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桂馬の高上り【例文ラボ】

けいまのたかあがり【桂馬の高上り】

意味:桂馬が進み過ぎて窮するように、身分不相応な上席の地位のついて失敗を招くこと。


例文

『窮する(きゅうする)』とは行き詰まるみたいな意味です。広辞苑は意味を読んでその意味がわからないというのが常です。

わからない人に対してわからない言葉で答えては問題の解決にはなっていませんね。どうせ、頭の良い人が作った本なので仕方ありません。

僕みたいな馬鹿は、馬鹿なりに勉強して頭の良い人と太刀打ちしなければなりません。だから僕は、こうして難しそうな言葉を少しでも覚えて頭の良い人を装うのです。

その偽物の知識がいつしか自分のモノとなり、初めて知識が身についたと言えるでしょう。

日本は昔から縦の関係に厳しいです。日本に限らずだとは思うけど。そしてそれは一生付き纏います。ほとんどの人が中学で年の違いがどういう意味を持つのか理解するのでしょう。小学校までは呼び捨てで呼んでいたのに、中学に入ると『先輩』と付けて、不慣れだった入学当初から慣れた頃には下級生が入り、自分が覚えた違和感を小学校時代、仲の良かった友達に同じ思いをさせます。

この連鎖が今も続いているのでしょう。

最近は「この縦の関係が厳しすぎる」と、全く関係のない人が当事者みたいな面して偉そうなことを言ってくるから難しい時代になりましたね。

そして上級生と下級生のいる面倒臭い板挟み期間が終わり、最上級生になると、なんらかの役職に就くことがあるでしょう。それは部活しかり委員会しかりクラブ活動しかり。生徒会なのかもしれません。その時に思うでしょう「あの先輩でもできてたから余裕じゃね?」と。

役職に就いた後は、顎は上げて目線は下へ。典型的なヤバいやつの出来上がりです。こういう人が一番厄介です。自分ではなんでもできると思っていて、発言は全て的外れ。戦慄迷宮です。

そんな人は失敗して、「あの先輩は陰で努力していたんだな。僕たちには余裕な顔を見せていただけなんだな。」と思うでしょう。

失敗して学び、成長すればなんの問題もありません。


でも、失敗した時のその人は【桂馬の高上り】と言えるでしょう。

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