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オンラインセミナー講師の心得②

こんにちは、ファイナンシャルプランナー(FP)の安藤です。

こちらの記事↓の続きで、オンラインセミナー講師をする上での「大事なこと」を僕の独自の視点でお伝えします。

ここまでお伝えしたのは、以下の3点です。

「安心感&信頼感を与え、集中できる環境に」

「最初が肝心!カメラを見て笑顔で挨拶」

「できれば参加者のカメラは「オン」で」

どれもスタート時の大事なことでしたので、今回はスタート後のポイントをお伝えしたいと思います。

投げかけは必須!参加者とコミュケーションを取りながらの「参加型」で

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対面でもオンラインセミナーでも、講師から一方的に喋り続けるだけの講義は、参加者にとっては集中力の維持が難しくなる傾向があります。

学校の授業や社会人になってからの研修で、ひたすら淡々と話し続ける講師の人、いましたよね。

「めっちゃ眠たかった」という経験をされた方も多いはずです。

(一方的に喋っているようでいて、つい聞き入ってしまう講師も当然います。でもそれって、実は「ある工夫」がされているのですよ。ちょっと長くなるのでまたの機会にお伝えしますね。)

オンラインだと、前回ご説明した「参加者もカメラオン」にしてもらっても、相手が目の前にいるわけではないのでリアクションが分からず、対面よりも一方的になりがちです。

そこで大事なのが、意図的に投げかけをすること。

僕のオンラインセミナーでは、まず最初に必ず「みなさんの中で、●●をやっている方はいますか?」といった投げかけを入れます。

いわゆるアイスブレイクにもなりますし。

そして、セミナー中も少なくとも2回はクイズを入れます。

そうやって「参加者が自分の意思表示をせざるを得ない機会」を盛り込むことで、参加者も集中力が増し、得られるものが多くなるわけですね。

講師にとっても参加者の反応が分かるので楽しいですし、モチベーションアップに繋がります。(せっかくカメラオンにしてもコックリコックリする人がいたりしますが、そんな人も減りますよ)

この工夫も両者にとってメリットがあることなのです。

テンポはやや速め!メリハリをつけながら参加者の集中力を維持させる

速いビジネスマン

講義で話すスピード・テンポは「やや速め」がお勧めです。

僕の講義はいつも「けっこう速いですね」と言われますが、「速いので聞き逃さないように集中できました」とか「心地よいスピードでした」というようなポジティブな感想をいただくことが多いです。

実際、対面でもオンラインでも寝る人はほとんどいません。

勉強でもスポーツでも仕事でもそうですが、「なんとかして着いていかなきゃ」という緊張感があることによって、良いパフォーマンスを発揮できるものです。

講義内容にもよると思いますが、基本的には「やや速め」が良いでしょう。

ただ、「ずっと同じペース」は厳禁。

参加者も一呼吸置く暇がなくて、集中力を維持するのは難しくなりますし、過度に速いと聴くのを諦めてしまいます。

速めでも、時折「間(ま)」をとって大事な点を強調したり、テンポを切り替える工夫が必要。

これは訓練をしないと難しいですが、何回か経験を積めば慣れるはずですので、オンライン講師の活躍を目指す方はぜひ意識していただきたいと思います!

大事なポイントは強調し、最重要ポイントは最後にもってくる

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これは対面でもオンラインでも共通することですが、「大事なポイントをしっかりと強調する」ことは極めて重要です。

淡々と同じペースで喋っているだけの講師だと、参加者は「どこがポイントなの?」ということが分かりづらくなります。

講師が「ここが重要」と言っても、そこをしっかりと強調できていなければ意味がありません。

言葉自体はもちろんですが、声の大きさ・リズム・投げかけといった「変化」を加えることで、参加者に「ここが大事なポイントだよ!」としっかり伝えてあげましょう。

そして、最後に「最も重要なポイント」をもってくるのも、オンラインセミナーの運営においては効果的です。

一般的にオンラインセミナーは、対面と違って「離脱率」が高くなります。

対面の場合は事前に申告した人以外は、ほとんどの人が途中退出することはないでしょう。

周りの人でそんな人はほぼいないはずですから、「自分だけ抜けるのは恥ずかしい」という、いわゆる同調バイアスの効果もあります。

しかし、オンラインセミナーは「周りの目」を気にする必要がありません。

かなり気軽に退出できてしまうのです。(無料セミナーとかだと、一般的に20~30%、多いと50%のケースもあるようですよ)

オンラインセミナーの講師をする人もしくは講師を依頼した側にとって、何らかの「次のステップ」に繋げることが一つの目標のはず。

最後までいてもらわないと、意味がありません。

そこで、「最後に一番大事なことを伝えるよ」ということを後半で伝えておくのです。

「ここがポイント」というメッセージを要所要所で挟んでくる講師に、「一番大事なことは最後に」と言われたら、

多くの参加者は「最後までいた方がメリットが大きい」と感じます。

実際、僕のオンラインセミナーの離脱率は常に5%以下です。(手前味噌ですが、タイアップセミナーの時は毎回、提携先から驚かれます)

ぜひ、このテクニックを意識的に使っていただき、せっかく参加していただいたご縁を次に繋げましょう。

あなたの(もしくは提携先の)素晴らしいサービスを提供して、参加者の問題・課題を解決してあげてください。


いかがでしたか?

以上で「オンラインセミナー講師の心得」を一通りお伝えしました。

他にも、対面・オンライン問わずであれば、セミナー講師の心得に関しては、たくさんお伝えしたいことがあります。

またちょくちょく綴っていきますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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