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トスカーナの休日〜コルトナへ〜①

最初は映画「ライフ・イズ・ビューティフル」のロケ地になったアレッツォへ行こうと思っていた アレッツォには留学時代に一度行ったことがあるのことをPaoloに話すと「一度行ったことのある場所よりも、一足伸ばしてコルトナへ行くのがいいよ」と勧められたので行くことにした


☆列車でフィレンツェからカムチア・コルトナへ


◆初めて自販機で切符を購入


昨年までは旅程が決まっている短期の旅行なので、都市間の移動野列車の切符は旅行代理店にお願いしていた 滞在地から地方へ日帰り旅行の時は有人窓口で購入していたが、昨年からはスマホで切符を購入していた

便利なんだが、ふと「自販機で買ってみよう」とチャレンジしてみる

自販機は自販機コーナー、有人窓口のある場所に設置してある
イタリアの自販機にはあまり良い印象を持っていなかった 「故障していることが多い」「釣り銭が出てこない」など

でも今回使ってみたら行き帰り共にスムーズに購入できて「進化」を感じた(笑

スマホで購入の場合は刻印の必要はないが、切符の場合は乗車前にホームにある刻印機で必ず刻印をしなければならない

◆列車が入線してくるホームの表示は乗車間際までわからない

電光掲示板に人が群がっているのは、何番線ホームに乗車する列車が来るのかを確認するため 10分前くらいまでホームの表示がされないことがほとんどなのでみんな電光掲示板に群がっている

ホームへのゲートを抜けた場所にも電光掲示板はあるが、スペースが狭いのでみんなゲートの外にいるのでいつも人で溢れかえっている

ちなみにTrenitalia(鉄道会社)のアプリで経路検索して、乗車する便を見ると乗車ホームが記載されているが、実際と違っていることもあるのでよう電光掲示板をみた方がいい

ちなみにこの時、アプリは16番線ホームの表示で実際には15番線ホームだった

今回はローカル線なので2等車のみの列車

日向だが1人席に座ることに(相席になるより日向にいる方が気楽、冷房効いてなくて暑かったが)

私が留学していた時代、列車はコンパートメント式で3人掛け席が向かい合って6人座れる個室になっていて、通路には開閉式の簡易席があったが今はもうみない

上記写真は25年前、写真右手がコンパートメント、私は通路の簡易席に座っている これはこれで風情があったが見知らぬ人たちと個室にずっといるのはちょっと落ちつかなかった(1人で移動の時は特に)

◆ランチ持参

カムチア・コルトナに到着が12:30を回るのでサンドイッチとリンゴを持参していたので、車中で早めのランチ

パンは自分でカットしたが薄くきれず、パンばっかりのサンドイッチになった
具材は前日のNovellaのコンサートで出したクリームチーズ&ドライトマトのディップにきゅうりを挟んだだけ

サンドイッチだけ持参しようとしていたところ、家事代行のMariが来ていたのでそれをみて「パンだけじゃダメよ フルーツはないの?」と訊ねてきたので、実際なかったので「ない」と答えたら彼女のリンゴを持たせてくれた

甘酸っぱくて美味しいリンゴだった(Mariの“親切”なエッセンスもあるから余計に)

◆降りる時は自分で扉を開くボタンを押す

お昼を食べたり車窓を眺めたり、1時間半ほどの車中

そうこうしているうちに、カムチア・コルトナ駅に到着
一つ前の駅で他の人が操作していて気づいたが、降りるときは自分で扉を開くボタンを押さなくてはならない

上の白いボタンのような箇所が点灯している時に、下の黒いボタンを押すと扉が開く 押そうと思ったら他の降車人がボタンも押さずにドアを手でこじ開けて降りて行った(笑 もちろんその場合は、こじ開けた分しか開かないのでボタンを押して私は降りた

そしてカムチア・コルトナに到着(駅は無人駅だった)

☆あれバスだったのか!


バスのチケットを駅そばのBarで購入する

行き帰り分をお願いしたら、すでに数枚印刷してあったレシートのような切符を二枚渡された

バス停はBarと反対側にあり、すでに黒いバンが止まっていて数人が乗車していった 事前に調べていた時間を過ぎてもバスらしきものが来ないので、仕方なく次のバスが来るだろうと待っていると白いバンがきた

バスの番号も書かれていないし、バスじゃないだろうと思ったが念のため聞いたらなんとバスだった・・・ということは、先ほどの黒いバンもバスだったのか(涙

レシートのような切符は縦半分に折って刻印することは、昨年学んだので半分におり刻印器を探していたらドライバーが「貸して」というので渡すと、なんと手書き!

兎にも角にも1本遅れでコルトナへ向かうバスに乗車できた
バスで向かうのは小高い丘の上、歩くのは苦じゃない私でも炎天下にあの丘まで歩くのは到底無理だ

ぐねぐねとカーブを繰り返し丘を登っていくバスに揺られること20分ほど

初めてのコルトナに到着

⇨⇨次回へ続く

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