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ホテルからスタートアップへ!意外な経歴を持つ人事担当が語る「会社の魅力」

アングラーズスタッフにインタビューする「インタビューnote」。今回は、コーポレート本部の「太安 茜(Akane Tayasu)さん」にお話を伺いました!

アングラーズに入る前はどんなことをされていましたか

学生時代にホテル・ブライダルの専門学校に通っていて、卒業してからは箱根の富士屋ホテル系列に入社しました。

「ベル」という担当業務があるんですけど、宿泊する人の荷物を持って一緒にお部屋まで行くとか、何か困ったことがあれば案内をするとか。それが最初の仕事だったので、ホテル人としてのマナーや接し方が社会人としてのベースになっているかもしれません。

最初にブライダルの専門学校に行こうと思ったきっかけは何ですか

実は、父が新潟でソムリエとして働いているので、結婚式会場などで仕事をすることが多かったんですね。そこで父が働く姿を子どもの頃に見て、ホテルとブライダルに興味を持ったのがきっかけです。

人のために働きながら、相手のためにできることを提案する職業なので、それはすごいなぁと思いました。ホテルなどでは、相手が何を望んでいるのかを「察して」先回りするのを見ていたので、そういう大人になりたいなぁと思って。

ホテルのベル担当時代

あと母がアパレル会社で販売をしていたので、接客業全般に興味を持っていたというのもあります。お客様との人間関係がすべての職業なので、非常に大変だとは思うんですけど、母はずっと携わっていましたね。

母は誰とでも仲良くなれて、すぐ打ち解けて、悩みも聞けて。「あなたから買いたい」と言われるような関係性をお客様と築いていましたね。なんかそれってすごく楽しそうだなぁというのがありました。

それもあって、ホテルの後にはロクシタンの販売員もやりました。そこからしばらくして、今度はスタートアップ企業に転職しました。

なぜ急にスタートアップ企業に転職されたのですか

なんというか「ワクワクするものを選んだ」というのがあのときの気持ちです。

接客業は、ホテルやロクシタンで修練して身につけることができたのですが、そのときにふと、「接客」というものを見つめ直すタイミングがありました。

母を見ても、父を見ても、二人ともずっと接客業をやっていたので、何歳になってもずっとできるものだなと思いました。だとしたら、接客以外のことで、今しか学べないもの。今学んでおいたほうが良いことをやるのが良いのでは?という意識が強くなりました。

前職の同僚との写真

そのなかで、デジタルの世界はこの10年20年ですごく活躍の場が広がっていて、今後もさらに伸びていく。しかし私は、仕事でパソコンさえも日常で使っていないような状況だったので、今そこに触れておいたほうが良いと思いました。

そこから東京本社のIT企業を探していたときに、コスメ動画でユーザ数をすごく伸ばしている、美容業界のスタートアップに出会いました。ロクシタンで美容の知識は蓄えていたので、とても親和性を感じましたね。

動画制作をしたり、商品ページを作るのが主な業務だったのですが、私も携わってみたいと思い入社を決めました。

今までと異なる仕事だと思いますが、実際に働いてみていかがでしたか

正直にお伝えすると、ものすごく大変なタイミングがありました。

はじめて経験する仕事ばかりだったので、まだまだ実力が足りないと感じることが正直多かったです。入社後に商品ページの制作を一通り担当したのち、SNSの運用を任されたのですが、一人でやりきるには作業も多く、そして自分の得意なことにも合っていませんでした。なんとか極めようと思って精一杯努力してみたものの、苦手なものは要領が悪いんですよね。

だからもう時間でカバーするしかなくて。

朝7時に会社に行って、夜中27時(3時)くらいまで仕事をして、タクシーで帰宅するという生活が数ヶ月続きました。

パフォーマンスが良くなかったので、周りからもなんだこいつって思われていたと思うんですけど、そのときは、「なんで私はこんなにできないんだろう」という自己嫌悪にも陥っていて。さらに時間でカバーしていると、次第に体がもたなくなってきてしまい、人生で一番痩せてしまいました。

舌の痺れが止まらなくなったり、人と話すと涙が出てきたり、ご飯が食べられなくなって休日は寝たきりの状態でした。

心身ともに支障が出るって、もう過労赤信号ですね

自分で選んだ道だから、決めた道だからと思ってがんばっていたのですが、なかなか改善には至りませんでした。もう限界だと思った矢先に、当時のCEOが「別の部署に行ってみない?」と提案してくださって。それで人事に配属されました。

人事の仕事は候補者の方とも何度も接点を持つので、少し接客業にも通ずる部分があって。すごく楽しく感じることが多く、そこから人事のキャリアを築き始めたという流れです。アングラーズでも人事をメインに携わっています。

大変な状況を乗り越えて、生きる道を見つけたのですね

ほんとそうだと思います。

「スタートアップに転職する」という自分の選択が正解かどうかわからないなか、ひたすらもがき、結果的にやりがいを感じる仕事に出会うことができました。必死にやっても上手くいかないときは、本当に大変でしたけど笑。

この経験で感じたのは、苦手なことをカバーするために自身を磨くことももちろん重要だけれども、周りには得意なメンバーもたくさんいて、そしていつでも助けてくれる環境があるということです。

チーム全体で補填しつつ、磨きあげることで、一人では困難な局面も切り開けると実感しました。とくにアングラーズに入ってからは、「私も誰かの"苦手"をカバーし、アングラーズをより一層強く、素敵なチームにできたら」と思い仕事をしています。

人生、自分が思い描いたそのままになるかはわかりませんが、『周囲への心配り・フォローアップの体制作りは会社や事業の成長にもつながる』と信じて進むことができるようになった。という点では、あの苦労は良い経験になったと思います。

自分自身のことをどんな人間だと思いますか

すぐ顔に出やすいタイプですが、接客業をやっていたからか、ある程度その場の状況に対して柔軟に対応できるとは思います。

相手の意見を聞いたり、状況に合わせられるほうですかね。笑顔で話しかけやすいオーラでいようと努力はしています。ただ、相手の意見を聞きすぎちゃうところもあるので、口論は弱いタイプですね。

短所はちょっと物覚えが悪いなと思っていて。良いことも悪いことも結構すぐ忘れちゃうので笑。その点、何かあってもそこまで引きずりすぎないのは良いかもしれません。

あと接客に関しては、一通り熟せるとは思います。細かいところにまで気づくかと言ったら、そうでもないんですけど、その人が「このようなときどう思うだろうか?」などは気づき動くように努めています。

朗らかな雰囲気漂う太安さんですが、イライラすることってあるんですか

ありますよ!
なんか最近あったんですけど、なんだったかな・・・。

さっそく(忘れちゃう)特技発動ですね

笑。あ、思い出しました。
でも基本的にはイライラして誰かに感情を向けることはあまりないですね。

とくにアングラーズではほとんどそういったことはないです。みんなとても配慮してくださるので、私ももっと気遣いのできる人間になれたらと思います。

会社は人の集まりですから、人間関係の問題は起こりやすい場所だと思います。でもみんながお互いのことを考えていれば、心地よい空間をつくることができますよね。アングラーズはそれをできる人が集まってきていると思います。

アングラーズメンバーとの船釣り写真

アングラーズでは今どのようなことをされていますか

コーポレート本部に所属していて、採用人事をメインに労務や総務などにも携わっています。

採用では、経営からの組織計画をもとに採用強化を図っています。採用媒体の管理やスカウト文面の作成、書類審査や面談設定のやりとりなどを日々行なっています。

入社してちょうど一年ですが、さらにその一年前からアングラーズの仕事には業務委託で携わっていました。私が出会った頃は、今の半分以下しか従業員が居なかったのですが、この二年で人数が増えて組織が強化されてきました。

企業にとって採用活動は永遠と続くものなので、うまく仕組み作りしながら運用できたらと思っています。

アングラーズはどんな会社ですか

すごくいい会社ですよね。

私が採用担当の立場だからではなく、一人の従業員として純粋にそう感じます。カルチャーというか、会社の雰囲気がいいですよね。職種とか年齢に関係なく、みんな周りをすごくリスペクトしている姿をよく見かけます。

「がんばりましたね」とお互いを讃えあうなど、感謝と労いのシーンが日常な会社だと思います。ちゃんと個々を尊重しながら仕事を進めてる方が多いので、コーポレート部としてもありがたいです。

ルールや規定の変更などについて度々伝えなければいけないので、他社だとコーポレート部は嫌われることの多い存在だと思いますけど、アングラーズのみんなは私たちが言ってることを尊重してくださるので、すごく感謝しています。とても貴重な環境ですね。

意見が欲しいときもすぐ出してくださるので、みんなの声も集まりやすい環境になっていると思いますね。私が言うのもあれですが、なかなかこんないい会社ないですよね笑。

同僚と決起会準備に向かう出発前にパシャリ!

アングラーズに入社してからの一年間で大変だったことはありますか

ここ数年で社員数が増えてきた会社なので、コーポレートとしては規定の変更など、会社のルールを整えるフェーズでした。

それにともなう文章作成も結構多いので、弁護士の方などに指導を仰ぎながら内容を精査していったり、調整していくのは結構大変だったなと思います。しかも終わりがないので。

あとは人事だと採用ですね。

テック企業としては、とくにエンジニア採用をどんどん進めていかなければいけないのですが、それはどのスタートアップでも同じ状況です。媒体の精査も含めてまだまだ試行錯誤の段階ですが、いろんな人にヒアリングしたり、協力してもらいながら、一歩一歩進めています。

時間はかかりますが、採用は組織作りの根幹で、始まりでもあるので、重要な役割だと思っています。各部署からの要望もあるので、がんばらないとですね。

採用は日々書類審査や面談が進んでいくので、社内調整が日常です。

事業開発で忙しい各担当者のスケジュールを見ながら、どの人にどんな伝え方で共有したほうが良いのかなども含めて、伝え方には気をつけています。マネージャーや経営陣の方々に、一番ストレスのない方法をとれたらとは思っています。

ホテル時代の経験が生きている感じですね

ほんとそうですね笑。
言われてみるとそうかもしれません。

お客様ごとに調整をしたり、相手の心地よいコミュニケーションや先回りすることを考える点では、接客業と共通していると思います。

就業規則とかも規則は規則としてありますが、でもこの場合はこうしてあげたいとか。このようにしてあげたほうが、 その方にとって心の負担が少ないんじゃないかとか。いろいろ考えることが多いですね。

みんなの「心の負担」をいかに減らせるか?が今後のテーマかもしれません。

船釣り後にみんなで釣果を記念して

すごくいい方に恵まれて、働けているので、みんなの「やりたい」を叶えてあげられたらいいなって思っています。簡単ではありませんが、私の挑戦ですね。

あとは入社してすぐの方が、今よりもさらに早く組織に順応できるような仕組みをつくれたらと思います。知りたいことがあったときにすぐ調べられるよう、ドキュメントで記したほうが良いこともまだまだあるので整えていきたいです。

120%のパフォーマンスをすぐ出せるような環境にしたいですね。

社長の若槻さんはどんな人ですか

今まではコーポレートの上長でしたが、体制変更してから機会が減ったので、先日の決起会で久々に若槻さんとお話したんですよね。

そのときに改めて思ったのが、話しているだけですごく元気をいただけるなと思って。周りを明るくさせるエネルギーをお持ちですよね。モヤモヤしてることがあっても、若槻さんに相談したり話してるだけで元気になって、自己肯定感が高まります。

入社当初も、若槻さんからエネルギーをたくさん頂いていたなぁと思い出しました。

COO藤井さんもCTO渡邊さんも、みなさん気を遣ってすごく場を和ませてくださるので、過ごしやすい雰囲気が生まれています。あと渡邊さんは、ある意味ムードメーカー的な存在なので、みんなが渡邊さんにツッコんでいる光景を見ていると、すごく楽しそうで和みます。

さらには士気の高い、攻守ともに鉄壁のGM陣が各事業部にいるので、会社として安心感があると思います。

いいバランスですね

はい、賑やかでいい組織ですね。

私含め、最近は釣りをしたことがないメンバーも増えてはいるんですけど、未経験者でも楽しんで働けるというか。とくに支障なくご活躍いただける環境になっていると思います。

船釣り中の写真

会社の文化でいえば、積極性のある人たちが集まってきていますが、そのなかでも周りを置き去りにしないように気遣ってくださる方が多いなって思いますね。

Slackの「釣り募集」チャネルで、経験者が頻繁に釣り募集していたり、イベントを催して機会をつくっています。釣り行ったら、みなさんがとても丁寧にレクチャーもしてくださるので本当に心強いし、ありがたいです。

釣れたらみんなで喜んで、今までやったことない人も輪の中に入れるような環境作りをしてくださっています。コーポレートの立場としては、メンバー間でのコミュニケーションが自然と発生していることにうれしく感じています。

入社してから一番嬉しかったことや感動したことはありますか

先日、一泊二日で行った合宿のときに、「ありがとうリレー」という催しがありました。事前に「ありがとう」と伝えたいことをみんなから募って、それを当日発表するというものでした。

そのなかで、代表の若槻さんが初期メンバーに感謝を伝えるシーンがあって、それがすごく感動しました。

「最初からずっといてくれてありがとう。どれだけしんどいときも一緒に会社をつくってくれて、本当にありがとう。」

という感じで仰っていて。

アングラーズ初期メンバー

「ありがとう」というひと言に、一体どれだけのストーリーが詰まっているんだろうと思って、心にジーンときました。

私は発表の機会はありませんでしたが、同僚に対して感謝の想いを書きました。日々助けてくださる方が近くにいるっていうのは、ほんと心強いです。他メンバーのメッセージも読む機会があり、それぞれの想いを感じられて目頭が熱くなりました!

そのような文化のアングラーズに「こんな人が向いてるよ」というのはありますか

入社後のご様子でいうと、「自分軸」がある人は働きやすいと思いますね。今事業も会社も急成長するなかで、自走して判断しながら仕事を進めていくシーンが多いです。

与えられた「裁量」のなかで、パフォーマンスを最大化されている方は、軸がしっかりしている方が多いです。業務のちょっとしたことから基本となる働き方、さらには人生にまで独自の価値観をもとに生きている方は成果を出されている印象です。

自分軸に関しては、みんな個性豊かな方ばかりですね笑。

自分が何をしたいか?をちゃんと持っている方のほうが、働いていて楽しく感じる瞬間が多いだろうなって思います。自分自身の価値観や判断軸を理解されている方には、チャンスも権限も巡ってくるという環境なので、すごく働きやすいと思います。

あとは人と関わるのが好きな人ですかね。みんなで釣りに行ったりするので、人や自然との交流や雑談が好きな人はアングラーズに向いてると思います。

これから強化していきたいことはありますか

現在、採用は全般任せていただいていますが、まだまだ理想の採用速度に至っていないのでがんばりたいですね。あと労務に関してもチームメンバーと一緒に行っていますが、総合的な知識はまだ不足しているので、自分のなかで蓄えていきたいと思っています。

長期的には、「会社がやりたいこと」をすぐできる状態にするのが理想です。個人だけじゃなく、コーポレート全体として体制を整えていくことにもなると思います。

最近上司から、「コーポレートは一つのすごく大きなプロジェクト」という話があって。裏方の仕事ではありますが、それだけ重要な任務をやっているんだと改めて実感しました。

先日の決起会で、新しくつくられたコンセプトブックについての理解を深めながら、「自分たちが何をできるか?」を一人一人話しあう機会がありました。過去の仕事場では、そのような機会がなかったので新鮮でした。

アングラーズという会社がどこを目指しているか、わたしたちの存在価値や発信していくメッセージなどをしっかり把握できたのは大きかったと思います。自分たちの考えを一人一人が見つめ直す良い機会でした。

アングラーズは、今成長の真っ只中だと思います。

この変化を一緒に楽しみながら、事業創造をしていきたい方。アングラーズの雰囲気にあいそうと思った方は、ぜひ気軽にお声がけいただけるとうれしいです。

もちろんそのときは、採用担当の私が対応いたしますので、お会いできるのを楽しみにしています♪


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