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悩みを解決してくれる専門家を探そう!!

こんばんは!

関東近郊でフリーランスで活動するS&Cコーチ兼パーソナルトレーナーの姉﨑 伸と申します。
前日のトレーニングでバチバチに筋肉痛が来ています。
明日には痛みのピークが来そうです…


さて、さっそくタイトルの話題に入っていきます。
ここ数か月~数年で、俗に言うトレーナー界隈で頻繁に話題に上がるのですが、「トレーナー」という職業についてです(「スポーツトレーナー」とも言われるかもしれません)。

これを読んでいる方は「トレーナー」と言われる方たちが、何をしている人なのか正確に把握しているでしょうか?
実際は「トレーナー」という職業は無く、「トレーナー」という言葉の中に多くの職業がごっちゃまぜになっているのが現実です。

なぜこの「トレーナー」という言葉の意味の把握が重要なのかというと、トレーナー側とトレーニングを受ける側のミスマッチを無くすためです。
お互いに時間のムダですからね。
では実際どんな職業の方たちがいるのか紹介していきます。
難しくて長い表現だとわかりにくいのでなるべく短めに。

結構いろんな職種があるので、「トレーニング」「リハビリ」「治療」と分けるとわかりやすいです。

1.トレーニング

①ストレングス&コンディショニング(以下S&C)コーチ
ウェイトトレーニングを始めとするトレーニングを通して、アスリートの競技パフォーマンス向上やケガのしにくい身体作りのサポートをするトレーニングの専門家です。
主にチームや複数人数に対して指導します(1対1の場合はパーソナルトレーナーです)。
スポーツによっては、フィジカルコーチ・コンディショニングコーチ・ストレングスコーチなんて言ったりもします。
ケガをしていない選手の体力強化が専門領域なので、ケガ人のリハビリ等を担当することは基本ありません。
代表的な資格は全米S&C協会のCSCS(認定S&Cスペシャリスト)、日本トレーニング指導者協会のJATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)があります。

②パーソナルトレーナー
1対1(または数人)での指導をする人のことを指します。
このパーソナルトレーナーも得意とする分野は様々で、
・S&C
・ダイエット、ボディメイク
・自重トレーニング
・体幹トレーニング
・ストレッチ
などなど多岐に渡るので、正直この「パーソナルトレーナー」という言葉も解釈がめんどくさいなぁと思います…(笑)

2.リハビリ

③アスレティックトレーナー(Athletic Trainer:以下AT)
基本的にはチームに属し、アスリートの健康管理やケガ予防、ケガの救急処置、アスレティックリハビリテーション(日常生活から競技復帰までのリハビリ)など、多くの範囲を担当する専門職です。
代表的な資格として日本スポーツ協会(JSPO)のJSPO-AT、全米アスレティックトレーナーズ協会(NATA)のNATA-ATCがあります。

理学療法士(Physical Therapist:以下PT)
病気やケガなどで身体に障害のある人や障害発生が予測される人に対して、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。

上記のATとPTの教育過程にウェイトトレーニングを中心とするS&Cを専門的に学ぶ機会はありませんし、後述する柔道整復師や鍼灸師が行う治療行為は日本国内では認められていません(アメリカではATは準医療従事者として位置づけられているので医師の診断のもと治療行為を行うことが認められています。柔道整復師や鍼灸師の資格を持っていれば話は別です。)

3.治療

柔道整復師
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる施術(柔道整復術)を施す専門職です。

鍼灸師(はり師・灸師)
鍼や灸を用いて、生体に刺激を加えることで元々身体が持つ治癒力を高める治療法を行う専門職です。

上記の柔道整復師と鍼灸師の教育課程でアスレティックリハビリテーションやトレーニングについて専門的に学ぶ機会はありません。


簡単に書きましたが、以上のように一口に「トレーナー」と言っても多くの専門分野があります。
もちろん、複数の資格を持って活動していたり、他分野を一からしっかり勉強して複数分野をトップレベルで指導できる人もいますが、そのような方は稀に見る天才タイプだと思います。


ですが世の中いろんな人がいるもので、「なんでもできます!なんでもお任せください!」なんて謳っている人もいたりします。
あくまで個人的な意見ですが、しっかり学んでいけばいくほど、簡単に「○○できます」とか「○○すれば簡単に○○できるよ!」なんて言い切れなくなると思うんです。
なので、簡単に言い切っちゃうタイプの人を見ると、むしろ胡散臭く感じてしまいます。


4.まとめ

本記事のまとめです。
上記で紹介しただけでも多くの専門分野があります。
せっかく身体のことを考えて何かを始めようと思っているのなら、自分の悩みを効率的に解決してくれる専門家を頼るべきです。

痩せたいのに鍼灸師に頼ったりするのは、おいしいラーメン食べたいのにお寿司屋さんに行っちゃうくらい方向性が違うと言っても過言ではありません(鍼灸師の資格を持つ人全員が痩せさせる手段を持ってないということではないです)。

そのほうがお互いにwin-winの関係が築けるはずです。
そのためにも、専門家を探す際は事前に
・自分の悩みは何なのか?
・頼ろうとしている人は何ができる(得意な)人なのか?
をしっかりリサーチしましょう!!

以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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