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2021年6月の記事一覧

074.『図解 パブリックスペースのつくり方 ─設計プロセス・ディテール・使いこなし』忽那裕樹 ・平賀達也・熊谷玄・長濱伸貴・篠沢健太 編著

“ランドスケープアーキテクトの資質と感性が十分に発揮された場合において、デザインの空間への納まり、仕組み・仕掛けの社会への納まりとともに、持続性を伴って必然的に場所と地域に、ランドスケープは「納まらざるを得ない」のである。本書が、人々の安らぎの場となる未来のパブリックスペースをつくるために一役買えたなら、編著者一同これに勝る喜びはない。“ ☞書籍詳細 公園、水辺、駅前広場などのパブリックスペース。場づくりの仕組みParkPFIなどを活かしつつ、施主や関係者の理想を丁寧に形

寝る前のメモ。

「ああ、仕事したな〜!」と思える瞬間ってどんなときだろう。先日、進んでいない・・・と嘆いた仕事は着々と進んでいるのだけれど、仕事をしている感覚がずっとなくて。記事を仕上げたり、イベントページをつくったり、SNSで発信したり、リサーチをしたり、埋めてくれと言われたリストを埋めたり・・・どれも大事な仕事なんだけどね。うまく言えないけれど、業務的に捉えてしまったのだろうか。 「今日はいい働きをしたぞ〜!」と思う日は、人と人がつながる瞬間とか、いいアイデアを提示できた時とか、自分が

寝る前のメモ。

昨日言ったことと、今日言ったことが必ずしも同じでなくていい。発言や発信において、なるべく一貫性は保とうとしてはいるけれど、真ん中にある部分が変わらなければいいんじゃないだろうか。 大切にしたいことがあるから、こうして日々揺らぐわけだし、それだけ考えている証拠なのだと今は言い聞かせてみる。すべてを大切にできるほど器の大きな人間ではないので、まずはできるところから。 ・ どこで見かけたか忘れてしまったけれど「学ぶことが一番のアンチエイジングになる」というコメントに、思わず頷

寝る前のメモ。

あまりそう思いたくないけれど、思っていた以上に実務が進んでいない気がする。家の外に出るとアイデアは広がるし深まるし、コミュニケーションも広がるし深まるしで、そこで考えたあれこれを企画に落としていきたくなるし、それ以外の大切な仕事も進めたいしで(それに加えて、新しい調整やメッセージがなぜかやたら重なって)、若干収拾のつかない1日でした。 結果、何も進んでいないんじゃないかと不安になりましたが(積み上げたいコミュニケーションもあったし、楽しかったし、そんなことはないはずなんだけ

寝る前のメモ。

何も芸がない自分にとっては、勉強してせめてもの知識と資格を、と思いながらしばらく(と言っても2ヶ月あまりですが)過ごしていて、ここのところしばらく、休みの日は極力勉強や読書(と、時々運動)を優先していたんですよね。 ですが、ひさしぶりに営業が再開したお店を巡り、まちの人たちと雑談ホッピングのようなことをしながら、私が大切にしたいのはこういう時間なんだよな・・・(涙)と改めて思うのでした。 ただ、ホッピングしているだけでは生計が立てられないので、そういう私たちのLIVE感(

寝る前のメモ。

車の窓を開けると、ムワッと夏の匂いが立ち込めた。土と草の青々とした匂いが、生ぬるい湿度とともに身体を包む。山の緑もいつの間にか深まっていて、目に入る色が少々落ち着いてきたような気がする。太陽だけは眩しいし、ここからまた夏の空に変わっていくのだけどね。 ・ グランドレベルでものごとを捉えるときと、俯瞰したり物理的に離れたりしてものごとを捉えるときと。俯瞰しすぎてもソワソワするし、地面を這いずり回るには限界があるし。なんだろうな、このどっちつかずともいえる状況にもどかしさを感

寝る前のメモ。

たとえ、自然の摂理だとしても、これだけは「慣れる」日が来ない。馬鹿馬鹿しいけれど、失うのが怖くなってきて、これ以上大切な人を増やしたくないとも思ってしまう。そんなことできっこないのに。 漂う感情をうまく言葉にできず、SNSを開いては閉じる。他人の情報を受け取りたいわけではないので、開きかけて閉じる。伝わらないとわかっていても、伝えたくなってしまうのはなぜなのか。今宵は雲の間からチラチラと月がこちらを照らしてくれるので、少しだけ気持ちが和らぐ。時は必ず巡る。 この場所で動き

寝る前のメモ。

本当はもっと別のことから書きはじめようと思ったのだけれど、突然の知らせに心がついていかない。 お礼にどうぞと、春先に選ばせてくださった藍色のTシャツ、「着てきましたよ〜!」って言いたかったんです。ようやく着れる季節が巡ってきたというのに。まだまだご一緒させていただきたいこともあって、ようやくこうしてご相談する手前まで土台がつくれてきたというのに・・・ 私に、日本の手仕事の魅力を、古くからつづく色の美しさを教えてくださりありがとうございました。どうか、どうか暖かく見守ってい

寝る前のメモ。

一昨日くらいからずっと自転車に乗りたくて、ようやく乗ることができました。 「人間の機能を拡張しながら、あくまで補完する役割として存在しているテクノロジー(道具)の代表は、自転車なんです!スティーブ・ジョブズはiPhoneを『心の自転車』にしたかったみたいですが、そうはなっていないみたいで・・・」と、読んだばかりの本に書かれていたことを嬉しそうに話してしまった自分に、あとから恥ずかしさが込み上げてきた。 もちろん、私の言わんとすることを理解してくれる相手を選んで話しているけ

寝る前のメモ。

お昼過ぎからさっきまでずっとオンライン企画に参加していて、いま、ちゃんとこの場所で頑張りたいなと改めて思えました。何をどう足掻いても、自分の価値は自分で高めるしかないのでコツコツやっていきます。 たっぷりと伺ったお話を地元に置き換えると、「保津川」は語れることが本当にたくさんあるなと思います。歴史的背景、地理学的、神秘的、精神的なものから、現在の「プラごみゼロ」に至るまで。そこに仮説も交えて話せることは本当にたくさんあるし、地元民として伝えたいこともある。そして、単価を引き

寝る前のメモ。

どんな人の人生にも、その人だけのドラマがあると思うけれど、ドラマチックな日常は存在しない。至極当たり前のことを言うと、毎日は現実の連続なので。昨日の続きは今日で、今日の続きは明日。そうして日々は過ぎていく。 人がドラマチックに語りたくなるのはおそらくどこかに比較の対象があるからで、そんなことをしなくてもいいのになと思うことが時々ある。脚色も抑揚もいらないから、あなたの言葉であなたが感じたことを聴かせてほしい。(おいおい、どこから目線やねん)でも、見栄はできれば張らないでいて

寝る前のメモ。

マムシに気をつけながらですが、この季節はこのくらいの時間帯がいい。今日もきょうとていい盆地でした。 ・ 現在読み進めている「コンヴィヴィアル・テクノロジー - 人間とテクノロジーが共に生きる社会へ - 」のなかで、人間の移動能力を拡張しつつ、それに支配されることのないバランスを持った道具の例として「自転車」が挙げられている。 (中略) 使用というのは、中動態的であって、僕が使用が起こる場所になることを意味します。自転車に乗るとき、僕は「自転車の使用」の場所になる。まさし

寝る前のメモ。

集積地から離れて暮らしていることで、物理的に刺激のバランスを調整しているのだと思う。もちろん、偶然の機会は失うけれど(他方、最近はこちらに来てもらえるのでまったくないわけではない)、ある程度焦点は絞れるし、密度の密度の高いものになる。 夜はカエルの鳴き声を聞きながら穏やかにリフレクションし、朝は鳥のさえずりで目を覚ます。行きたい時はまちに出るし、少し前までは片道3時間・日帰りで東京に向かう時もある。自分にとって、このくらいの行き来がいいバランスだと感じたのは、部活に明け暮れ

寝る前のメモ。

まちに溶け込む歴史の痕跡を探すのはたのしい。 この2つの石でできた突起には「古世橋」と刻まれているので、かつてここに川があったことを伝えてくれる。そのほかにも、JR亀岡駅から南へ10分ほど歩くと、明智光秀が楚を築いた城下町があり、まちを歩けば地割やお堀の名残を感じられ、少しだけ思考を遠くにとばすことができる。 残念なことに、当時のものはほとんど何も残っていないのですが、そこにお城があったというロマンがまちを歩く楽しさですね。まち並みは文化なので、その基礎が崩れてしまっては