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テラスでタコス食いながら本読みたい

誰得情報だが、わたしはタコスが大好物である。
何年か前に住んでいた街の職場近くにメキシコ料理屋があった。しかも、当時なんとランチセットは500円。昼ごはんは週5でタコスだった。

昼にタコスを食べ、仕事終わりにコロナを軽く引っかけながらまたタコスを食べるといったタコスのダブルスプリットも楽しんだ。ああ贅沢!

残念ながら、今住んでいる街にはタコス屋がない。
牛丼屋やハンバーガー屋、ファミレスと同程度にタコス屋を展開してくれる企業が現れないかと切に願う。

実家に帰ると、電車でちょっと足を伸ばせばタコス屋がある。
この「電車でちょっと」というのが意外とクセ者で、弾丸帰省だとタコス屋を訪れるスケジュールの余裕が地味にない。

でも、今回は25日も帰省したのだ。
昔友人とよく寄ったタコス屋は今もまだ営業しており、本当に久しぶりに、しかも当時と同じように友人とタコスを食べた。
変わらぬうまさ、変わらぬ幸せ。I'm lovin' it!

∽∽∽

「本当に久しぶり」といえば、今月はおそらく高校時代ぶりに、本を10冊読んだ。近年最多である。

もっぱら寝る前にベッドの上で読んでいたのだが、どれもこれもおもしろくてページをめくる手が止まらず、気づけば電気も眼鏡もつけっぱなしで目が覚める朝も少なくなかった。

とくに朝井リョウ氏の『時をかけるゆとり』は、最高にくだらなくて笑えた。
スレてつかれたときでも気軽にニタニタできる「心のせんべろセット」みたいな1冊なので、もしよかったらぜひ。

オードリー若林さんや、ハライチ岩井さんのエッセイが好きなタイプなら、たぶんおもしろがれると思う。

わたしはこの本を自宅に持って帰ることなく、妹の机の上にそっと置いてきた。

実家に帰るといつも、わたしが寝泊まりするベッドの脇に2, 3冊の本がまた無言で置かれている。
1冊は、わたしが貸した本の返却。
残り1, 2冊は妹が「わたしもおもしろい本読んでるぜ、あんたも読んでみな」と返却ついでに置いていくのだ。悔しいかな、妹の貸してくれる本は毎度ハズレがない。

そんなふうに、各々のおもしろかった本を特定の場所に無言で置いておくスタイルで貸し借りして互いにニヤニヤしている奇特な姉妹である。

なお余談だが、妹に貸したBlu-rayは一向に返ってくる気配がない。
Prime Videoでも配信されていない作品なので、いい加減返してほしい。

∽∽∽

久々のタコス屋、久々のどっぷり読書。

メキシコ料理屋のテラス席で瓶ビール片手にタコス食いながら本でも読めたら、最高だろうな。
海がみえるロケーションだったらなおよいし、2杯目以降はモヒートも飲みたいね。

2~3時間あれば薄めの文庫本1冊ぐらい読めるし、タコスも3, 4個いける気がする。

そういえば実家でぼそっと「メキシコでタコス食いたい」とつぶやいたら、父&妹から「治安悪いよ?あんた死ぬよ?」と制止された。

え、怖い。
そうなの?メキシコってそんなに治安悪いの?
誰かと行くのでもだめ?

まあ、メキシコは置いておいて日本国内でもいいから、いつか実現したい。
テラス×タコス×読書

それがわたしのアナザースカイ。
に、なる気がする。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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