【&donutsコラム】変わりゆくライフステージと共に。自分らしく、キャリアをデザイン
はじめまして。株式会社イノベーター・ジャパン &donutsプロジェクトです。&donutsと表記して「アンドーナツ」と読みます。
アジア発のビジネスデザインカンパニー「イノベーター・ジャパン」は、企業のデジタルトランスフォーメーションに関わるコンサルティングをし、システムインテグレーションからオペレーションまでを一気通貫で担うことを強みとしています。&donutsは、その中のオペレーション部分を担っています。
2017年1月に柏の葉キャンパス(千葉県柏市)、2019年3月に湘南(神奈川県藤沢市)にオフィスを開設しました。ダブルワークや育児中で自由度の高い働き方を求めるメンバーが集まり、23名で職住近接の新しい在り方を追求しています。
自由度の高い働き方を可能にしているのは「チーム力」。業務の属人性をなくしたり、フローを整えて効率化を図るなど、生産性の高いオペレーションができるよう、様々な業界で経験を積み重ねたメンバーがアイディアを出し合っています。
当プロジェクトの原案となったのは、2015年にデンマークのビジネスデザインスクール「KAOSPILOT」の学生がインターンシップで共に構想した「育児休暇中の女性の働き方にイノベーションを起こす環境づくり」の絵。
円形のキッズスペースを取り囲むようにドーナツ上のワークスペースがあり、どこからでも子供の様子を伺えるオフィス。そこでは、ただ働くだけでなく、子供や働く人向けに様々な教育コンテンツが提供されている。
世界一幸せな国と言われるデンマークの「コレクティブハウス」がヒントとなったアイディアから、私たちのプロジェクトは誕生しました。とはいえ、まだ未完成のプロジェクトです。「子どもの受け入れ」「教育コンテンツの提供」を実現させるために、アイディアを出しあったり、問題や不満を課題としてとらえて解決策を探したり、…。メンバーにとってより良い環境になるよう、みんなで協力しています。
私たちが描く理想の働き方とは
人生を重ねるとライフステージは変化します。変化に合わせて働き方をデザインしていけるチームでありたいと思っています。
仕事、自分の時間、家族の時間、どこに比重を置くのか。正解はなく、自分が「心地いい」と思えるバランスをとるのは難しい。だからこそ、ワーク(仕事)とライフ(自分・家族の時間)を分けて考えるのではなく、人生の構成要素としてあえて境界線を設けず柔軟にとらえることで、双方の充実を求める働き方を目指しています。まさに「ワーク・ライフ・インテグレーション」です。
また、メンバー個々の強みを活かしたチーム力があれば、それぞれがオールマイティになる必要はありません。「自分の不得手は、他人の得意」はよくあること。お互いの違いに感謝し、強みを伸ばしていきたいと思っています。
各人でキャリアアップを図ることはもちろん、お互いが強みを持ち寄って最大限のパフォーマンスができた時の達成感は変え難い幸せです。そういう観点からも、在宅ワークではなくあえてオフィスに出勤してコミュニケーションをとっています。「競争ではなく、共創」の精神です。
そして、職住近接を選択する理由はさまざまですが、「住んでいる地域が好き」なメンバーがたくさんいます。不定期ではありますが、イベント(andonuts cafe)を開催して地元の住民・企業と交流を図っています。湘南オフィスでは、現在、初イベントを企画中。共創の環は、メンバーだけでなく地域にも広げていきたいと思っています。
「こうありたかった」経験を叶えられるプロジェクトに
女性雇用促進が進み、時短という働き方や在宅ワークが普及してきました。私自身、残業制限申請をして時短で働いていた頃、制度に助けられたけれど、申し訳ない気持ちとふがいなさを抱えて退勤していた経験があります。
また「時短で働くとキャリアアップが難しい」という声を聞きます。時間内で業務を終えるための工夫をしているも、残業をしている人が頑張っていると評価されがちな風土が残っている会社も少なくはないと感じています。
当プロジェクトはパートタイマーの雇用形態が中心ですが、Will(中長期的な目標・夢)、Can(積み重ねてきたキャリア)、Must(半期ごとの目標)をプロジェクト統括者やメンバーと共有することで、それぞれのペースでキャリアアップにチャレンジしています。
キャリアアップの例のように既存の制度に自分を合わせるのではなく、「どうあるのが適当か」という視点から物事を変容していくことを心がけています。小さな組織ゆえのフレキシブルさは、さまざまな働き方のプラットフォームとなっていく上での強みと考えています。
生活の地にしごとの和をつなぐ
初noteは、私たちの2年間の活動を当社クリエイティブディレクターが言語化してくれたものを紹介して締めくくりたいと思います。
これから、私たちの活動の中で生まれた想いや体験を綴っていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします!