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ローマへ⑦

ローマ2日目は午後から青空になり、前日の豪雨が嘘のような天気に

美味しいランチを食べた後は、再びチルコ・マッシモまで戻っていく

写真中央あたりはランチ前にいた付近

フォロ・ロマーノ、コロッセオのある方面へ歩く

パラティーノの丘
ローマでよく見かける遊覧バス

☆「Arco di Constantino(コンスタンティヌスの凱旋門)」と「Colosseo(コロッセオ)」


チルコ・マッシモの横を過ぎていくと正面に見覚えのある建造物が目に入った

左)コンスタンティヌスの凱旋門 右)コロッセオ

◆コンスタンティヌスの凱旋門

315年に作られた古代ローマ時代の凱旋門で、ローマ建築の代表的な建造物だ
地上高21メートル、6階建てのマンションほどの高さというとわかりやすいかな?

3つのアーチを備えており彫像や戦争の場面を描いた彫刻がある

315年のクレーンもない時代にこれだけの高さの石作りの建造物を作るってすごいこと

周りが柵で囲われているが前回来た時はアーチをくぐれた記憶

◆コロッセオ(フラーウィウス円形闘技場)

ローマといえばお馴染み「コロッセオ」は西暦80年(72年〜80年)に建てられた
高さ48.5メートル(コンスタンティヌスの凱旋門の倍以上の高さ!)、直径187.5メートル、幅156.5メートル

建設当時の姿を見てみたいものだ

フラーウィウス円形闘技場、通称コロッセオは、現在世界にある4,000のスタジアム(競技場)の原型です。そのどれもコロッセオを丸写ししたものと言っても過言ではありません
(省略)
巨大な大理石トラバーチンの塊と6,000トンのコンクリートと無数の煉瓦でできたコロッセオは、450年間使用されました。鉄鋼を使っていないので耐久性が高く(腐食しない)、メインテナンス費用が少なくて済みます。その耐久性は現代のものとは比較になりません

藤谷道夫著「全ての叡智はローマから始まった」

450年使用されたのもすごいけど、まだこうして残っていることもすごい
現代のスタジアムは100年すら持たないだろう

かっこいい〜

ちなみに現在のコロッセオは外側の壁が半分ない
それは中世に建築資材として一部の大理石を教会など別の建物に使ったため

どこを切り撮っても絵になる

ローマで教会巡りをしてみると、一つの教会にさまざまな色の大理石の柱が使われていることに気づきます。それは古代ローマのさまざまな遺跡から盗用したものだからです。古代ローマの敷石舗装道路も建築資材として剥がされていきました。

藤谷道夫著「全ての叡智はローマから始まった」
ここから再利用(盗用)された大理石がどこに使われているのか分かったら面白い

完全なる姿のコロッセオを拝む事は難しいが、今のコロッセオで充分過ぎるほど美しい、、、

しばらくコロッセオから離れられなかった

ちなみに有料でコロッセオの内部にも入ることができるが、当日券狙いだとかなり待つと思われる あらかじめ予定を組めるのであればチケット予約しておいた方が無難かもしれない

予約方法を詳しく説明しているサイトを見つけたので貼っておく

コロッセオ前のフォロ・ロマーノも入場に長蛇の列になっていた
「ローマといえば?」の施設はどうしても人気なので仕方ないか

☆そろそろUターンして


コロッセオの先に暴君ネロの宮殿「Domus Aurea(黄金宮殿)」の遺跡があり、Alessandoro夫妻から「見るといいよ」と勧められていたので足を運んだがどうにも入り口が分からず、足も疲れてきたので諦めて宿のある方面へ引き返すことに

素敵な階段発見

地下鉄を使えば楽なのは重々承知だが、やはり歩きたい
だってこんな素敵な景色、地下を走って見逃すなんてあり得ない

フィレンツェと違ってローマは広いし建物も大きい

石畳なので長時間歩いていると腰にも膝にも負担がかかるけど歩みは止められない どんどん歩いて路地の向こうに「超有名な噴水」が見えてきた

路地まで人だかり

☆Fontana di Trevi(トレヴィの泉)


こんなに有名な噴水ってあるだろうか?
映画「ローマの休日(1953年)」にも「La Dlce Vita(ラ・ドルチェ・ヴィータ/甘い生活/1960年)」にも出てくる 近年でも「ローマでアモーレ(2012年)」
、「トレヴィの泉で2度目の恋を(2015年)」で登場する

人だらけでなかなか噴水まで行き着けない

「後ろ向きに噴水に向かってコインを投げ入れると願いが叶う」とか「ローマに戻ってくる」とか 言われていますが

投げられたコインが噴水の彫刻あたって傷をつけるとかで「コインの投げ入れは禁止」といつぞや聞いたような で、ネットで検索すると「禁止」「禁止されていない」といろんな情報が飛び交っていてよくわからない

青空になったので美しさ倍増

「コイン投げ入れの可否」についてはわからないけど、以前は噴水の水盤まで近づけていたのに、近づけないようになっているのはコインを投げ入れても彫刻に当たらないだけの距離があるのかも?

ちなみに28年前はこんなでした 噴水の水盤の縁に腰掛けてます

大学の友人と

いずれにせよ、この美しい噴水が今後も保たれることを願う

噴水背後のポーリ宮殿と一体になっている

簡単に説明すると「トレヴィの泉」は高さ25メートル、幅20メートル(1762年完成)でローマにある最も巨大なバロック時代の人口の泉(噴水)で、噴水前の広場に三本の道路が集まることに由来して「Trevi」と名付けられた(三本の道路が集まる交差点をイタリア語で「Tre Vie」という) 

施された彫刻は貝殻形の馬車に乗った海神ネプチューンが、トリトンに導かれた2頭の馬にひかれており、1頭は穏やかでもう1頭は荒々しい様子でさまざまな海の表情を表現している

とにかくここは人が多い、最前列へ行こうと押し合いへし合いするので「スリ」に注意 後は「ポラロイド写真を撮らないか?」と声をかけてくる人たちがいるが高額な料金を請求されかねないので無視が1番

何より私がちょっと嫌だな。と思ったのは、待って待って最前列に行けて写真を撮っていたら、ポラロイド写真の男に「どけ」と押し除けられたこと

「トレヴィの泉、あなたのものですか?」と言いたくなった(言わんけど)

☆再びの「ホテル アングロ・アメリカーノ」と「バルベリーニ広場」


前日豪雨に見舞われたバルベリーニ広場はトレヴィの泉から5分程度のご近所なので、もう一度行ってみることに

◆ピッツェリア「GIOIA MIA(ジョイア ミーア)」

途中の路地にあるこちらのピッツェリア「GIOIA MIA(ジョイア ミーア)」も懐かしい

今もやっているのかなぁ

知人とローマに来て常宿「ホテル アングロ・アメリカーノ」に滞在中、コンシェルジュのチェーザレに「どこかない?」と聞いたら予約してくれたのがこちらのお店だった

気さくなおじさんがいたなぁ

チェーザレが「予約の時に“今から日本のツアーコンダクターが行く“と伝えてある」と言うので「なんで?」と聞いたら「ツアーコンダクターだと、ツアーで使ってくれるかもしれないからとよくしてもらえるから」と(笑

結果、本当によくしてもらって、そのあと、両親とローマに来た時も利用した

検索するとお店の公式HPは見当たらないが、まだ営業しているようだ
次回、ローマへ行ったら行ってみよう

◆ホテル アングロ・アメリカーノ

ピッツェリア「GIOIA MIA」そのすぐ近くに「ホテル アングロ・アメリカーノ」はある

四つ星ホテル(星の数はホテル設備によって決められるの)

残念ながら今は工事中、改装しているだけなのか別のものになるのかは不明

外から見えるロビー内

もし、改装しているだけで営業再開となるならまた泊まってみたいなぁ
立地がとてもいい(最寄駅から徒歩3分、トレビの泉までも徒歩3分、合うペイン広場まで徒歩10分くらい)

幾度となく泊まった思い出のホテル

◆バルベリーニ広場

前日は雨のバルベリーニ広場だったが、今日は快晴の空の下「トリトーネの泉

天気や時間によって見せる表情が違う

「ヴェネト通り」

写真の右下黒い車の右上に「蜂の噴水」

「蜂の噴水」

写真を撮ろうと思ったら背後に人が。。。
今回は3匹の蜂を1つの写真に収められた

長くなってしまったので、この後の「スペイン広場・スペイン階段」は次の投稿で

⇨⇨次回へ続く




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