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学生時代に学んだ専門家という接客業

みなさん、こんにちは。
スポーツの現場で活動をしている管理栄養士兼トレーナーの吉村俊亮です。


前回の記事では、「なぜスポーツ栄養士を目指そうと思ったのか」について書きましたが、今回は「学生時代にどんなことをしてきたのか」ということについて書いていきたいと思います。

~~前回の記事は下記より~~


スポーツ栄養業界で働くことを考えている学生さんに少しでも参考になれば幸いです。

学生時代にしてきたこと 【学外活動偏】

学外活動といっても、たくさんありますが、とても一般的な大学生活を送っていました(笑)
授業はさぼらず、授業中もほぼ寝ることはありませんでしたが、、、(当たり前ですね(笑))
学校生活以外では、高校時代の友人と社会人サッカーのリーグに参戦したり、大学でフットサルサークル的なものを作り、友人と日々フットサルをしたり、小旅行的なものにもちょこちょこ行っていました。

大学での学生生活は、「人生の夏休み」とも言われていたので、たくさんのことを経験したいと思っていました。

その中でも、メインで今の仕事に繋がっていることは、

➀フィットネスクラブでのアルバイト
➁資格勉強
➂芸術鑑賞

かと思います。

フィットネスクラブで学んだ専門性と接客

私の学生生活に大きな影響を与えたのは、フィットネスクラブでのアルバイトでした。
大学1年生の冬に、オープニングスタッフ募集という求人を見て、すぐに応募しました。
というのも、高校生のときに家の近所にあったフィットネスクラブの会員になっており、部活後にトレーニングに行っていたのですが、そこで指導してくれていたトレーナーの方々に憧れを持っていたからです。

すぐに応募して、採用していただき、フィットネストレーナーとしての初歩的な知識の研修やレッスンの練習、接客、事務手続きなど様々なことを教えてもらいました。
施設がオープンしてからは、約2,500名程度の会員の方々を接する日々でした。
ボーっと立っている時間が無いように、困っている人がいないか、危険なフォームでトレーニングをしている人はいないか、施設利用が5回未満の人が来店していないかなどアンテナを張り、いつも誰かのフォローをするように言われており、実行していました。
「お客様は名前で呼んで初めてお客様」
そういったスローガンもあったため、勤務の度に3人以上は新しい人の名前を覚えるようにしたり、一度名前を聞いた方の顔を忘れないように、特徴や話した内容などもすべてノートに書きこんで、覚えるようにしていました。

トレーナーという仕事は、何も体のことだけを指導する職業ではないということを学び、同時にトレーナーという仕事は、「人の人生を変えることができる職業」なんだということも学びました。

勤務が終わる24時からは、当時のマネージャーと男性アルバイト数人でお風呂に入りながら、これからのトレーナーについて、フィットネスクラブについて色々な話を聞かせてもらっていました。
また、毎週のように、勤務外にトレーナー研修を受け、より専門性の高い勉強も受けていました。

アルバイトとは言え、トレーナーという仕事に携わっている以上、しっかりと勉強をして、少しでも関わっている会員の方の役に立ちたいという思いがありました。
現在の自分に足りないものをどんどん学び、経験していきたいと思い、トレーナーとして、また将来管理栄養士として働いたときにも役に立ちそうな資格も探しました。

学生時代に取り組んだ資格勉強

現在と将来を見据えて、取得しようと考えた資格は2つでした。
1つはサプリメントアドバイザーという資格で、もう1つはNSCA-CPTというトレーナーの資格です。

サプリメントアドバイザーの資格を取ったのは、将来的に管理栄養士を持てば必要ない資格だなあとも思いましたが、管理栄養士の卵の状態では、フィットネスクラブの会員の方々に栄養の話をするのはちょっと違うなあと感じていたからです。栄養に関する何かしらの資格を持ったうえで、お客様に栄養の話をしたいと思いました。
この資格を取得したのは、大学3年生のときだったような気がします。

NSCA-CPTというトレーナーの資格は、当時お世話になっていたフィットネスクラブの社員の方が持っていた資格で、将来的に管理栄養士を持ったトレーナーはとても貴重な存在になるから取ってはどうかと勧められたことがきっかけでした。
トレーナー資格を取得するためには、受験する前までに心肺蘇生の資格を持っていないといけないため、国際救命救急の資格を取得し、その後AHA-BLS-HCPというアメリカ心臓協会のCPRの資格を取得しました(当時、AHAは国際救命救急で資格取得後、半年以内でないと受験できませんでした。今は分かりません)。
ちなみに、CPRの資格は特に協会などは指定されていないので、消防などでも取得可能ですが、しっかりと知識や技術を学びたい方は、国際救命救急やアメリカ心臓協会の資格をおススメします。これらの2つは毎年更新のために筆記試験と実技試験がありますので、自分のスキルが低下していくことを最低限抑えてくれます。
NSCA-CPTの資格勉強については、フィットネスクラブでの基本的な知識が頭に入っている上でできたので良かったですが、大学4年生の夏休み1ヶ月間をマルっと勉強に当てて、資格を取得しました。
このときには、スポーツの世界で仕事をしたいと思っていました。

学生時代に意識して行っていた芸術鑑賞

芸術鑑賞を意識的に始めたのは、大学3年生の頃からでした。
きっかけは、フィットネスクラブの会員の方々で、色んな方と話をしている中で、社会的に成功している方々が口をそろえて言うのは「良いものを見たり、触れたりしなさい」というものでした。
お金のない学生時代ですので、高級レストランや海外旅行、国内旅行でも飛行機や新幹線に乗っていくような場所には頻繁に行けなかったので、低コストで良いものが見られる美術館や博物館に行くようにしていました。
正直、何が何だか分からない作品もたくさんありましたが、不思議と見入ってしまうような作品もあり、とても貴重な時間であったことは間違いありません。

トレーナーとして、管理栄養士として、個人サポートを今まで多くしてきましたが、個人サポートの場合、決して安い金額のサポート費用ではないため、サービスを受けて下さる方の多くは、金銭的に余裕のある方々が多くなります。
そういった方々は、高確率で「良いものや良いサービス」に触れてきています。私たちサービスを提供する側が「良いものや良いサービス」を知らなければ、そのお客様にとっての「良いサービス」を提供することが難しくなります。

学生の頃は、将来を見据えて周りの方々にアドバイスをもらい、考えながら行っていたことと、言われるがままとりあえずやっていたことがありましたが、芸術鑑賞などのとりあえずやっていたことが今の仕事の役に立っていることを考えると、とりあえず行動してみることの大切さを感じます。

次回の記事以降は社会人になってからのことを書いていきたいと思います。

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