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今、食品業界で「代用肉」がアツい!

こんにちは!アメマ速報の齊藤です。

皆さん、「代用肉」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

え、何が入っているの・・・?

それって美味しいの・・・?

そもそもお肉を代用する必要あるの・・・?

という疑問を持ってしまう方多いと思います。(私もそうです)

が、アメリカではビーガン(ベジタリアン)ブームは止まる所を知らず、どこのレストランに行ってもビーガンメニューがあり、ビーガン専門レストランも多くあります。


ハリウッドセレブもビーガンが多く、マイリー・サイラス、ザック・エフロン、ナタリー・ポートマン、マドンナ、ブラッド・ピッドもみ〜んなビーガン!理由はそれぞれですが、大きくは2つ。1つは、動物愛護のため。もう1つは健康維持・体質改善のため。(植物由来のたんぱく質が人気だそうです)

植物由来の代用肉

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そんなビーガンに愛されているのが「植物由来の代用肉」。その業界でも最も成功しているのは、カリフォルニア州のスタートアップから始まったビヨンド・ミート(BEYOND MEAT)社です。植物由来の代用肉で成功を収め、「初めて、肉売り場で肉ではない商品を陳列」という、スーパーに革命を起こしたブランドでもあります。少し高くても代用肉は喜んで買われている現状もあり、もうセレブのヘルシーな食生活の世界、というわけではなく世間一般にも広く浸透している証ですね。

そして、この代用肉はなんと今夏、ヘルシーとは程遠い(と考えられている)ファストフード業界で一気にその勢力を伸ばしました。以下、事例になります。

▼ケンタッキー(ビヨンド)フライドチキン?

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ケンタッキーフライドチキン(KFC)が今年8月、アトランタの店舗に1日限定で植物由来の代用肉ナゲットの販売をテストマーケティング的に実施。当日は行列ができ、たった5時間で即売切れで話題になりました。

▼ミートレス・ミート・タコス?

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米国の大手タコスチェーン、デル・タコも代用肉を使用したタコスを販売。これはなんとレギュラーメニュー!”THE FUTURE TACOS IS HERE”のキャッチコピーの通りまさに未来のタコス感があります。

▼ダンキン・ミート?

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ダンキン・ドーナツ社が去年社名から”ドーナツ”を取り、”ダンキン”に変えたのは、まさに消費者のヘルシーな食生活需要に応えるためでしょう。ダンキン社は今年7月、ビヨンド・ミートと提携して、代用肉を使用した朝食をレギュラーメニューで提供することを発表しました。

▼インポッシブル・ワッパー?

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今年8月に全米のバーガーキングで期間限定メニューとして発売された、代用肉使用のビーガンバーガー、その名も「インポッシブル・ワッパー」。これは、ビヨンド・ミート社の競合であるインポッシブル・フーズ社の代用肉が使われています。反響が大きかったようで、今後レギュラーメニューとしての導入も計画中との噂。


▼大手企業も代用肉市場に進出

ビヨンド・ミート社や、インポッシブル・フーズ社等のスタートアップ企業だけではなく、ついに大手食品会社のケロッグ社や、ネスレ社なども植物由来の代用肉を製造・販売することを決定しています。この新しい「代用肉」カテゴリの競争が来年からさらに激化していきそうですね。

今年の夏は本当に「代用肉の乱」と言っていいほど、代用肉が話題・激戦になりました。日本ではまだまだ浸透していない菜食主義ですが、大手グローバルチェーンが参入するとなると一気に日本でもブームが起こるかもしれません。

普通のコーラか、ダイエットコークかを当たり前に選べるように、普通のお肉か、植物由来の代用肉かを選ぶことが当然の時代がやってきそうです。

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