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パニック障害の私がバンクーバーのタクシドライバーの言葉に救われた話

彼の言葉は、大きなWake-Up Callでした。

パニック障害になってから大きな黒いモヤとなって私の中にこびりつくように巣食っていた罪悪感、劣等感、自虐、悲しさ、恐怖、不安、不甲斐なさ…そういう諸々が一瞬で吹き飛ばされたような感覚。

彼の言葉は、私の中にあった『以前の自分には戻れない』という思い込みを覆すには十分なインパクトがありました。それはきっと、気遣いから出た上辺だけの言葉ではなく、彼の心からの言葉だったからだと思います。

この後、おじさんは笑顔で「お仕事楽しんでおいで!頑張らなくていいから。これはとても大事だよ」と言ってくれました。

何度も「ありがとう」をたくさん伝えて車を降りたあと、パニック障害になって以来初めて、”怖い”より”きっと大丈夫”という気持ちで出勤できたのをよく覚えています。

ずっと心に残っていた言葉たちを、やっと漫画にできました。
今「辛い」を抱えている誰かにも、彼の言葉が届くように願いを込めて…。

あれ以来あのおじさんのタクシーには当たらなかったけど、彼が今も元気にバンクーバーの街を運転していることを祈っています🚖


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