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最近の記事

友達に恋人ができる について

私は、友達に彼氏ができた時にはくそくらえ!!としか思えない人だ。 どんなに仲の良い二人同士が付き合ったとしたって、なんとなく自分が失恋した気持ちになったりして、その事実を知るや否や、友人の像がオブラートで包まれたように、自分の中で彼らを見つめる瞳が濁ってしまって、どこかで悲しみを帯びる。 この感覚を持っていることに気がついたのは、大学2、3年生くらいの時だったと思う。 今までも持っていた感情だったけれど、それくらいの時期にはっきりと認識した。 恋人、という存在について。

    • 小学校6年生

      TaylorSwiftを聴きながら家に帰っていたら急に思い出したこと   小学校6年生の時の私は当時はやっていた邦楽(セカオワ、ゲスの極み乙女、KANA-BOON、等)を聴きまくっていたし、英語なんか理解できるもんかと思っていた。 その頃クラスにいた男の子に、(彼は野球好きで坊主だった。よく笑う快活な男の子だった)洋楽をおすすめされた。放課後、マンションでヲークマンのイヤホン越しにほぼ強制的に洋楽を聞かされた。たしか1980年代とかの超有名曲だった気がする) それを聞かされ

      • 愛のどうしようもならなさについて_『さらば、わが愛/覇王別姫』、そして『マイ・プライベート・アイダホ』 

        昨日は『マイ・プライベート・アイダホ』を観た。 今日は、『さらば、わが愛 覇王別姫』を観た。 これらの二作品に、人間関係の果てを  まざまざと見せつけられてしまった気がする。 なんのけなしに適当に選んだ二作品が、偶然に似ていた。 二つとも、愛のどうにもならなさの映画でびっくりしてしまった。 愛のどうにもならなさ、私自身がここ最近で抱えきれずにボロボロこぼしまくってた主題でもあり、答えを求めていたものでもあり、苦しんでいたものの正体でもあった。 私の人生で、愛がどうにかな

        • 変な夢 プールとバスローブ

          今日は変な夢を見た。 私は中学校の生徒で、放課後帰ろうと校内を歩いていると突然 「本日放課後はプールを自由開放する」って放送があった。 曇りだった。 プールはハワイアンズよりは小さめの温水プールのような、(明らかにこてはし温水プールのイメージだった)屋根のある大きなプールだから、生徒皆が放送が終わるなり皆プールの方に走って行っていた。 わたしはそのうち誰かに行こうって誘われるだろうと思って強がって1人でプールに向かった。 中は人でごった返していて、わたしは何となく決まりが

        友達に恋人ができる について

          就職活動 飲み込まれる

          就職活動、ガクチカ、志望動機。 つまらねーーー。これほどまでにつまらない言葉の羅列があるだろうか。 そこに身を呈してダイブしていくたび、自らの身体と心は削られ、染色され、透明化していくような感覚に陥る。 Q.あなたが今まで力を入れたことはなんですか? その問いで問われているのは、あなたが力を入れたことではない。 問われているのは、あなたが力を入れ、そして世の中に益をもたらしたその結果だ。 あなたの人生と行動がどのように世の中に役立ったかだけが問われる。 そこにわたしは存

          就職活動 飲み込まれる

          映画『Lady Bird』に寄せて

          映画を勉強していると人に伝えるたび飽きるほど聞かれてきた。 「一番好きな映画は?」 その度に「Lady Bird。」と答えてきた。 4年間もそんなことをしていたら、いつの間にか私の中でその映画は私のアイデンティティを示すための暗号、シンボル、記号のようなものに置き換わっていった。 その映画自体が私の中で形骸化し、その映画が好きだと口に出すたびにどこか、私の口から出る「Lady Bird」というタイトルと、私の中のその映画への愛とその映画の中で過ごした時間とが、かけ離れていっ

          映画『Lady Bird』に寄せて

          2022 12/23

          ここ1ヶ月で創作が全くできていない。できていないと言うのは、創作をしようとしていないのではなく、創作をしようしようと実際に足掻いて作ってもいるのに、何かを作れている実感が全くない、と言うものだ。カッスカスの中身から、カッスカスの文章を絞り出しても何にもならない、そんな感じ。でも私にとっての創作(=人間の創造)は自分の内面と実体験からしか生み出せない気がしているので、自分の内面をより見つめるために日記を今日だけ書いてみる。 作り出した人間と一緒に生きないと、私にとっても創作には