉県「埼玉県こども動物自然公園」
・東京都「多摩動物公園」
・神奈川県「金沢動物園」
・愛知県「東山動植物園」
・兵庫県「神戸市立王子動物園」
・兵庫県「淡路ファームパーク イングランドの丘」
・鹿児島県「平川動物公園」

上の7つだけ!

■5位以下

食費がかかる動物ランキング、4位以下は、

6位 サイ     5000〜6000円/1日
7位 カバ     5000円/1日
8位 キリン            4600円/1日
9位 ニホンザル  4500円/1日
10位 シマウマ   3500円/1日
その他の人気者動物
 トラ       3000〜3500円/1日
  ライオン     1300円/1日
チンパンジー    1000円/1日


草食動物が上位を独占しています。

栄養の多い肉は、あまり食べなくてもエネルギーになりますが、栄養の少ない草はたくさん食べないとエネルギーにならないのでしょう。

また、草食動物は栄養をこしとるための消化にもエネルギーを多くつかいます。

そのため、いっぱい食べないと体がもたないのでしょう。

■まとめ

動物たちの食費、想像を超えるほど高かった。

何十キロ、何百キロも食べる動物、希少な植物しか食べない動物、日本にはない植物を食べる動物。動物を飼育するにはとてもお金がかかります。

動物園を運営していくには、相当なお金が必要です。現在、コロナ禍で運営の厳しい動物園が多くあります。サポートを募っている動物園も多くあります。

下に、リンクを貼っておくのでご興味を持った方は、ご覧になるだけでもお願いいたします。



最後までご覧いただきありがとうございます。

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