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「今昔物語集」より

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このマガジンには、今昔物語集をもとにして書いた物語を集めています。
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記事一覧

「今昔物語集」より 陰陽師・観相師

巻の二十四には五十話を超える話が収められています。前半は陰陽師や相をみるもの、夢を占うも…

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「今昔物語集」より 妻を寝とられた貴族(2)

ある俳人の説明によりますと、「間」は「和」とともに日本の文化を表す言葉の一つだということ…

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「今昔物語集」 妻を寝取られた貴族

あなたは妻に間男されたらどうします? おい、いきなり何いうてんねん、あんた。 心臓に悪い…

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「今昔物語集」 猫を怖がる大夫

巻二十八は「烏滸、痴(おこ)」の文学と言われて、笑える話の部類ですが、現代語に訳すと面白…

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「今昔物語集」 盗人・袴垂(はかまだれ)

巻のニ十九より、 「盗人の袴垂、関山に於いてそら死して人を殺しし語」 今昔物語集には多く…

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「今昔物語集」 毒きのこ

今回は、痴の文学と言われる巻の二十八に入っている話です。 本来は、金峯山の別当がワタリと…

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「今昔物語集」 源頼信 (2)

今昔物語の巻二十五には、源頼信の話が三つありますが、ある種恐ろしいのが平貞道が出てくる話です。はたして「侍の心構え」「自負」とはどのようなところにあるのか、考えさせられる話です。 平貞道は相模国碓氷の出身で、碓氷貞道とも呼ばれ、源頼光の郎党として仕えていました。渡辺綱を筆頭に、源頼光四天王といわれた武士の一人です。あと二人は平(卜部)季武、坂田金時で、平季武は巻の二十七、「産女にあひし語」に出てきます。坂田金時は巻の二十八「紫野見物の語」に貞道、季武とともに出てきます。

「今昔物語集」 橘則光

第二十三巻より 「天子は南面す」といって、天皇は京の北に位置する大内裏にすまい、天下をし…

「今昔物語」 源頼信 (1)

この題名で、あれこれと雑感を記そうという次第で、古典の専門的訓練を受けてないので珍釈、奇…

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