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好きの反対は嫌いでなく無関心である。(中国嫌いだった僕が中国留学する話)
こんにちは、あまたつです
今回は中国嫌いだった僕が中国留学したり中国語スピーチコンテストに出場した話をしたいと思います
みなさんは嫌いだったことやものが好きに変わった経験はないだろうか。
僕の場合中国がそうでした。
初めて中国に嫌悪感を覚えたのは僕が高校2年生の秋でした。きっかけは中国漁船が尖閣諸島付近で海上保安庁の船と激突した尖閣諸島中国漁船衝突事件だった。
漁船が海上保安庁の船に激突してくる映像が流出し動画投稿サイトに投稿され中国漁船が突っ込んでくる様子が映っていた
当時はニュースを観れば尖閣諸島を巡る領土問題がひっきりなしに特集され、中国は尖閣諸島を自分達の領土だと主張し始めていた。
もちろん前から領土問題はあったかもしれないか認知されたのはそれぐらいの時期からだ
ニュースを聞いたり、インターネットで中国について検索すると尖閣諸島だけでなく沖縄も狙っているというものまであった。
インターネットで中国を調べるうちに中国は悪い敵のように感じていた。そして中国にいる中国人も野蛮で危険であるという固定概念が生まれつつあった。中国は日本の領土を狙う危険な国であると。
今で言うネトウヨ(ネットで活動する右翼思想家)になっていたのかもしれません。中国共産党についたり調べていましたし。
そんな僕に転機があったのは進路調査であった。
大学はどんな学部を選ぶのかを考えなければいけないとき、ふと中国が頭をよぎった。
そして一つの疑問が浮かんだ。
中国人は本当に野蛮で日本や日本人に好戦的なのか知りたいと思った。実際に中国人と話してみたいと考えて始めていた。
愛知県にある中国語を勉強できるところはないか。
結局南山大学や中京大学を進路調査に書いた
愛知大学もあったが三好キャンパスで遠いから選択肢から外した。
3年生となり受験勉強を続けていくなかで、ある情報が入った。愛知大学が僕が大学入学する年から名古屋駅付近に三好から移るというものであった。
しかも愛知大学は現代中国学部があり、中国語だけでなく文化、宗教、政治等なんでも学べる。かつ2年生は春学期全員で中国の大学に留学できると。
中国人と話したいし、中国留学したり、色々中国を学びたいと思っていた僕にはピッタリの大学だと。
幸運にも高校の指定校推薦に愛知大学現代中国学部があったので応募して指定校推薦で愛知大学に入学ことが決まった。
その時にはなぜか中国のことを嫌いな自分はいなくなっていた。それより中国人と話してみたい、中国っどんな国なんだという興味のほうが強かった
大学一年目は中国語を毎日のように勉強して中国留学に備えた。中国人教師はみんな穏和で優しかったです
中国語の授業中に中国人很热情。(中国人はとても親切です。)と読み上げることがあったが本当かなと疑っていた自分もいた笑
一年後中国の天津に留学をし始めた。
町歩く人も売店のおばちゃん、住んでいたホテルのロビーで働く人もみな中国人。中国人だらけである
中国人の第一印象はみんな人間臭いということです。ある日いつもムスッと接客してくるおばさんが「あなたは韓国人?日本人?」と聞いてきた。日本人だというと、笑顔になり、「私、日本人好きよ。東京に行ってみたいわ」など話してきた
中国人には基本的に接客マニュアルがない。
日本みたいにロボットのように接客マニュアルで対応しない。一人一人自分らしさを持っていて、かつおしゃべり好きなのである。
中国人との最初の会話はだいたい韓国人か日本人かという質問だ。みな日本人の留学生と親切にしてくれる。
ストリートのバスケ場の管理人は最初むせっとしていたが、日本人と聞くと否や笑顔になり、バスケ場へ入らせてくれた
「私は日本人です」というのがまるで魔法の言葉のようだった。先人の日本人が中国でのマナーや振る舞いが良かったのか恩恵を頂いていた。
本当に中国人很热情(中国人はとても親切です)は正しかった。日本人相手だけかもしれないが。
そしてもうひとつ驚いたのが、兵士たちを称える像が多かったこと
戦車なども街のモニュメントにされていた。
過去海外から侵略されて反攻した記憶を残すためだ
日本人は兵士や武力は侵略するものというイメージが強く、中国では領土を守るものという印象が強い。
中国が尖閣諸島を狙っていたのは奪われた土地を守るためなのだと思った
もちろん、今の中国は侵略的なのだが。
中国留学を終わって思ったのは過去の自分は中国という大きい塊を見ていて、中国人を見てなかったと気づけた。
これを発信したいと思い中国語スピーチコンテストに参加しようと思った。
タイトルは「森を見て木を見ず。」これは木を見て森を見ずということわざを逆にしたものでした。
中国という大きな森を見て、その森の一本一本の中国人を見ていなく森を見誤っているのでないかという内容です。
大学内の大会に出場し、準優勝の結果でした
中国が嫌いだった僕はもういませんでした。
むしろ好きだし、留学先の天津は第二の故郷になりました。
嫌いというのは好きの裏表の関係なのかもしれないです。嫌いは好きになるチャンスがあるんです。そしてより詳しくなるんだと。
そして無関心になってしまうと好きになるチャンスを失ってしまう可能性があると思います
自分は何が好きで、何が嫌いかを知ることで新たな可能性を生むんだと実感しています。
以上で終わります
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