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Mikuru.M
2021年2月25日 21:53
身寄りのないおいちゃん達に寄り添うことを生業にしているので、葬儀に携わることは少なくない。この5年の間にも幾つものお別れを経験してきた。葬儀でいちばん嫌いなのは棺を閉める瞬間と、火葬場の緑のボタンを押す瞬間だ。記憶は永遠だけど、もう生身のおいちゃんの身体に会えなくなるのが辛くて、いつもその場面でつい涙が押さえきれなくなってしまう。もう相手の身体に触れられないということは、文字通り身を引き裂
2020年8月15日 18:15
彼が家から居なくなって1週間が過ぎた。隕石が夜空に一瞬の閃光を残して消え去るような見事な出奔だった。昨日まで当たり前のように一緒にいた大好きな人が突然消えて居なくなるのは短い人生でこれで3度目。好きな人ばかり蒸発してしまうのが悲しくて、もはや私になにか要因があるのではと下手に勘ぐってしまう。ひとりでぐじぐじと悩んでいたら「そうじゃなくて、すべてをぶっち切るようなポテンシャルがある人はそもそも美