シャッターを押すとき。
窓の外を見てみると、思っていたよりもずっときれいだった。
電車に乗るたびに何百回、何千回と通り過ぎているはずなのに、ちゃんと見たのはこの間がはじめてだったように思う。
身近にあるけれど案外見逃していることって、本当にたくさんある。
「 #写ルンです 」を持ちはじめて、撮影・現像のたびにそういった発見があるからおもしろい。うわ〜、シャッターチャンスやったのに・・みたいなことももちろんある。
でも、これまではその風景を「シャッターチャンスだ!」と思うことすらなかったのだから、もう少しゆとりをもってたのしめたらいいかな。いいところも、よくないところも、まずは見逃していたことに気づくところからはじめよう。
ここに来て地元を捉え直したくなったのは、もうすぐ自分で節目をつくろうとしているから。100年生きるうちの4分の1を過ごしてきた場所を、感情も一緒に記録していきたい。それだけは「いま」のわたしにしかできないことだから。
作品をつくってみたい! という気持ちがない訳ではないけれど、まずは自分の過ごしてきた地元を撮り溜めていけたらいいかな。それがスクラップになるかどうかも、その時にならないとわからないもんね。
そんなことを思いながら、4つ目になる写ルンですを現像に出しました。しばらく疎遠になっていた、まちのカメラ屋さんとお話できるのもたのしいね。
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