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ワーキングホリデーを考えている貴方へ

ワーホリに行く目的はなんですか?

ワーホリに行くことが目的になっていませんか?

ワーホリで何を得たいのか

ワーホリ後にどういった人生・キャリアを描いているか

その明確さでワーホリでの成長・成果が大きく変わると思います


▼この記事を読んで頂きたい方▼
・ワーキングホリデーをする方、したい方、興味がある方
・英語を含めた語学力をつけたい!と考えている方


皆さん、こんにちは。林海渡(はやし あまと)です。

2020年に生じた新型コロナウィルスによるパンデミックの影響も

殆どなくなり、国内外含めた旅行も全く問題なくできるようになりました。

そんな中、学生や、20代の社会人の方から

「ワーキングホリデーをしたいです」というお声をよく聞きます


僕は21歳の大学3回生の時に

カナダにワーキングホリデーで1年弱滞在していたこともあり

ワーキングホリデーに関する質問や、助言を求められることが

最近多くなりました

なので、今回は僕なりにワーキングホリデーをする際に

大事だと思うポイントを

自分の失敗談も交えてお話しさせて頂きます


また、ワーキングホリデーに伴い語学力をつけたい!と言う方は

こちらの記事もご参考になるかなと思いますので

宜しければ一度読んでみてください




① ワーキングホリデーとは

「ワーキングホリデー」とは、ザックリ言うと

  • 日本と協定を結んでいる国(オーストラリア、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、ニュージーランド等の合計29カ国))へ滞在し、様々な体験、過ごし方ができる
    ※アメリカは協定国に入っていないのでご注意を

  • 滞在国で就労ができる

  • 基本は1年間の滞在、最大で3年間の長期滞在ができる

  • 年齢制限があり18歳〜30歳の方が利用できる

というものです

なんと言っても「就労ができる」というのが

このワーキングホリデーの最大の特徴と魅力で

現地で働き、お金を稼ぐことができる

つまり一定の生活費等は現地で調達できる点がポイントです


・ 留学と何が違うの?

留学とワーキングホリデーの違いは次の通りです

      ワーキングホリデー /  留学

ビザの種類:ワーキングホリデービザ / 学生ビザ
年齢制限 :18歳〜30歳 / 制限なし
訪問先  :協定を結んでいる国のみ / 制限なし
滞在期間 :1年〜最長3年間(国による)/ 留学内容による
就労の可否:就労可能 / 就労不可

留学の目的は「学ぶ」ことであるので、渡航先で学校に通い

勉強することがメインとなります


・ 費用ってどれくらいかかりますか?

渡航する国によって予算は異なりますが

基本的には最低100万円は必要と言われています

その内訳としては

  • ホームステイ費用(3ヶ月〜4ヶ月):30万円

  • 語学学校(3ヶ月〜4ヶ月):30万円

  • ビザ申請費用:2万円

  • 海外旅行保険:20万円

  • 航空機代(往復):20万円

となり、約100万円となります

ただし、ここに追加し

生活費、エージェントを使用する場合はエージェント費用

現地での余暇費、緊急の際の預金、、、

となりますと、約150万円〜200万円は必要になります

実は、僕がワーホリに行った時には

「最低の100万円を用意しよう」ということで

100万円ギリギリで渡航したのですが

渡航後、2ヶ月後から働いたアルバイト先が途中で潰れ

1ヶ月分のバイト代が支払われなかったり

思いもよらぬ出費(医療費)が重なり

渡航、3ヶ月目で貯金が無くなり

泣く泣く親に電話をして30万円を振込んで頂いた経験があります

なので、個人的には少なくとも150万円は用意した方が良いと思います

・ どこの国がお勧めなの

これは渡航する目的によって変わりますが

「英語圏」を希望される場合

まずは「カナダ」「オーストラリア」「ニュージーランド」から

検討されるのが個人的にはお勧めです

その理由を下記します

  • 語学学校の豊富さ
    自分に見合ったレベルの学校を探す時に選択肢が多い方が良いです

  • 治安の良さ
    経済が安定しており、犯罪率が低いところが良いです

  • ビザの取得のしやすさ
    単年での発行数が決まっていたり、申請期間が決まっていたりします

  • 仕事の見つけやすさ
    アルバイトや職場の候補先が多い方が良いです
    「どうせ働くなら英語を話す職場で」と思われる方も多いと思いますが
    もしもの時に、日本食レストランなど、日本人が採用されやすい
    お店や職場があることが大切です

個人的な意見ですので、あくまでご参考までに


② 目的を持つことが最大の鍵

・目的の重要性

今回の記事で最もお伝えしたかったことですが

ワーホリに行く際に、学生も社会人も

双方気をつけるポイントは「目的」です

ワーホリの質問を受ける際に、僕はいつも尋ねることが

「ワーホリに行くこと」が目的になっていないかどうか

気持ちは分かるのですが

「ワーホリに行ったら何かが変わる!」

「とりあえずワーホリに行ってみたい!」

では、海外に着いた瞬間、気持ちがピークの状態になり

そこからのゴール設定がないので、徐々にモチベーションが下がり

最終的にはワーホリに来た理由が分からなくなる

惰性の毎日が続いていく、、、

ことになります

ワーホリで海外に行ったものの

毎日YouTubeを家で見ていて

日本でできることと変わらない毎日を過ごしている、、、

ということも中にはあります

(僕も、ワーホリ中は時々そういった状況であり、自己嫌悪に陥ったことがありました)

なので、大事なのは

「ワーホリを通じ、自分は何を成し遂げたいのか」

「ワーホリ後にどういった人生やキャリアを描いているか」

これを渡航前に紙に書き出し

自分の中で明確にし、渡航中にどういった

行動をしていくか計画を立てることです


・僕の失敗談

僕はワーホリに行く1年前に

大学のプログラムで2ヶ月ほどオーストラリアに留学をしました

その時の目的は

「とにかく海外に行ってみたい」でした

なので、渡航後も、一緒に行った大学の友人と共にいて

語学学校の授業以外では日本語を話すことが多かったです

渡航中も、渡航先のランドマークを訪れることばかりで

地元の方とコミュニケーションをしたり

文化を理解したりすることも少なかった

なので得られた結果は

「海外に2ヶ月住んだ経験」でした

帰国後、大学の友人に

「英語話せるようになったん?」と聞かれた際に

渡航前と全く語学力が変わっておらず

とても悔しい経験をしたことを、今でも覚えています

なので、ワーホリに行く際には

「ネイティブレベルに英語が話せるようになって帰国する」

「だから、渡航先では日本語は一切話さない!」

という目的と、行動指針を立てました

その目的により、ワーホリ終了後には

ネイティブレベルまでには満たなかったものの

ビジネス会話ができるまでの語学力になっていました

なので明確な「目的」を持ち

行動指針や計画を立てることが大切です


③ よくある質問

ここからは、僕がよく受ける質問についてお話ししていきます

個人的な意見ですが、皆さんのご参考になれば嬉しく思います

・ 「現在、学生です。ワーホリか就職のどちらを先にすればいいですか」

前項でお話ししました「目的」によりますが

もし「英語が話せるようになりたい」でれば

僕は個人的には就職するよりも、ワーホリを先にする事をお勧めしています

ワーホリと就職を考える時

「ワーホリに行くことで、就職が遅れ、就活に不利にならないか」

という悩みを持たれている学生の方が多いです

こちらに関しては、敢えて明言させて頂くと

「不利になることはない」

というのが僕の意見です

新卒の就活は間口も広く、採用基準も中途採用と比較すると

人柄採用が多いので(成果、結果でなく、その方の人柄で採用する)

ワーホリに行き、1年就活が遅れたとて、不利になる要素がありません

また、ワーホリに行き語学力がついたり

新しい価値観、職業観がで形成されることにより

ワーホリ前と、志望する業界や、就職先、働き方が変わることは

大いにありえます

一方、仮に先に就職をした場合

会社にもよりますが、1年目は学ぶことが多く

仕事に、体力も思考力も注ぐことで

ワーホリの準備に使う体力や

ワーホリの目的を考える時間を持つことができません

なので、ワーホリを就職後に考えられている場合は

強い「意志」がないと、先延ばしになり

気付いたら仕事の責任が大きくなり、中々辞めづらいや

ワーホリの年齢制限である30歳に近づいていってしまいます

このような点から、個人的には「思い」があるのであれば

先にワーホリに行くことをお勧めします


・「現在、社会人です。ワーホリに行って日本に帰ってきた後、就職できるか不安です」

個人差はありますが「就職」は出来ます

今の日本では人手不足であり、求職者の売り手市場なので

職に困ることは殆どないと思います

ただ、問題なのが自分の志望する企業や業界、仕事に就職できるかどうか

これに関しては、ワーホリ後の就職先を考え

それに対し必要な要素を明確にし

ワーホリ中に意図して行動をすることが大切です

また、前項で話した新卒採用より、中途採用は「実績や成果」が

採用基準に大きく影響します

よって、ワーホリの目的や、それに対する成果・実績を

面接で必ず尋ねられ、それに答える必要がございます

「英語が話せるようになりたかった」では

社会人としての目的としては少し弱いかもしれません


・「ワーホリに行く前に、どれぐらい語学力をつけましたか」

資格で言うとTOEICが600点ぐらいでした

英会話でいくと、あまり話せず、ヒアリングができる状態ではありませんでした

ただ、個人的に考えているのは

中学で学ぶ、英語レベルが分かれば

英会話の構文は充分作れるということです

なので、全く話せない人、語学力がない人は

中学の教科書レベルの知識を渡航前につけた方がベターかと思います


④ 最後に

ここまで色々とお話ししましたが

再度、お伝えさせて頂くと

ワーホリは「手段」であり「目的」ではないということです

よって、「目的」次第によっては

もしかするとワーホリという「手段」よりも

最善の方法があるかもしれません

是非、ワーホリに行く目的を考え

時には適切な人に目的を話し、壁打ちを行い

より磨き上げて頂くと良いかなと思います


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