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【問題準備不要】お手軽パフォーマンステスト【英語】

こんにちは、渡部です。

今回は英語授業のパフォーマンステストを1つ紹介します。

「学期に1回はパフォーマンステストをしたい!」
「けど、準備が大変・・・」

と考える先生も多いかもしれません。
私も以前は同じように感じていました。
何枚か質問シートを準備してテストをしたり、絵の描写テストをしたり色々試したのですが、なかなか納得いくテストができませんでした。
試行錯誤の中で生まれたのが今回紹介するテストです。
このテストであれば、問題準備が不要になります。
35人学級であっても、ALTと2人で1時間の中でテスト完了することができます。

題材は〇〇

私がパフォーマンステストで使っているのは教科書です。
教科書の本文を活用しています。
教科書の文章は1回しか使わないのはもったいないです。
教科書は全国の素晴らしい先生方が膨大な時間をかけて制作しています。
題材も表現も洗練されているのが教科書。
その教科書を再利用する機会が私のパフォーマンステストです。

パフォーマンステストの実際

パフォーマンステストの流れを具体的に紹介します。

テストの予告

テストの1週間前までにパフォーマンステストの実施を告知します。
「○月○日の授業でパフォーマンステストを実施します。」
「教科書のUnit○Part○・○・○のうちから1つを指定します。」
「評価するのは3つです。」

<板書>
①教科書の音読
②内容に関する質問2問
③みなさん自身に関する質問2問

このようにして事前に伝えることで、生徒は音読の練習をする必要性を感じて学習に取り組みます。
発音も意識するように伝えることで、rやl、thの発音に意識を向けます。

テスト当日

当日はALTや他の英語科の先生と2人体制でテストを実施します。
試験の公平性を保つ意味で、1時間の授業でテストを終えるのがベターです。
事前に評価のルーブリックを一緒に試験官をする先生と基準を充分に共有することを大切にしています。

テスト開始

テストは廊下や別室などで実施します。
タブレットでルーレットを準備して、どのページを読むかをその場で決定するのがオススメです。
ランダムにして、程よい緊張感を与えます。

音読

まずは教科書の音読です。
事前に練習する生徒も多いですね。
評価基準は声量・発音・抑揚の3つです。

教科書の内容に関する質問

次に教科書内容に関する質問をします。
質問で使う質問は学期に扱った内容を入れるようにしています。
現在進行形を扱った学期のパフォーマンステストでは、What is Kaito doing now?のような質問をするようにします。

生徒自身に関する質問

これは生徒個人に関する質問です。
What time did you get up this morning?
Where do you want to go this weekend?
などの質問を2問します。

参考にしているのは○○

ここまで読んでいただければお分かりの方もいるかもしれませんが、英検二次試験を参考にテストを実施しています。
多くの生徒が英検を受検することや、テスト方法が生徒にとってわかりやすいことからこの形を採用しています。

パフォーマンステストをどのように行うかで悩まれている先生の参考になれば嬉しいです。

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