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君の泡もまた 光り続けて星となる



乾いた君に 波が押し寄せる
 
靴を汚して暗闇を浴びる
 
涙を流しても誰も気づかないからって

ずっと黙って泣いたまま

魚たちは涙の粒を食べては消えてゆく

小さな一匹が星へと泳ぐ

君はもがく

あいつが眠るように

あの子が眠れるように


君の泡もまた 光り続けて星となる

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