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GWにおすすめの冒険映画3選!【お家で冒険の旅へ出掛けましょう☺️】

三度の飯より冒険映画が好きなアンドウがお勧めする、絶対好きになってもらえる冒険映画をご紹介したいと思います。まず、冒険映画とはなんぞや?という話ですが…明確な規定はありませんw
例えば、ロードオブザリングの様な”実際に主人公が冒険に出かける物語”はもちろん王道の冒険映画です。スタンドバイミーの様な”日常を抜け出し、外の世界を見に行く物語”も冒険映画。そして、ドライブマイカーの様な”冒険らしい冒険はしないけれども、主人公が旅に出かけ、学びを得て、成長する物語”も勝手に冒険映画だと思っています。その上、遠くまで旅をしなくても、身近な場所だとしても、そこで新しい挑戦や学びを得られる所へ出向いて行く物語であれば、冒険映画だと僕は思っています。ミクロキッズも家の敷地内からは出ていませんが、歴とした冒険映画です。すみません、勝手な感覚でw


大冒険へと連れ出してくれる映画「LIFE!」

映画「LIFE!」はジェームズ・サーバーの短編小説をノーマン・Z・マクロード監督、ダニー・ケイ主演で映画化した「虹を掴む男」(1947)を、ベン・スティラーの演出により、リメイクされた冒険映画です。主演は、本作の監督も務めたベン・スティラー、共演にはアイアムサムのショーン・ペン。

主人公のウォルターは、ニューヨークで暮らす平凡な男…特に誇れるものは無いし、自慢できる経験なども何も無い…そんな経験をする為に行動する勇気もない…その上、好きな人にその想いを伝える事もできず、悶々と暮らしている。そんな時、勤めている「ライフ誌」がデジタル移行する事になり、写真のネガを管理する部署で働くウォルターもリストラ対象となってしまう。時代の流れには逆らえない事は理解しつつも、新しくデジタル移行の為にやって来た上司は嫌なやつで、気が滅入る。だが最後の仕事は責任を持ってやり遂げたいと思っている。ウォルターは自分の仕事に誇りを持っていて、手を抜いた経験もない。様々なカメラマンから信頼も得ている。世界的カメラマンのショーンもその一人。ショーンの新作写真をライフの最後の表紙に使う事も決まり、最後の大仕事と思い、ショーンの新作写真の現像を始めようとする。だがその大事な一枚が見つからない…ショーンは変わり者で、携帯なども持っておらず、世界中のどこにいるのかもわからない…ウォルターは悩んだ挙句、背に腹は変えられないと、ショーンが残した少ない情報を元に、彼を探す為に空港へと向かう。

まさに冒険映画ど真ん中の作品!

前回の投稿でもお話しした「主人公が様々な葛藤と障害を乗り越え、成長する」と言うパターンの映画です。印象的なのが、映画冒頭でウォルターはマッチングアプリのカスタマーサポートに「どんな経験をしてきた?」と聞かれ、何も答えられません…でもショーンを探す旅に出た後は、誰も経験した事のない冒険譚を次々とそのカスタマーサポートに話すシーンがあり、カスタマーサポートを大いに驚かせます。ほんの少しの勇気をふり絞れば、どんな事にも挑戦出来るという事をウォルターは体現してくれます。日常で僕らは、色々な事を後回しにしています。仕事が忙しいから、家族の事で時間がないから、今はお金がないから…いつかやろうとは思ってる…
そんな「いつか」なんて本当に来るのでしょうか?ウォルターも「写真が見つからない」と言う大事件がなければきっと、今も動けないままいたでしょう。でも切羽詰まった状況になり、彼は世界に飛び出す事が出来た。でもそんな切羽詰まった状況にわざわざ自分を追い込むなんて無理だよ…と思いますよね。でも僕らにこんな大きな冒険は必要でしょうか?ほんの一歩別の方向に足を向けられれば、人生は変わるのでは?この映画は、皆さんの足を別の方向へ一歩動かしてくれる映画です!観終わった後、きっと一歩を踏み出したくなると思います。
映画の最後にはあっと驚くサプライズも用意されているので、ぜひ楽しんでご覧ください。


ひと夏の冒険が人生を変えてくれる映画「プールサイドデイズ」

プールサイド・デイズ』(原題: The Way Way Back)は、2013年にアメリカで公開されたコメディ映画。ナット・ファクソンジム・ラッシュが監督と脚本を務めた。40歳の童貞男のスティーヴ・カレル、月に囚われた男のサム・ロックウェル共演作。

主人公のダンカンは14歳。母親の恋人であるトレントにバカにされ、見下されながら暮らしている。ある夏の日、トレントが所有する海辺の別荘に遊びに行く事になり、ダンカンも嫌々ついて行く…そこではトレントの娘に煙たがられ、大人たちの中には入っていけない…全く居場所が無いダンカン。そんな日々の中で、ダンカンはウォーターパークでマネーシャーをする適当男、オーウェンと出会う。オーウェンの会話はいつもジョークと嘘にまみれている…ダンカンはオーウェンのジョークをまともに受け取ってしまう。それはダンカンの近くにジョークで笑わせてくれる人がいなかったから。そんなオーウェンの誘いにより、ダンカンは彼の元でアルバイトをする事になり、様々な人に出会い、自分の居場所を自ら見つけ、様々な経験をし、夏を楽しむ様になって行く。

”点数をつける大人”と”降りてきてくれる大人”

映画の冒頭、母の恋人のトレントはダンカンに「自分を10点満点で点数をつけるなら何点だと思う?」と問いかける。ダンカンは「自分は6点だ」と答える。でもトレントはダンカンに「お前は3点だと」返す。トレントはダンカンに成長してもらいたい、もっと良い方に進んで欲しいと思い言ったのだが、そもそも人を「点数」で評価し、3点と決めつける行為自体が間違っている。人はそれぞれだし、何をもって10段階に分けられるのか?も明確ではない。それを勝手な尺度で3点とする。最悪の行為だと思う…こんな大人っていますよね?夢なんて叶うはずがない。無駄な努力はするべきではない。才能がないのに続ける意味はあるのか?自分の尺度で相手を決めつける行為…子供が自信を無くす原因…
でもダンカンはウォーターパークのマネージャーのオーウェンと出会います。オーウェンは一見すると頼りなく、仕事も適当にこなす男。でも彼は誰も差別する事はありません。全ての人を受け入れる男。夢を叶えると言い続けているが全く動く気がないダメな同僚、生意気な口を聞いてくるガキども、そして居場所が無くやりたい事もないまま逃げて来たダンカンも受け入れてくれます。そして彼らと同じ目線まで降りて行き、目を見て話をしてくれます。それは母でもしてくれなかった事。ダンカンはオーウェンに出会う事で抑圧から解放され、本来持つ姿へと成長して行きます。社会で生きる事や夢を叶える事はとても大変なので、時にはトレントの様な厳しい意見を持つ事も必要なのかも知れません。でも僕は一生オーウェン側の人間でいたいなって思います。この映画は14歳の思春期の男子の小さな冒険の話ではありますが、皆さんの物語でもあります。皆さんにも周りの人たちにとってのオーウェンであって欲しいなと思っています。
夏に向けておすすめの映画です。ぜひご覧ください。


諦めない男が人々を変えていく壮大な冒険映画「ターミナル」

映画「ターミナル」は2004年公開のアメリカ映画。ジュラシックパークやシンドラーのリストのスティーヴン・スピルバーグが監督を務め、フォレストガンプのトム・ハンクスが主演を務めた、友情と恋愛も楽しめるコメディー作品。

トム・ハンクス演じる主人公のビクターは、ある想いを胸にニューヨークへとやって来たクラコウジア人。だが彼がクラコウジアを出国し、ニューヨークに向かう最中に母国で事件は起こった。クラコウジアでクーデターが起こり、政府が消滅し、新政府が新しい国を建国。その事で、パスポートは無効となり、ニューヨークのJFK空港で期限の無い足止めを食う事となってしまうビクター。言葉も通じず、お金もない、その上、誰も助けてはくれない…そんな最悪な中、彼は一人で生き抜く手段を探し始める。

諦めると言う言葉(英語)を知らない男

ビクターはこの冒険映画の中で何一つ成長しません。え?そんな映画見たい?と思うかもしれません。見たくなります!と言うのも、ビクターはもうすでに最大の目標が明確にあり、それに向かって突き進んでいるので、成長する必要がないのです。彼の目の前には、彼の目標へ向かう道を妨げる幾つもの困難が用意されているのですが、彼は悩みもせず、全て突破して行こうとします。それはお金の問題、言葉の壁、空港職員からの妨害工作…でもビクターは諦めません。というか諦めると言う英語すら知りませんw
すると彼を見ていた周りの登場人物が、彼に影響され、成長を始めて行きます。好きな人に告白出来ずに悩んでいる若者、不倫を良くないとわかっているのにズルズルと関係を続けてしまっている女性、罪を犯したがそこから目を背けて生きる老人。みんなが彼の勇敢な行動に背中を押され、それぞれの持っている葛藤と対峙する事になります。時には幸せな結末を迎える事もありますが、そうで無い事も人生では起こります。でも目の前の葛藤と対峙し、それを乗り越えようと挑戦する事は人生に取ってとても大切な事だと思います。この映画はほとんど全て空港内での出来事で構成されています。え?今回って冒険映画の特集だよね?と思う方もいるかも知れませんが、この映画は歴とした冒険映画です。ビクターにとってJFK空港は未知の場所。そんな未知の場所で、たくさんの障害を乗り越えて行く姿は、正に冒険者。空港は冒険の出発点のイメージがありますが、初めて訪れる人にとってはとても不安な場所です。皆さんも海外の空港で、税関の列に並び、何も悪い事をしてないのに、足が震えた経験などありませんか?僕も最初に海外へ行った時に「斉藤寝具店、そう言えば通してくれる…斎藤寝具店…あれ?佐藤工務店だっけ?…」足を震わせながら、そう考えた事を思い出しました。そして税関の職員に入国のスタンプをもらった時、大きな宝物を手に入れた”勇者”になった様な誇らしい気持ちになりました。新しい経験、新しい挑戦、全てが冒険だと思っています。この「ターミナル」という映画は、そんな新しい経験、新しい挑戦をした事を思い出させてくれる素晴らしい映画です。ぜひ楽しんで観てみて下さい。

如何でした?観たくなりました?どの映画もとてもポジティブな気持ちになれる素敵な映画です。一人で見るのも楽しいですし、友達、恋人、家族みんなで観てもらいたい映画です。ぜひご覧ください!

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