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 鏡で自分の体を横から見た時、お腹が膨れているのに気づいた。原因はわかっていた。陸上を一時的に引退してから走ることを優先しなくなり、週に2〜3回しか走らなくなったからだ。その上、食事量は現役時代と変わらない。おまけに、深夜にバイトが終わるとどうしてもお腹が空いて、しかも夜中に限って炭水化物や脂っこいものを食べたくなってしまう。ビールを飲んではスナック菓子、たまにカップラーメンを抓む夜を週3回も続けていたら、そりゃあ太ってしまうよなぁと。

 そして昨夜はそのお腹に愕然としてしまい、必ず体を動かす時間を作ろうと思った。

 否、毎日体を動かすことはしている、少し遠い場所への外出にはクロスバイクを使っているし、アップダウンでもしっかり踏み込んでいる。だがお腹は膨れていくばかりだった。そこで下腹部にある腸腰筋を押しながら自転車を踏み込んでみると、その部分の筋肉の感触が柔らかいままで、全く力が入っていないことに気づいた。臀筋や太腿には負荷がかかっているものの、お腹への負荷は皆無だったようだ。
 そして今日、ジョグをしている時にも腸腰筋を押してみたら、やはり押す指に反発するように筋肉が稼働していて、使えているという実感が湧いた。

 やはり地面に足を落としたの衝撃が腹筋への負荷に繋がるから走ることで腹筋が使われるのであって、自転車では常に足がサドルに接地していて地面から受ける衝撃がないから、腹筋を必要としないのかもしれない。

 単に私の自転車の乗り方が巧くないだけかもしれないが。

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