江戸時代の人→肩ってなんですか?
江戸時代は『肩』がなかった?
どうも!仙黒しんぽです!!
私は、最近、江戸時代に書かれた浮世絵を見るのにハマっています!
昔の人がどのようにして身体を使い生活をしていたのかのヒントが隠されているのではないのかと考えながら浮世絵を見ているとあっという間に時間が
無くなります(笑)。
そして、なんと!!
浮世絵も見ていたらあることに気づいてしまいました!!
「江戸時代の人達って肩甲骨柔らかくない?」
浮世絵に代表するのがこの写楽の絵なのですが、両手をパーにして肘を90度に保ち、肩は耳の真ん中くらいまで上がっているのが分かります。
実際にこのような姿勢をするとほとんどの人が肩周辺がツってしまうのではないでしょうか?
私も実際にこのポージングをしてみましたが、肩が固まっている現代人にはとてもしんどい形をしています。
肩甲骨の柔らかさを彷彿させる絵は、この1枚の絵だけに限りません。
浮世絵を書いている女性(一番右にいる)を見てもらうと明らかに今の執筆のやり方と違うのが分かります。
現代人は書くときにペンを手首を使って動かしていますが、この女性は肩甲骨から筆を動かしているように見えませんか?
この女性のように肩甲骨がグッと上がって首が前に落ちるような描写は、この絵だけでなく様々な浮世絵で見ることができます。
これは、ただ絵の中で大げさに表現しているのではなく、実際に肩甲骨を使って生活するのが江戸時代の人達にとって普通だったということではないでしょうか?
江戸時代の日本人は前鋸筋を活用するエキスパート?
筋肉は関節と関節を繋げるように付着していて、肋骨と肩甲骨の間には前鋸筋という筋肉が付着しています。
この筋肉は手のひらのパーのように鐘のような形をしている肋骨の一つ一つに結びついているのが分かりますよね。
手をクロスさせたり、両手を上にあげてクロスして手のひらを合わせたりするときに伸縮するのがこの前鋸筋の役割なのですが、江戸時代の日本人はこの筋肉を活用するのに非常に優れていたのでないかと考えます。
この筋肉を巧みに扱うことが出来れば、浮世絵の絵のように肩甲骨を引いて顔を前に出してるような生活をしていても、肩甲骨の可動域を十分に発揮して動かすことが出来るので、合点が一致します。
また、前鋸筋は肋骨の1つ1つに細かく付着しているので、前鋸筋をしっかり操れば肋骨の可動域も広がるので『呼吸』を上手に扱っていたという裏どりも取れるのではないでしょうか。
まとめ
今回は浮世絵から読み解いた体の使い方を紹介させていただきました。
現代人は、常に肩こりや首コリに悩まされています。
しかし、江戸時代の人たちが肩こりに悩んでいたという話はなく、むしろ肩と言われる部分を腕として認識していたからこそ、そのような症状がなかったのではないでしょうか!?
それを逆手に取れば、私たちも普段から肩と思っている部分から腕を使うのではなく、腕を動かすときや手を動かすときも肩甲骨から使う意識を深めていけば、肩こりに悩まない体を作ることが出来るはずです!!
皆さまも肩の認識を変え、肩甲骨が肩であるという認識をして生活してみてはいかがでしょうか!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?