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寝る前のメモ。


集積地から離れて暮らしていることで、物理的に刺激のバランスを調整しているのだと思う。もちろん、偶然の機会は失うけれど(他方、最近はこちらに来てもらえるのでまったくないわけではない)、ある程度焦点は絞れるし、密度の密度の高いものになる。

夜はカエルの鳴き声を聞きながら穏やかにリフレクションし、朝は鳥のさえずりで目を覚ます。行きたい時はまちに出るし、少し前までは片道3時間・日帰りで東京に向かう時もある。自分にとって、このくらいの行き来がいいバランスだと感じたのは、部活に明け暮れていた高校生の頃だったかな。

いきすぎた仮説でなければ、わたしたち亀岡の民は京都文化のいいところだけを都からもち帰り、山を隔てたこちらで独自のスタイルを編み出し・楽しんできた民族なのかもしれない。もち帰ったものが正解か不正解かは誰もわからないので、本筋ではないことも多いかもしれないけれど、ブレンドしながら好きにやってきたんじゃないかな。

一方、大きな消費地が近いので、ずっと生産は行ってきたけれど、生産物の楽しみ方はあまり知らない。そして、大半の方のライフスタイルはこちらだと思うし、消費をするために違う街へ行くのがずっと主流になっている。

そういったところへ一石を投じられるほど、私には実力がない。

けれど、現在進めているありとあらゆるプロジェクトは、そういった課題を解決したいという思いから。


話を冒頭に戻すと、私の住んでいる場所は完全に分散の地にあたるので、単純に自転車で15分圏内だと十分な生活はおくれない。(最寄りバス停まで徒歩15分、最寄り駅まで徒歩1時間)

けれど、仕事はだいぶ自宅で進められるようになったので、あとは次の雇用をつくるチャレンジをしたい。もし、宿をひとつつくるとしたら、それに付随してカフェが必要で。なんなら、お土産が買えたり体験ができたりする場所もほしい。宿のテイストにもよるけれど、地元の人も通いたくなるようなおいしい料理屋さんがあるとさらにいい。

そんなことを考えながらも、まずは駅周辺やオンラインで情報をキャッチできる状態をつくらねばと思うのでした。コンテンツ力で突き抜けて、いきなり辺鄙なところにつくって集客できてしまうお店もあるけれど、最初のアクションとしては、駅周辺で日常的にまちの人の目に触れる情報も変えていきたいんだよね。でも、駅前はなんとも言えない家賃なので、いい大家さんにめぐり逢えるのを待っています(笑)。

今晩参加していた、トラベルオーディオガイドアプリ「ON THE TRIP」のお話がとてもおもしろかったです。「いい問いと間」は、いい体験の条件なんだろうな。見えない歴史の息遣いを伝えるには、想像力を掻き立てる音声ガイドがいいかもしれない。音をヒントに紐解いていくような。

保津峡のエリア、城下町のエリア、あるいは気球に乗りながら・・・ほかにもいろいろと妄想は膨らむばかりです。


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