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オランダでの未経験エンジニア就活

普段Twitterをやっていると、どうやって未経験からオランダでエンジニアになったのかについてよくDMで聞かれます。私の経験に興味を持ってもらえるのはとても嬉しいことなので、今回はそれについてお話しします。

就活に必要なもの

✅ 英文履歴書
✅ LinkedIn
✅ カバーレター
✅ 求人情報サイト(IndeedやGlassdoorなど)
✅ 応募状況を管理するもの(私の場合はExcel)
✅ GitHubやポートフォリオサイト

英文履歴書(CV)

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英文履歴書は顔写真付きで用意します。アメリカでは差別を防ぐために載せないなどと聞いたこともありますが、少なくともオランダでは載せた方が印象良いです。テンプレートは検索すればたくさん出てきますので、お好みのものを利用されてください。日本でも有名なIndeedのサイトにはレジュメビルダーがあるのでそれも便利かと思います。テンプレートは私には自由度が足りなかったのでパワーポイントで作成し、PDFで出力しました。もし添削してほしい方がいらっしゃれば、私のTwitterまでDMをください。趣味の範囲ではありますが無料でアドバイスします。

LinkedIn

日本ではあまり普及されていないかもしれませんが、こちらではかなり頻繁に利用されていてほぼ必須ツールと言えますし、LinkedIn経由でリクルーターから人材募集の連絡がくることもよくあります。イベントやワークショップなどで知り合った人と連絡先を交換する代わりにLinkedInのコンタクト申請をしたり、それ自体が履歴書の役割を果たしたりします。サマリー(自己紹介)文をきちんと整え、経歴部分もどんな仕事をしてきたのか詳しく記載し、スキル欄には扱えるテクノロジーやスキルを載せておきましょう。

カバーレター

こちらも検索するとたくさん出てきますので参考にしてみてください。一般的な構成としては、名前・自己紹介文(なぜこの求人に興味を持ったのか)・自分のスキル・結びの文となります。スキル部分はわかりやすく簡潔に箇条書きにするのが良いです。募集要項(Job Description)をよく読み、求められているスキルが自分のものと重なる部分を特にフォーカスしましょう。また、宛名はDear Sir or Madam,でも良いのですが、できれば募集ページや会社Webサイトのスタッフページ、LinkedIn等を検索して個人名を見つけた方が良いと思いますし私はいつもそうするよう心がけています。時には会社に電話してHR担当者の名前を聞いたこともありました。

求人情報サイト

Indeed
Glassdoor
LinkedIn Job Search

他にもたくさんあるのですが、私が特に多用していたのはLinkedInです。

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自分が探しているジョブタイトルと希望の勤務地を入力すると求人情報がたくさん出てきます。求人によってはApply NowボタンがついていてLinkedInの情報だけですぐに応募できるものもあるのですが、みんな簡単に応募できてしまうのであまり当てにしない方が良いかもしれません。志望度の高い会社であれば、その募集ページに書いてあるメールアドレスに履歴書とカバーレターを直接送った方が相手の印象に残りやすくなります。LinkedInで採用担当者を探し、その名前をカバーレターの宛先にすると良いでしょう。さらにその担当者の経歴を読み、自分との共通点があればそれを挙げることでよりパーソナルなものになり読んでもらいやすくなります。もちろん、すでに会ったことがある人なら「○○のイベントでお会いできて嬉しかったです」などと添えると思い出してもらえるかもしれません。出来上がったらGrammarlyを使ってスペルや文法に誤りがないことを確認しておきましょう。そして、お知り合いやご友人などで英語ができる方に読んでもらうと新たな発見ができるのでおすすめです。誰もいなければ私でもいいです、お気軽にお声かけください。

応募状況の管理

いろんな求人に手当たり次第応募していると、いつ何に応募したかわからなくなってきます。また、突然採用担当者から電話がかかってきたときにどこの会社の何のポジションだったのかすぐに思い出せないかもしれません。そこで、私は応募したあらゆるポジションを全部エクセルにまとめていました。項目は日付・会社名・求人のURL・都市・ポジション・履歴書のバージョン・反応・担当者名・メモ欄です。

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履歴書のバージョンについてですが、私はフルスタック開発とフロントエンド開発の両方に応募していたのでまずそこで違うバージョンを使い分けていました。また、履歴書は定期的にアップデートしていたので新しいバージョンのものを使っている応募もあり、書いた内容が変わってくるのでそれを記しておきます。担当者の部分は、求人広告の最後の方にSend your CV to XXX(担当者の名前)と書いてあることが多いので、その人の名前を載せておきます。特にこれから応募しようと思っている求人の行に担当者の名前があると、カバーレターを書くときに宛先をコピペするだけで良くなるのでかなり役立ちました。メモ欄には、どんな反応があったかを記載します。返事がなくこちらからフォローアップ(○月○日に応募書類を送りましたが届いていますか?と言うような内容を履歴書も添付してメールする)した場合はその日付も入れておき、2週間後くらいまでに返事がない場合は再度こちらから連絡していました。この手順を繰り返していきます。ちなみに私は未応募のセルは背景色なし、応募後は緑、不採用はグレー、と色を使い分けています。

GitHubやポートフォリオサイト

GitHubはジュニアレベルの方はぜひコミットの草を生やしておきましょう。経験者であれば必須ではないと思いますが、もしイベント等で仕事をくれそうな人に会ったときに「GitHub見てもいい?」と聞かれたことがありましたので安心のためにもあるに越したことはないでしょう。また、フロントエンドの方は特にポートフォリオサイトがあった方が良いです・・・が私は満足いくサイトが作れなかったので履歴書に載せませんでした。(説得力なし)

おまけ

ちょっと勇気がいるかもしれませんが、工夫すると他の応募者と差をつけられるかもしれません。私は求人サイトの募集広告で働いてみたい会社が見つかったら、希望のポジションがなくてもGoogleで会社のWebサイトを検索し、出てきた電話番号に電話して募集しているかを聞いていました。それ自体は採用に繋がったわけではないのですが、イベントで会った人にこのエピソードを話したところすごく感心してくれて、結果的に仕事にありつくことができたのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。もしエンジニアとして海外就職を目指されていて履歴書を誰かに見てもらいたい、話を聞きたいという方がいればいつでもご連絡お待ちしています。

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