アンラーニングの重要性
こんにちは!
採用マネージャーの高嶋です。
今回は、オクトの採用時に重要視する要素の1つをお話したいと思います。
前回も採用の際に見ているポイントをお伝えさせて頂いているのですが、今回は主に役職者の採用の際に、要視している部分をお伝えします。
前回の記事はこちら↓
オクトの役職者採用では、何を見ているのか。
何を求めているのか。
基本的なベースは同じです。
もちろん、スキルはクラスが上がれば、それ相応の高さを求めます。
その上で、オクトならではの要素があるのです。
それは、「アンラーニングできるかどうか」ということ。
アンラーニング、あまり聞きなれない方も多いかと思いますが、
ご自身の知識や価値観を意識的に捨て去り、再び学び直すことを意味します。
これって、経験を多く積まれてきた方ほど、すごく難しいことなんですよね。
ここに関して、もう少し噛み砕いて話をします。
なぜ、アンラーニングが必要なのか
究極を言えば、どのポジションの方も、オクトに入社したらアンラーニングが必要になります。
理由は簡単で、業界のリアルを知る必要があるから。
その為に、どのポジションの方でも、現場から始めなければいけないということです。
私たちは、上辺だけのプロダクトを生み出している企業ではありません。
建築・建設業界の人々を本気で幸せにできるプロダクトを生み出す会社でありたいと思っています。
その為には、どれだけ現場を知っているのか、どこまで解像度を高く思考出来るのかが重要。
現場を知らずして、自身の知識だけで動いても、役に立つことはできない。
それに気付いた時に、どうするのかということですね。
今まで培ってきたスキルだけでは、戦えないと気付いた時に、
良い意味でプライドを捨ててもう一度学びなおそうと思えるのか。
がむしゃらになれるのか。
ポジションが上がるほど、難しい
アンラーニングの必要性は頭では理解出来ても、実行するのは想像以上に難しいことです。
特に、役職がついたり、社会人歴が長くなればなるほど。
前職までの経験や知識は、自信として蓄積され、その人を構築するプライドの一部になっています。
それを捨てて、一から学ぶなんて、それなりの覚悟がないと出来ないこと。
普通に考えれば、役職を上げて、ちやほやされる会社に転職した方が楽ですから。
苦しい期間がありました
私自身も同じような壁にぶち当たったことがあります。
恥ずかしい話ではありますが、オクトに入社をしてから、自身のレベルの低さに苦しむ機会は本当に多くありました。
前職までスムーズに出来ていたことが、圧倒的な知識量の差と解像度の低さに頭を抱えることが本当に多くて。
人事としては、社内が「現場」にあたるワケですが、現場を知ることを重要視するオクトだからこそ、現場を知らずして発言すること、いわゆる上辺のコミュニケーションでは通用しない。
前職までの役職や、自分の経験が、まったく武器にならないのかもしれないと思った瞬間の恐怖は、体験した人にしか分からないかもしれません。
自分の経験って何だったのだろう、自分って何も出来ない人間なのかもしれない
そんな風に自信をなくす場面も沢山ありました。(常にポジティブ思考な記事を書く私も、ひっそりとセンシティブな時期がありました。)
その過程を経験した私が辿りついた答えがあります。
そもそもなぜベンチャーに転職したのか
私は、なぜオクトに、ひいてはベンチャー企業に転職したのか。
転職するタイミングで、大手の選択肢もありました。チャンスもありました。それでも、ベンチャーを選んだのは、なぜだったのか。
さまざまな理由はありますが、
その中に、自身の成長というキーワードがありました。
今までの経験を役立てたい。
でも、そこに留まりたくない、まだまだ成長したい。
そんな想いを胸に、ベンチャーのオクトを選んだのです。
アンラーニングは成長するタイミングでもある
そう考えると、アンラーニングするということ、プライドも肩書も全てを捨てて、一から学ぶことは、決して恥ずかしいことでも何でもないと思えたのです。
そこで逃げることの方が、よっぽど恥ずかしいなと。
現場を知ることで、新しい知見が生まれ、新しい発見があり、自分の知らない可能性がまだ眠っているのであれば、がむしゃらにもがいてみてもいいんじゃないか。
成長する為に、ベンチャーを選んだ。
ちやほやされたいだけなら、もっと生ぬるい環境を選ぶことが出来た。
それなにに、その成長を邪魔するプライドって、本当になんの意味も成さない。オクトにおいては、なおさら。
そのプライドが捨てられないのであれば、今までの経験だけで評価されたいのであれば、承認欲求が高いのであれば、ベンチャーに転職する意味は、そこまでないのかもしれない。(ベンチャーの定義が難しいのですが、オクトを基準に話しています)
オクトに入社して、何を得たいのか
ポジションが上がるほど、アンラーニングの難易度が上がるが故に、役職者採用で見ている要素としてお伝えしましたが、オクトに入社した社員はほとんどの方が一度はぶつかる壁だと思っています。
その時に、その機会をどう受け止めるか。
社員もしくは未来の社員が、どんなことをオクトで成し遂げたいと思って入社してきたかが重要なのかなと。
成長したい、ミッションを成し遂げたい…
何かしらの強い想いや軸があるのであれば、その壁を乗り越えて、本気で現場を知ろうとアンラーニングする勇気を持って欲しいなと思いますし、その覚悟を持って入社して頂きたいと思います。
本当に難しいことですし、苦しいことですし、自己嫌悪に陥ることだってある。それは経験者が故に十分に理解できます。
でも、そこで逃げるくらいなら、オクトに入社する意味って何だろう。
言い換えれば、オクトに入社して、アンラーニングすることで見いだせる意味合いが必ずあるはずです。
今いる社員も、これから入社する社員も、そしてもっと未来で仲間になるかもしれない方も、オクトで何を成し遂げたくて、その為にどこまでアンラーニングする勇気を持てるか、一度自身と向き合って欲しいなと思っています。
そして、その答えが出た方も、答えに悩んでいる方も、
ぜひ皆さんの想いを聞かせて頂きたいなと思います。
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余談:ちなみに、わたしは人事として向き合う現場「社内」を知ることとに併せて、現場監督との一日同行を計画しています。それは、社員が携わる、ひいてはANDPADが携わるリアルを知りたいと思ったから。
やれることは何でもやりたい。
現場を知れる機会は、自分から何でも掴みにいきたい。
まだまだではありますが、そんな想いを持って業務に取り組んでいます。
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