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ダルシムに救われたMP30%の日

昨日まで連日30℃を超えていたというのに、今日の肌寒さはいったいなんなのだ。
今年はもう着ることないだろうとクローゼットの隅のほうに配置転換したパーカーを引っ張り出す。

天気が悪いからなのか、ホルモンバランスのせいなのか、頭がもっさりする。
まるでクロームのタブを30個開きながらZoomをつなぐときのようなカクカク感。
あくびが止まらない。体もなんかだるい気がする。

今日はだめな日だな、と早々に諦める。
こういう日はさっさと諦めるに限るのだ。

そうすると、ここでふたりの自分が会話をはじめる。

∽∽∽

今日はなにしてもパフォーマンス悪いよ~
仕事はすこし余裕があるから、部屋の片づけや読書でもすれば~
そんな日もあるさ~

…だよねー。

いやいや、その日出せる全力を出すんじゃなかったんか。
30%しか出せんのだったらその30%出し切らんかね。
余裕があるからって休むもんでいつもケツに着火してひーこらいう羽目になるんだろうがたわけが!

…ですよねー。

夫婦喧嘩のあいだにはさまれて、どっちの味方もしないがとりあえず「だよね」はいっておくあの感じである。

まあまあ、ちょっとふたりとも落ち着きゃあ。
じゃあまあ仕事は最低限にするけれども、その代わり雨がやんだら散歩には行くし、夕飯もちゃんとつくるし、決めた勉強はちゃんとするでな。それでええな?

かくしてわたしは自分のなかのサボルさんとキビシさんの仲を取り持ち、最低限の仕事をしたうえでだるくても散歩には行き、夕飯をつくる。
なんなら昨夜の洗いものからというハンデ戦である。

今日のnoteはここで「予定を変更しても、自分が決めたことを実行できるとそれなりに満足感が得られる」といった形で締めて終わろうかと思ったのだが、ちょっと延長戦に入りたい。

∽∽∽

洗いものを片づけ、お米を炊飯器にセットし、まな板でズッキーニをスライスしていたところで夫が帰ってくる。

今日はいつもの第一声「はぁぁぁつかれたぁぁぁ」はなく、夕飯づくりを手伝ってくれるという。ありがたや。

ちなみに夫の「はぁぁぁつかれたぁぁぁ」は、わたしがイラッとくるワードのひとつである。いやわたしも疲れているんですけどね、と思うし、より疲れる気がするから。

しかしズッキーニをスライスしながら、無意識のうちにわたしも口にしていた。
「だる」

その2文字を聞き逃さなかった夫。
すかさず「ちょっと、だるいとかいうのやめてくれるぅ?こっちもだるなるやん」

…いやそれわたしのセリフね!!

「あなたもほぼ毎日、帰宅して開口一番つかれたぁぁぁっていうじゃないの」
「たしかに」
「では、これからつかれた・だるいはダルシムということにしよう」

「いやーダルシムすぎてヨガファイヤーしそうだわ」
「こっちもヨガフレイムやで」

ダルシムを楽しむ夫婦。

さて明日、帰宅した夫はダルシムなのだろうか。
「つかれた」は嫌だけどダルシムならつきあうぜ。

わたしも今日は30%だったけど、明日は31%以上出せるといいな。
決めたことをちゃんとやれば、ご褒美がある。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたは調子が悪いとき、どうやって過ごしますか?

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