野生のアヒルとタマゴ
5年ほど前までは、淀江町の宇田川の河口で、野生化した「アヒル」たちの保護活動をしていました。
元は、少し上流の家で飼育放棄されて宇田川に放たれたアヒルが、しぶとく生き抜いたものの、私と出会った17年前には3羽(メスは1羽とオス2羽)に減少。
そのメスも足を痛めて、私の目の前で自分で宇田川の流れに入り沖合へ流されていなくなりました。
でも、タマゴが1個のこされていたので、孵化器を入手して孵化(29日で孵化)させてメスが誕生。とにかく手さぐりでの孵化と飼育でしたが、1か月後には大人に近い体になり、河原のオス2羽と合流。
アヒルは生後8カ月前後で、産卵しはじめ、ほぼ1年中産卵しますが、初春から秋はほぼ毎日産卵します。
また、孵化したアヒル(水鳥の習性)は、初めに見た者を親と刷り込みます。なので、私を親と思い、アヒル達はどこでも追いかけようとして大変(汗)
ヒナの時代(数週間だけ)は、ドライブで日野川の河川敷へピクニックに出かけたこともあります。
1か月後からは河原で生活させますが、ヒナの時代から昼間はアヒルの群れと生活させて環境に順応させました。
広い庭のある家なら、ずっと飼育できたのですが(金欠で 汗)
野生化しても、私がエサやりに河原に降りるとアヒル達が駆け寄ってきて、私の膝や足をマッサージしてくれたりとスキンシップは密でした。
アヒルは気まぐれで自分で抱卵し続ける事はマレ。というか、外敵(カラスやイタチ)が多く、2日以上の抱卵は無理。
そこで時々は孵化器で孵化させました。また、新しい血をいれるため、ネットでヒナを数回購入。
そうこうするうちにピークで30数羽まで拡大(エサ代が 汗)。
孵化器で奇形児が生まれたことがあり、孵化は中止しましたが、徐々にイタチが狙うようになり、アヒルの数は減少。
結局、5年ほど前に絶滅してしまいました。
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◆この日本を作ったのは誰? 卑弥呼女王の石棺/幻の邪馬台国 後篇
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