久しぶりの「物語」に感動!
魔法少女まどか⭐︎マギカを知人から薦めていただき、初めて観ました。といっても、初放送が2010年。今更なんですが💦
ぶったまげちゃいました!テーマ、ストーリー、演出、世界観、キャラクター。どれをとっても凄かったー!!今更なんですが💦💦
最近、終わりのある話、物語って少ないなーって思ってたところに、ガツンときました。終わりと始まりの物語。魔法少女が最期に魔女となってしまうという悲しい世界を終わらせた話。魔法少女が最後に安らかに消えることができる神様が誕生した神話。
私が感じたこの作品のテーマを書いてみます。感動した状態で書いてますので、かなり長いですが😓
人間が自らの命をもって成し遂げるものとは、自分自身の人生。決して、奇跡を起こすことでも、人生でたった1つの願いを叶えるためでもありません。
その奇跡とは、ほむらのセリフにあるように命であがなえる代物ではありません。なぜなら、奇跡とは、人が絶望に襲われた時に夢見るものであるとともに、そもそも起こり得ないものなのです。ですから、起こり得ない奇跡を先に起こしてしまうと、奇跡と相関を持つ絶望が必須として発生するのです。そして、希望を叶える時よりも、絶望が訪れた時にこそ、自分が本当に叶えたかったことが分かってしまうことで自己嫌悪に落ち入るとともに、「本当の願望」が叶わなかったことで更に絶望するのです。そもそも、人の願いは、状況によって常に生み出され、常に変化するものですから、「人生でたった1つのお願い」を決めることは不可能でしょう。
人生に教訓はあれど、正解などないのですから、人は常に迷い、失敗を繰り返します。仁美、恭介、母親も、そして、恋人といつもうまくいかない先生も、みんな一生懸命に生きているのです。しかし、だからこそ、人は多くの希望を持ち、奇跡を夢見て生きていくのです。
一方、魔法少女は、全く異なります。
彼女たちは、一度の契約で全てが決まってしまう。即ち、間違いが許されないのです。たった1つの願いを叶えたことで、希望を失い、絶望に包まれて魔女になる魔法少女の運命。人は、それを幸せと呼ぶのでしょうか。
母親や先生は、成長した大人、即ち少女が成長した姿であり、人間の世界そのものです。そして、仁美や恭介は、まどかと同年代の未だに成長している、普通の少女達の代表です。
彼女達は、魔法少女と対になる存在なのでしょう。
魔法少女の生き方を通して、人の幸せ、人生、そして、生きる意味とは何なのか。それがこの作品のテーマだと思いました。
長文、ここまで読んでいただき、ありがとうございました😊
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