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トリノへ①

10年ぶりのイタリア、1ヶ月ちょっとの滞在は「ローマは絶対行きたい!」「ダンテのお墓のあるラヴェンナへ行きたい!(ついでにボローニャ)」と思っていたので、他はノープラン

だから「今後のことを考えるのに時間もたっぷりあるなぁ」と思っていたのに(笑 行ってみたら全然時間ない!

Novellaたちが何かしら計画してくれて週末は出かけるし、「せっかくイタリア来たのだから〇〇へ行くといいわよ」と勧められる

ちょうど、ローマ2泊3日で帰ったばかりだったのに「トリノは行ったことある?」「エジプト博物館は必見よ!」「映画博物館もあなたには面白いかも」と「激推し」されて。。。行くことにした(笑

ローマもそうだが、今回のトリノについてもNovellaの友人がトリノにいて彼に会うように言われる(食事の面とか心配してくれてのことなんだろうな)

ローマの2泊3日は何度もローマへ行った私でも「ちょっと時間足りなかったな」と思うくらいだったので、初めてのトリノは3泊4日と余裕を見た


☆今度はビジネスクラス利用してみた


ローマから戻って4日後のトリノ旅、初日から動き回るのは疲れるので夕方にトリノ到着の便にした

フィレンツェ中央駅を14時頃に出てやく3時間の旅

乗車時間がやく3時間と長いので今回はビジネスクラスを使ってみることにした

車内は1等車両よりちょっとだけゆとりがあるかな 座席が高級感あるね〜

日本だと頭が触れるところに不織布があるけど、イタリアはないのでなんか頭をつけたくない(笑

そして驚いた!ローマ行きの1等車両でスナックとドリンクの提供があったけど、ビジネスクラスはランチボックスが出てきた(笑  あっ、ちなみにローマ行きはITALO(国鉄)利用 今回のビジネスクラスはFRECCIAROSSA(私鉄)

乗車前にマックでハンバーガー食べなきゃよかった・・・・

パニーニでも入っているのか? と思ったら、乾き物だった

お腹空いてなかったので持ち帰ることにした

☆トリノ「ポルタ・ヌォーヴァ駅」周辺


日本の新幹線に比べたら、、、だけど さすがビジネスクラスだ
快適に3時間ほどの移動を過ごせた(東京から大阪へ行くくらい)

宿の最寄駅は「Porta  Nuova駅(ポルタ・ヌォーヴァ)」
トリノにはもう一つ大きな駅があるので、間違わないようにとNovellaから言われていた

本当に大きくて土産物店、カフェ、スーパーなどが入っている

トリノはさすが大きな都市だけあって、交通機関も多様(列車、地下鉄、バス、トラムとある)道も広いし緑もあって「なんか好き」

何よりボローニャと同じくポルティコ(アーケード)があるのがいいなぁ

アーケードの中にテラス席なので天気関係ない

駅周辺はポルティコのある建物が多いので、雨でも傘いらずでウインドゥショッピングができるし、疲れたらバールで一休みできる

☆トリノ1日目


1日目は夕方にトリノ入りしたので、駅にある大型スーパー「エッセルンガ」で食料を調達して、FRECCIAROSSAの車内でもらったランチボックスをつまみに夕飯にして早々に寝他ので「観光」という意味では2日目が初日

☆トリノ2日目


トリノ2日目は前日に続きあいにくの雨だった 一眼レフを持っていると「何か撮り逃してないか」と思ってしまうので、できるだけ歩くことにしている

だから雨でも徒歩で、第一目的地の「Mole Antonelliana(モーレ・アントネッリアーナ/通称:ラ・モーレの塔)」へ

知らない街を歩くのは楽しい

大きな都市なので建物も大きく、重厚な雰囲気の街並みを見ながら歩いていくと建物の向こうに「ラ・モーレの塔」の尖塔が見え始める

写真中央の鐘楼の向こうに見える灰色の細い尖塔が「ラ・モーレの塔」

宿泊先からは約25分ほどとGoogleMapで表示されていたが、時折写真を撮りながらだったので実際にはもっとかかった 

◆「Mole Antonelliana(モーレ・アントネッリアーナ/ラ・モーレの塔)」

「ラ・モーレの塔」はトリノのシンボル
この塔の建築家「アレッサンドロ・アントネッリ」にちなんで名付けられた

元はユダヤ教のシナゴーグとなるべく、1878年に建設が始まったが建設中に国が買い取り、「統一イタリアの王“ヴィットリオ・エマヌエーレII世”」に贈られるに至る

建設当初の高さは167.5mで当時のヨーロッパ一の高さだったが、1953年に竜巻を伴う嵐が尖塔部分にあった天使の像もろとも吹き飛ばされ、先端の47mを失う(1961年に天使の像に変わって星が据えられ現在の姿となる)

◆展望台エレベーター

雨足は弱まることがなく、足元はびしょ濡れだ 「ラ・モーレの塔」の前に到着するとすでに入館のための列ができていた(予約もできる)

「予約なしだとかなり待つよ」と言われていたが、なんとラッキーにも10分も待たずに入ることができた

実は「ラ・モーレの塔」は2000年に別の場所にあった「映画博物館」が内部に移転してきたので「映画博物館」目当ての来館者の方が多いと思われる

でもせっかくきたら「ラ・モーレの塔」の展望階からトリノの街並みとアルプスの山々を望みたいのでエレベーターと映画博物館の共通チケットを購入

いざ、展望階へ!

◆地上85mからの景色

展望階までのエレベーターは1961年のイタリア統一100周年を記念して設置されたもので「ラ・モーレの塔」の上部85mの高さまで上がることができる

ガラス張りなので途中、映画博物館の様子も みることができる
写真上部に見える四角い部分に向かってエレベーターが昇降する

今思えば、悪天候なので展望階へ行く人が少なかったのかもしれない
エレベーターを降りると雨でしっとりとしたトリノの街が目に飛び込んだ

柵にもこの通り雨の雫が連なっていた

天気が良ければアルプスの山々も望めたことだろう 残念ながらその姿をみることはできなかったが、雨にけぶる丘の上の教会(多分)がなんとも趣があった

あいにく屋根がないので雨ざらしになってしまうので、くるっと1周してすぐに映画博物館へと向かうことに

☆「Museo nazionale del Cinema(ムゼオ・ナツィオナーレ・デル・チネマ/国立映画博物館)」


「イタリアの映画はトリノから始まった」

イタリア映画と言われてすぐ頭に浮かんだのがローマにある映画の撮影所「チネチッタ」だが、実は イタリア映画の発祥はこのトリノなんだそう

映画博物館は常設展示(映画に関わる歴史など)と特設展示があって私が訪れた時はティム・バートン監督の企画展が開催されていた

なんの事前情報もなく勧められるがままに訪れたので、私の好きな「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の監督の企画展がされているなんてラッキーだった

チケットもかわいい

ティム・バートン監督の企画展は2024年4月7日までだったようなので今はもう見られない

⇨⇨次回へ続く

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