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膝が痛いなら、今スグこれ(前編)
昔と今では歩き方がちがう!?
どうも、仙黒新歩です!
新年度を迎えて、駅や電車の中での人が沢山増えましたね!
みんなスーツに鞄を持って革靴で歩いていく姿は、4月という感じがしますよね。
歩くといえば、皆さんは昔と今の日本人の歩き方が違うということはご存じでしょうか?
手足を交互に動かす歩き方は実は体の軸がぶれて負担になるということをご存じでしょうか?
今回は、膝に負担のかからない最強の歩き方”ナンバ歩き”についてお話したいと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1712036976008-XIhUUmKy3E.jpg?width=1200)
上の絵は、1847年~1852年頃に書かれたとされる歌川広重の『江戸名所 大伝馬町大丸呉服店の図』という浮世絵です。
浮世絵は、今では芸術作品としていわれるようになっていますが、当時の日本人にとっては、今でいうところの教科書やニュース、広告などメディアとしての役割を担っていました。
当時は、浮世絵を通して、セールスをするわけですから一般人と縁のないような演出では買う人がいません。
ヒットする商品はいつの時代も大衆ウケが良くて馴染みやすいものが人気になります。
大伝馬町大丸呉服屋は百貨店の前身とのことですので、この浮世絵も当時の人からすれば、さぞかし馴染みやすいものだったのでしょう。
要するに、この絵には当時の人達の日常そのものが描かれているということです。
『なるほど。これが当時の人達の生活する風景なんだ!』と、観察していると気になることがあります。
それは、”歩き方が今と違う”
浮世絵の中で歩いている人たちの歩き方を見てみると、前に出ている足と出ている手が同じですよね。
そして、着物を着ている女性に注視してみると、足だけ動いていて胴体は動かしていません。
更に、全体的に見てみると、男女共に、膝が軽く曲げながら歩いているのが分かります。
小学生の子供が緊張すると手と足が同時に出てるってことがありますよね。
手足一緒にでる歩き方をすると、私たちは「緊張している」という認識をします。
しかし、上の浮世絵を見ると緊張して固くなっているようには見えず、むしろ柔らかく動いているように見えませんか?
そうなんです。
当時の人達は、今の日本人とは全く違う姿勢と歩き方をしていました!!
力が抜けた自然な歩き”ナンバ歩き”
胴体を動かさず、手の振りは最小限に抑えながらも、手足の同方向をだして歩く歩行をナンバ歩きと言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1712064128598-OsLaWngilv.jpg?width=1200)
現代人の歩き方は、体を地面と垂直に持ってきて腕と歩幅を大きく振り、膝を伸ばして踵から着地をします。
対して江戸時代に使われていたナンバ歩きは、体を前かがみに傾け、腕と歩幅を小さくして軽く膝を曲げつま先から着地してました。
垂直に背筋が伸びる現代人の歩行は重心が真下にいくので、歩幅が大きくなると安定しづらいですが、江戸時代の歩行法であるナンバ歩きは背筋が前傾しているのでおへそからつま先の方に重心がいくので安定感があります。
歩幅が大きくカカトからの着地する現代人の歩き方は、地面を蹴るような形になるので膝や股関節に負担がかかります。
それに比べると、ナンバ歩きは体を前に倒したときに自然と足が出るようにすること、小さく地面に対して水平に足をだしてつま先で着地します。
そして、膝を曲がっていることで地面を吸収するように歩くことが出来るので膝や股関節に負担がかからない優しく自然な歩き方と言えます。
なぜ歩き方が変わってしまったのか?
明治期は文明国は「万国公法」のより欧米列強を中心とするキリスト教国でした。
この法により文明国がその他の地域を未開国として領有支配することが正当化されていました。
それが、日本の歩き方にどう関係するのか。
続きは後編の記事に書いていきたいと思います。
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