図書館で借りた面白本:『ローカルおやつの本』
今回は久しぶりに、図書館で最近借りて読んだ小説以外の面白い本を紹介します!今回紹介する本は、全国各地にある地元で昔から愛されているお菓子の情報満載な『ローカルおやつの本』です。
甘いお菓子やおせんべいなど、全国的には知られていないご当地商品の魅力をたくさん知ることができました。おしゃれなお菓子のカタログのような本で写真だけでも楽しめます。
商品が生まれた当時は珍しかった食べ物をお菓子で再現したり、その土地で昔から親しまれている味をお菓子という形でリメイクしたりと、それぞれのお菓子の誕生の背景や、商品に込められた思いは知れば知るほどとても味わい深く感じられました。
また、お菓子というと体に悪いイメージもありますが、メインターゲットとなる子どもの成長を祈って誕生していたり、添加物を使用せず、シンプルな食材を使うことにこだわっていたりと、食べる人の健康を意識して作っているお菓子が多かったのが意外でした。お菓子は食べる人の味方であることを実感します。
読んでいて個人的に気になったのが、三立製菓の「トランプ」というお菓子です。三立製菓というと静岡県の有名なお菓子メーカーですが、トランプというお菓子はこの本で初めて知りました。本をよく読んでみると、このお菓子は関西中心に販売されているお菓子とのこと。パッケージは洋風ですが、味はあまじょっぱい和風な感じなのも興味をそそられます。
他にも福井県で販売されている「ローヤルさわやか」という炭酸ドリンク(少しだけローカルドリンクの紹介もありました)や長崎県の「ラッキーチェリー豆」も気になりました。「バター餅」や「よりより」は昔読んだ本に出てきて前から気になっていたので、こちらも食べてみたいですね。
商品のパッケージもよく観察するとレトロな魅力があり、ローカルおやつの面白さは味だけではないことを実感しました。商品のロゴだけでなく、パッケージに書かれている小ネタ(「美味しい召し上がり方」、由来など)を一気にまとめたページが個人的には熱い!
自分にとっての思い出の味、そしてこれから思い出にしたい味に出会える読んでいてわくわくする1冊でした!
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