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いい練習とは? 練習の成果の盲点(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。今日は練習の振り返りの話
1.いい練習とは?
いい練習の定義はいくつかありますが、柔術の練習について言えば「技術的な収穫があること」と言えるでしょう。ただ本数をこなして体力をつけるだけの練習はいい練習とはいいがたいです。強度の高い練習で体力をつけるのが必要な時期もありますがそれだけだと強くなるのは難しいです。
2.「満足感がある=いい練習」なのか?
これが盲点です。「あ~、いい練習だった!!!」と満足感があることががいい練習とは限りません。ランニングをした時のような爽快感が出るスパーは自己満足になりがちです。
練習とは「できないことできるようにする作業」です。それを通して成長します。なので、気持ちよくガンガン技を決めるスパーは「できることをできる相手に決めているだけ」の可能性があります。
3.「モヤモヤした練習=いい練習」だったりする
悩みましょう。悩んで課題を見つけましょう。
できないことができるようになったらすぐにできないことを見つけてそれに取り組みましょう。
もちろんできるようになった時の快感は大事です。でもそれに満足せずにまた新たな課題に取り組むことが大事です。柔術道は果てしなき道であります。
4.まとめ
自分が白帯の時、めちゃくちゃ強い先輩が自分をボコボコにした後に、悩んでいる顔であーでもない、こーでもない、といいながら技研していたのを思い出しました。
「あんなに強くてなんでもできるのに何を悩むことがあるんだろう」と思っていましたが、逆に当時の自分は考えなさすぎでした。もっと考えて悩んでやっていればもっと強くなれたのになあ、と思います。まあそれは考えても仕方ないです。
満足感も達成感も充実感も大事です。それがないと続けられません。でもそればかりを求めず、すぐに次の課題を見つけてまた悩みましょう。悶々とモヤモヤと悩んでカメのような歩みで果てしなき道を進むのが柔術道であります。
2024/5/21 アンディ
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