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都心に出る日の日中の雰囲気

 最近、気温が上がってきたせいか、朝起きると黒い長袖シャツの上半身が汗だらけである。持病のアトピー性皮膚炎は、春が過ぎて以降は少し悪化する日があっても多目に見て小康状態だけども、湿度の高い、暗い部屋の中で目が覚めて、目やにのように、目の周りに触れると痒くなる濃い涙が目に溜まっているので、目が覚めたらなるべくすぐに顔を洗いたい。多分、これもアレルギーで、ある種の結膜炎であると思う。母が既に起きていて、居間で洗濯物をなんかを畳んでいるのに気がつきながら、一晩シャッターを締め切った上に、春なのに夜暖房を付けてしまってむっとしている自分の部屋より涼しい洗面所で顔を洗うと、ようやく爽やかな気分になる。部屋の窓は起きてすぐ、レースカーテンもカーテンレールに乗せて、カーテンだけ引いて部屋の中が外から見えない状態で窓を全開にして、空気を入れ替えた。これをやると、カーテンを引いていても部屋の中が外と繋がっている気がして、自分の部屋の中に居ながら自分が屋外にいる感じがして気持ち良い。前日の晩に長湯過ぎて風呂上がりに疲れ切ってしまい、マウスウォッシュだけで口内洗浄を済ましてしまうことがよくあるので、よく朝起きてから歯磨きをする。市販の歯磨き粉の、磨き上がった後、口内が一気に殺菌された感じになるのが嫌なので、シャボン玉石けんの石けん歯磨き粉を使っている。テクスチャにコクがあるというか、ヌメらないので歯磨き粉はこれ以外使わない。実家内でも家族とお茶したり夕飯を大体毎日一緒に食べるので、寝巻きのまま日中も過ごすということは無い。寝ている時は風呂上がりに頭から被って着るブーディーのノンワイヤーブラジャーだけども、日中はguのブラフィールを着てからユニクロの長袖のウルトラストレッチセットを着ている。この、色違いで3セット買ったウルトラストレッチセットのセットアップに着替えている最中、一日を過ごし始めるためにやるべきことをやっている気持ちに非常になるというか、顔を洗っている最中ぐらいまでは本当に寝癖が酷くて、まだベッドの上で暑苦しく横たわっている時と同じ気分でいるのだけども、食事は必ず、このセットアップに着替えてから居間で食事する。30歳無職実家暮らし女らしいルーティンワークと自分で思ってやっているのだけども、そのルーティンワークの最中に、強い風に吹かれたかのようにすっといきなり異様に足を上げ過ぎて、踵の上のアキレス腱の辺りをベッドのへりにぶつけた。部屋の湿度が急激に下がったせいで自分の感覚が一瞬おかしくなったせいと思える。朝10過ぎくらいまでにこれら全部をやる日々をほぼ毎日続けていると、無職の生活がスムーズに継続しやすい。
 起きて最初の食事の前に青汁を飲む。寝ている間に水分が出て行っているのか、起床後の顔の浮腫みが気になり、なんとなく自己流に体調管理しようと着替えた後、毎日シェイカーで作って飲んでいたら、母がファンケルの青汁を購入してくれた。この水分問題は私が神経質になる問題で、汗っかきな私はよくガフガフ水分を取っていて、そのせいで食卓での水分量を調節することをよく妄想する。例えばラーメン屋でビールを飲む前にお茶を飲み過ぎないように考えたり、自宅で両親と食卓に着くにしても、その前に部屋で無糖のスポーツドリンクを飲み過ぎないようにしたりする。とはいえ、自分の部屋に準備している無糖のスポーツドリンクは体から出て行き易いので、結果私は母に夕飯に呼ばれてからトイレで用を足してから食卓に着くことになる。朝一番の水分摂取に青汁を飲むと、糖質を取る前の体の準備が出来た感じになる。しばらく青汁を飲んでいて気がついたのは、実家に戻ってからは母の出す様々な手料理を全て頬張って体重と脂肪を増やしていたけれども、痩せ細って軽い体で過ごしていた一人暮らし時代はキャベツをよく食べていたこと。友人にも話したことがあるけれども、ひたすらキャベツだけを主食にしていると、便も良く出て肌荒れも全くしない。この極貧素食生活から毎日母の手料理を食べるようになってから、私の体は適応障害を起こして顔から両腕にかけて全体にアトピー性皮膚炎が出た。この持病のアトピー性皮膚炎は私にとってどのタイミングで出るか予測出来ない厄介なものなのだけども、症状が全く体に出ていなかった時を思い出して、またキャベツを食べようかとふと考えた。けれども、実家の冷蔵庫は当然家族で共有している上に、毎日キャベツを買ってきて調理する手間もかかってしまう。そこで食物繊維をサプリメントで摂ってしまえば良いと思いつき、Amazonでイージーファイバーを注文して、チキンラーメンにかけて食べてみることにした。摂り過ぎるとお腹が緩くなります、という注意書きに下痢しやすくならないか心配になったけれども、結果的に何も問題無かった。サプリメントでなくては一日に必要な食物繊維をとるのは大変であると気がついた。それから更にカップ麺にイージーファイバーを入れて食べてみたら、朝起きて青汁を飲んで体に浸透していくのと同じ食感がして、これは身体に良いと思い、Amazonでまとめて注文した。アトピー性皮膚炎やアレルギーの改善というよりも、体がすっきりした感覚になる毎日の習慣を見つけられて何より。
 日中、iPadを横浜で修理して貰うために昼前には出掛けたいと思っていたけども、自分のルーティンを、起きがけの閉じ籠った感覚で黙々とこなしたかったので、朝起きて出かけるまでに、家族とキッチンを使うタイミングがぶつからないように様子を伺っていた。食物繊維入りカップ麺と溶けたチーズのかかったフライドポテトを食べてから、着替えは素早くこなせた。今まで、私はずっと自分が考え過ぎずに着られる服装が決まらなかった。とりあえず機能的なものを着ていてるのが気分的に心地よかったのはあって、guのgu activeのマルチブロックパンツを旅行用に買ったのをきっかけに日常着にしていたけれども、ビニールのような素材のズボンで、私の足の形に合わないのか、しゃがむたびに、裾からおならのような空気の抜ける音がした。それでも頭で機能的なものが着やすいものと決めてそれを履き続けようと思っていたら、母にあっさり「嵩張りそうな服だね」と言われてしまった。母は要領良く薄手の替えのズボン(と、巾着に入れられるパジャマ)を持っていて、聞いてみたらユニクロのストレッチレギンスだった。早速神奈川に戻ってからは、色違いで4枚買って、外出する時は毎回履いている。体重が増えている以前に腰幅が張っている私には、Lサイズが完璧に丁度良かった。天気も良く、久しぶりに横浜まで出るので鮮やかな青いレギンスにを履いて外に出たら、明らかにもうすぐ31歳になる独身の女に丁度良い格好であった。要するに、外を歩くのに恥ずかしくなく自分にしっくりくる格好ということ。次は靴で自分に合うものを探そうと思っている。

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31歳、実家暮らしアルバイト生活の、一人っ子のノンセクシャル女性😼😽 日記、エッセイ、時折評論です。 ひたすらこつこつ書き続けていくのでよろしくお願いします。