【インタビュー】転勤妻に共通する悩みとは? 〜キャリアの継続を諦めない働き方〜
こんにちは。&donutsプロジェクト広報の近藤です。
8月に入り暑い日が続いていますね!今年は6月終わりからすでに気温が高く、数年前まで東北暮らしの暑さが苦手な私には辛い日々が続いています(笑)。皆さんも体調を崩さず、猛暑を乗り切りましょう。
さて先日、私同様、夫の転勤帯同経験のある、メンバーに話を聞きました。
退職や引っ越しなどを経験したメンバーたちには共通する話題がたくさんあり、&donutsと出会ったことでキャリアへの考えがどのように変わったのかを話してくれました。
前回の海外転勤に帯同経験のあるメンバーの記事に続き、今回は国内の転勤帯同経験があるメンバーの話をお届けします。
「転勤妻」の経験がある方はきっと共感していただける部分があるはずです!
転勤妻ならではの悩み!1番欲しいと感じたのは「時間の猶予」
まずはじめに「なんで転勤が決まってから引っ越しまでこんなに時間がないのか」という話題になりました。
多くの企業では、辞令から2ヶ月、短い時には1ヶ月以内で引っ越しの場合もよくあると思います。
すぐに物件探しを始めた場合でも、理想の新居に出会える可能性は少ないですし、早く決めないとどんどん空きがなくなってしまいます。
引っ越しの準備に加えて、転居や転園・転校などの手続きなどでももちろん時間を取られるので、もっと時間の猶予が欲しかったと感じるメンバーが多くいました。
〜メンバーの声〜
・4月に辞令が出て5月に家探しをしたときは、物件がなさすぎて大変だった。
・子どもの小学校はすんなり手続きができたけど、保育園・幼稚園は苦労した。ただでさえ、待機児童問題で入ることが難しいのに、転居の手続きが終わっていないと申し込みすらできず、3月の時点で定員に空きがあったとしても、4月の引っ越したあとに空きがなければ転園できない。
・引っ越した時点で共働きでない場合は、その時点では幼稚園という選択肢しかない。地域によっては幼稚園が少ないところもあるので苦労した。
・いきなり転勤があることが前提なので未来の予定が立てられなくなってしまった。
退職の選択とキャリアの断絶を経験
次にメンバーに共通していたことが、「キャリアの断絶」でした。
「断絶」なんておおげさだな!と思う方もいるかもしれません。でも、転勤に帯同する家族にとって、自分が長年積み重ねてきたキャリアを手放す選択をすることはまさに断絶とも言える出来事だと思います。
今回、集まったメンバー5人全員、夫の転勤によって退職した経験がありました。働き続けたいと思っても、仕方なく退職の選択をするのは悲しいことですよね。
〜メンバーの声〜
・働き続けたかったので、転勤当初は夫の単身赴任だったけれど、周りから「なんでついていかないの?」と言われることも多くなったため、退職してついていくことを決断せざるを得なかった。
・夫の会社の規定で、子どもの年齢が小さいうちは転勤に帯同しないと手当が出なくなってしまうため、帯同の選択しかできなかった。
・転勤に帯同してキャリアが断絶するたびに、自分のキャリアに対してモヤモヤした気持ちになっていた。
転勤妻の再就職のハードルは高い!
転勤妻の再就職のハードルに関してはTwitterなどのSNSでもよく目にします。
再就職が難しい理由はさまざまあるかと思いますが、転勤に帯同していることがすぐ分かる履歴書があることも理由の一つとして挙げられます。
採用する企業側にとっては長く働ける人材を採用したいのはあたりまえのことなので、採用面接では「どれくらいで転勤になるのでしょうか?」と必ずと言っていいほど聞かれます。
とはいえ、ほとんどの会社では決まった周期での転勤ということはないので、家族としても転勤時期が読めず、採用面接で次の転勤時期を聞かれ、「分かりません。早くて2、3年先でしょうか・・・」と回答し、採用が見送られることがあったというメンバーの実体験もありました。
「就職できても、すぐ退職することになるかもしれない。」そんな思いを抱えながら就職活動をしていたメンバーも多くいました。なかには長く働くことを諦めて、派遣の仕事を転々としていたというメンバーも。
また、転勤の時期によっては求人が少なくて苦労したという意見や、自宅近くの企業のHPを片っ端から検索し、求人情報を集めていたという話もありました。
〜メンバーの声〜
・ただでさえ年齢があがればあがるほど、再就職が難しくなるのに、長く働けないと分かるとさらにハードルがあがって辛かった。
・求人は1月がピークでそれを過ぎてしまうとだんだんとなくなってしまう。4月に引っ越してそこからの情報収集では遅すぎる。
・引っ越しが決まると、「引っ越し先の物件情報」「子ども関連の手続き」「自分の仕事探し」をセットで探して、できるだけ引っ越し先で素早く行動に移せるようにしていた。
働かないという選択肢はなかった!
キャリアの断絶や再就職のハードルを経験しても、多くのメンバーが口にしたのが、「働かないという選択肢はなかった」という言葉でした。
もちろん子どもがいれば、子育てにもお金がかかるので、夫婦共働きのほうが稼ぎが良いという理由もあります。
それ以外にも、社会とのつながりを絶やしたくないという気持ちの面も大きいことが分かりました。
私自身も慣れない土地でゼロからコミュニティーを探すのは簡単ではないと感じています。働くことで職場とのつながりが、「一人ではない」と思え、安心感を与えてくれます。
また、&donutsメンバーは学ぶことへのモチベーションが高いので、「何かやらないと!」という気持ちになる人が多いのかもしれません。
〜メンバーの声〜
・慣れない新しい土地はやっぱり寂しさもあるので、仕事をすることで寂しさも紛れる。
・職場の人とのつながりがありがたい!社会とつながってさえいれば、無理に他のコミュニティーを求める必要もない。
・何かやっていないとモチベーションが下がってしまう。
転勤帯同=キャリアストップではなくなった
働くことを諦めなければ、仕事は何かしら見つけることができると思います。
しかし、転勤帯同を経験をしてきたメンバーにとって、どの土地でもフレキシブルに働くことができ、仕事を辞めずに続けられる環境はなかなかありませんでした。
&donutsは、キャリアを止めることなく働くことができる環境なので、引っ越し先でも安心して働き続けることができます。
&donutsに出会い、キャリアの継続を実現することができたメンバーは「もっと早く出会いたかった」と話してくれました。
〜メンバーの声〜
・夫の転勤で引っ越すことになったとき、&donutsではフルリモートを導入する前だったにもかかわらず、新天地でも仕事を継続することを勧めてくれた。&donutsのリモート化が進み、今ではよりアグレッシブルにチームメンバーと働くことができるようになって充実している。
・コロナ禍前は仕事と仕事をする場所がセットで、転勤の度にどうしても退職せざるを得ない状況だった。この数年で、クライアントもオンラインミーティングを受け入れてくれたり、&donuts以外の企業も働き方やコミュニケーションの幅が広がっていることがうれしい。
・キャリアや職場環境のリセットの心配がなくなり、メンタル的にも安心して仕事に取り組めるようになった。
さまざまな環境を経験したからこその柔軟性が「武器」となる
&donutsに出会うまで、さまざまな職種についてきた経験があるメンバーもいました。どんな経験であっても決して無駄なことはなく、今の&donutsの業務に役立っていると話してくれました。
転勤妻はいろいろな環境を経験してきたからこそ柔軟性に優れているはずです。その柔軟性が武器となり、社会で活躍できるチャンスがまだまだたくさんあると感じています。
私自身も夫の転勤で次はどこの地域に行くことになるか分かりませんが、キャリアの継続を諦めたくないという気持ちでいます。
これを読んでくれた方が自分のWill(なりたい姿ややりたいこと)が一つでも実現できるよう願っています。
&donutsではHRチームによる継続的なキャリア自律支援の一つとして、社内向けのワークショップ「キャリア・カフェ」の中でWillにフォーカスし、自己理解を深める機会もあります。
また、社外の皆さまにも自分自身のキャリアを見つめ直し、「自分らしく働く」ことを大切にしていただきたいという想いから定期的に「andonuts CAFE」と称して対話型のイベントも開催しています。
私たちと一緒にキャリアの継続にトライしてみませんか?
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