ある映画を見て寝れなくなってしまった話

家に帰ってPCを立ち上げる。
誰かに見てもらうための文章というよりかは今回はただひたすら自分の中の気持ちの整理のためだけに文章を書く。
だからいつもみたいなゆるい文章じゃなく少し硬くなってしまうのかな〜と思っとる。

でもたぶん、きっとここから書いてるうちにいっぱいごちゃごちゃして結局整理になってへんやんけって思われるかもしれないけどそんなのは一旦置いておく。思ったこと感じたこと書いておこうかなと。自分の為に残しておこうと思う。
文章を書くのは前々からすごく好きで、自分の気持ちを整理するのによく使ってる。そんな日記もなぜか最近は全然書いてなくて折角その時感じたことなどがホワァ〜って溶けて無くなってることに後々気づく。僕は文章を書くのが好きだけど文章を書くのが得意なわけではないし難しい言葉を使うわけでもないし誰かを楽しませる文章を書けるわけでもないけどただ好きってだけで書き進めていく。なんかさ、頭の中で思ったことって何かに残しておかないと消えて無くなってしまう気がしていて、今。今日。その時。に思ってることを書くから言ってること違うやんとかも自分であったりすけどどこか過去の自分と照らし合わせて同じことこいつ言ってんなーとか、そういうのが自分の中の大事な「想い」だったりするんだろなって思ってる。でもどうせ後で読み返してこんな事思ってたのかよとか「うわ、恥ずいこと言ってんなー」とか思ってしまうんだろなーって思う。
いつもいつも前置きが長くなる。もうすでに誰かのための文章ではない感じが自分でも伝わってくる。ま、いっか。
今日はね5月3日に行った、写真展の話。以前から少しお世話になっている、小柳さんの写真展に行きました。2年ほど前から仲のいい池之上くんも出てる写真展。池ちゃん出てるし見にいくか〜って思って、いつも週に5.6回くらい会ってる春本ヒロ、はるんちょすくんを誘って軽い気持ちで見に行きました。
この企画はオーディションやってる時から知っててね。「うわー小柳さんまた面白そうなことしてる」と思って参加したかったけど舞台のスケジュールと重なってて参加できなかったのさ、ま〜そういうのは悔しいけどもタイミングだし仕方ないよね。と言い聞かせる。
そいでね、戻るけど軽い気持ちで見に行ったのさ、渋谷の中心にある超大きいビルのさらに15階。なんてとこに展示されてるんだ。会場に行くまでも田舎者発揮してて15階に行くのになぜか地下2階に行かないといけなくて、分かりやすく行き方も書いてあったけどそれでもなお、迷子。遠回りさせられるRPGのお城みたいだな、と。思った。
あ、いや、何が言いたいかっていうとそのくらい大きいビルで写真展が開かれているのすごいなってこと。
いざ15階について会場に入ると写真が沢山吊るされていた。勝手なイメージとしては壁にずらーって飾ってあるのかなと思ってたから少し新しくて写真を見るのが楽しかった。久保谷さんが撮った写真はどこか生き生きしていてその人の表情から性格だったりと浮き出てくるようで見入ってしまいました。もっと1枚1枚細く見たくなりました。そんな写真たちを見てるとイベントスペースでは花柳さんの公開ラジオ収録が行われていたので入って聞いてみることにしました。花柳のぞみさんは3年前の香川の映画で知って気になっていた方。落ち着いた声がとても魅力的で引き込まれるような人。ラジオ収録が終わって久保谷さんと花柳さんとの被写体講座がありました。僕も普段フィルムカメラでぱしゃぱしゃと撮ることが多いしもちろん撮られる事もあるからどっちもの視点からいろんな学びがありました。利き顔見つけねばなと思いました。

その後は一番楽しみにしていたアサヌマさん監督、脚本の映画。
「あくびの再生」。

約25分の短編。

観終わった。

なんかもう、やばかった。やばかったのよ。

何がやばかったかは後で書く。とにかくやばかったのよ。

いやこれはわかんない、ただ単に僕だけに刺さってるだけなのかもしれない。けど、やばかったのよ。


8人の役者の話。というか写真展の皆さんの話。
今回きっと小柳さんが伝えたかったであろうことが詰まっている気がした。
「再生」というテーマ。
きっとここにはいろんな思いが詰まっているのだろうけど。

僕はこの短編を見て完全に突き動かされた。
いや、なんか突き動かされたというより、背中を押されたと言いますか、強制的に自分の中にある「何か」の再生ボタンを押されました。
劇中のね、瞳水ひまりさんのセリフがやばかったんでよ、いやセリフじゃないお芝居。いや、セリフ、というかもはやひまりさんそのものから発せられる「言葉」がヤバかった。
作品はほとんど当てがきとおっしゃっててきっとみんなが思ってることが反映されたりされてなかったりしてるんだろうからどこからどこまでが自分の言葉なのかは明確には分かりませんが
そんな中ひまりさんのとあるシーンで、想いを叫ぶシーン。いくら自分が日頃から思ってることがあってもいざお芝居になると、言葉がどこかお芝居になってしまいがちだけどそんなの一ミリも感じさせないくらい「人間味」を感じたシーン。ぶっ飛んでた。すごい。すごかった。言葉の重み、質量の違い。半端なかった、。
しかもお芝居をするのが初めてと聞いて悔しくなったしシンプルにすごいなと思った。どんな方なのか詳しく存じてませんが生き方がかっこいいなと思いました。
本当に皆さん素敵な方ばかりで久保谷さんの写真を通して皆さんへの興味が湧いた。在廊してた皆さんの姿、かっちょよかったです。

そんでね、その後はるんちょすくんといつもみたいにラーメン食べてお家に帰ったわけですよ。次の日朝からバイトがあるから早く寝ないといけなかったんですけど全然寝れなかったんですよ、目閉じて寝ようとしたら、「うわー何やってんだろ自分」「とんでもないものみたなー、悔しいなー」「こっからどうしていこー」とかすっごい考えちゃって寝れなかった。
そのままバイトに行って、くっそなんで自分バイトしてんだよ。ってお芝居で生活していない自分に悔しい気持ちになって
寝不足のままバイト終わりにそのままもう一度、写真展に行きました。
なぜかっていうとね、この写真展の日をきっかけに絶対変わりたいと思って壁に道田さんの書く文字を貼り付けとこうと思ってもう一度足を運びました。
龍希の希を書いてもらいました。希望を与えるような俳優になりたい。だからね「希」を書いてもらいに行きました。



皆さんの熱い熱量に触れて、完全に感化されました。今のままじゃ嫌だし東京に来てまだ全然やりたいことできてなくて、どうして行こうかばかり考えて寝れなくなってしまった。18歳で上京してもうすでに23歳、23歳の僕はどうしたいのかどうなりたいのかもっと明確にしていかないと、と強く思いました。
僕の熱量。なんだろう。何を感じて何を思って上京したんだろう。よりもっと明確にしていく必要があると思いました。
再生ボタンまんまと押されました〜w
だからね、上京した頃の日記を見返してみたわけですよ。
本当に右も左もわかんなくてただ「売れてやる」「お芝居したい」「映画に出たい」とばかり思ってました。
明確な目標は必ずそこに連れてってくれる、と僕は思っていて
上京した頃は新宿に住んでいてマジで毎日紀伊国屋ホールの演劇のコーナーに行ってその日に上演されている舞台の振動や声を聞いて「僕も絶対ここに立ってやる」
ってずっと思ってました。そうしたら本当に舞台「転校生2019」で立てて、めちゃくちゃ嬉しかった時のことを思い出しました。
そのころの日記には「売れる売れる売れる」とばかり書いていて、今思うとめちゃくちゃ恥ずかしいけどその時の気持ちはとても大切だったりするなと思った。
あの頃の熱量をも一度動かして、今の自分の原動力に変える必要がある。今やりたいことはなんなんだろう全然まだまだだけど本当に少し、ほんの少しだけ作品に携われるようになった今の僕は何がしたいんだろう。しっかり明確な答えを早く見つけてそこに向かって行こうと思いました。
コロナのせいにするつもりはないけれどコロナの時代にきっと僕は飲まれて、良くないエネルギーの中に居てしまったんだなと、止まってるつもりはなかったけどきっとどこかでエネルギーの減速はしてしまっていたんだなと感じました。コロナ禍で今思うと普通によくないなと反省することばかりです。
過去の自分を信じて僕の存在を誰かに知ってもらえるようにもっと進んでいくぞ。と思いました。
さ、さ、さ、さてさてさーて今年の抱負は「ガンガン行こうぜ」と決めた遠藤。
23歳。止まってしまった再生ボタン押して進んでいこうと思う。
写真展に行ってよかった。
あそこにいた皆さんに負けず、自分のやりたい事、ガンガンやって行こうと思います。
ここまで読んでる人はないだろうな〜
文章を書くこともやっていこーと思っとります。
遠藤龍希、みててください。
これからもよろしくよい。


#遠藤龍希













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