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コーチングとは?相手の幸せを願うことと「音楽×コーチング」の可能性

最近 Twitter でコーチングの話をしていたら、フォロワーさんからこんな質問を頂きました。

コーチングについては、自分の中に色々な知識や経験、そこから生まれた想いがあるのですが、今まで文字にして整理したことは無かったので、今回それをしてみたいと思います。

一般的に語られるコーチング

Wikipediaのコーチングのページを見るとこんなことが書いてあります。

促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力に働きかけ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論の仮説に基づいた手法の一つ。

Wikipedia

少し言葉が固いですね・・

他にも Google 検索で調べてみると、コーチングとは

  • 相手の話に耳を傾け、観察や質問を投げかけながら、ときに提案などをして相手の内面にある答えを引き出す目標達成の手法

  • その人を行きたいところに送り届ける

  • 対話を通じて相手の内面にある答えを引き出す

  • 対話によって相手の自己実現や目標達成を図る技術

  • その人が持っているものを引き出して理想に近づける

と言った言葉が並んでいます。

僕の言葉で整理をすると「その人の持っている能力や可能性を引き出して、その人が達成したい目標を達成したり、なりたい自分になるためのサポートをする」といったところでしょうか。

僕の考えるコーチングとは「相手の幸せを願う」こと

前提としてコーチングにはいくつもの手法や流派があります。なので「コーチングとは?」という質問に対する答えや考えは人によって異なります。

その上で、これまでに自分が学んだ知識やコーチングを実践してきた経験、そこから考えたことを元に「コーチングとは?」に対する現時点での僕なりの答えを書いてみました。

コーチングを行うコーチとは、目の前にいる相手の「やりたい!」というやる気や「やれる!」という自信を引き出す存在です。

でも、ただ相手のやる気や自信を引き出すだけではありません。

コーチとは自分自身の「あり方」によって相手に影響を与えていく存在です。

その人の抱える不安に心から寄り添い、

相手の可能性を心から信じることで、

その人が本来あるべき姿を取り戻し、

可能性が無限大にあふれる未来に対してワクワクしながら人生を歩んでいける。

そんなサポートをする存在がコーチです。

「どうしたら目の前にいる人の可能性を最大化することができるだろう?」

そんなことを考えて、相手の人生と向き合う営みは究極的には「相手の幸せを心から願うこと」であり、そんなコーチの姿が理想だなと思っています。

そして、それを実践するためには、野球をやったことのない指導者が野球を教えられないように、

ピアノを習ったことのない先生がピアノを教えられないように、

「自分の人生を整えて自分の理想とする方向に進めていく経験」のないコーチは他者にそれをすることができません。

正直僕自身まだまだな未熟なところはたくさんありますが、これまでに見たくない自分と何度も向き合って、自分自身の限界に挑み、時には失敗しながらもそれを乗り越えてきたという自負はあります。

それはこれからもそうあり続けたいし、自分の理想を実現していく道のりをゆっくりでも歩んでいきたいし、多くの人の幸せに寄り添っていきたいと思っています。

※ こちらは僕自身の大きな変化を記録した記事です。興味のある方はご覧になってください。「頑張っている自分からの卒業

※ ここで書いた考えは僕にコーチングを教えてくれた喜多康介さんの影響を大きく受けています。喜多さんは上場企業経営者やオリンピック・パラリンピックの選手、政治家の方へコーチングを実践されていて「人と人とのつながりで社会をよくする」をテーマに多方面で活動されている方です。
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僕が実践するコーチングの特徴

これは当たり前の話ですが、人生を寄りよい方向へ変えていくためには「行動」が必要です。

そして、多くの人は大概「そのために今の自分はどうした方がいいか・どうすべきなのか」ということを分かっていたりもします。

それでも、

  • 面倒くさがってしまったり、

  • 不安になって一歩を踏み出すことができなかったり、

  • いつも同じことでぐるぐる悩んでしまったり、

  • 過去の出来事をいつまでもひきずってしまったり、

  • 他人の目が気になってしまったり、

  • どうせ自分にはできないと思ってしまったり、

というように心の声が自分自身にブレーキをかけてしまいます。

これはどうしてでしょうか?

こうした心の声は「自分自身が経験した過去の出来事」によって作り出されています。その「今の自分に影響を当て与えている過去」と向き合うことで、自分を縛っている思考の癖やパターンを紐解いていくことができます。

過去の出来事とそれにまつわる自分の「感情」を受け止めることができると、自然と心のブレーキを外して、理想の未来に向けた行動を起こすことができるようになっていきます。(逆を言うと「感情」と「思考」とがうまく統合していないと人は行動を起こしたり、継続することができないようになっています)

結果として、身近な人や仕事での人間関係を改善することができたり、目標達成のための行動を実践しやすくなったり、その延長で仕事やビジネスやプライベートが自然と今までよりもうまくいくようになったりということが起こります。

もしかしたら「本当にそんなことがあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、この手法は最新の精神医学や臨床心理学、認知行動療法に基づいたもので科学的にもその効果が証明されたものです。

この手法によって僕自身確かな変化を感じることができたし、これまでにサポートをさせてもらった多くの方々もそうでした。

※過去にサポートさせて頂いた方の声は今後紹介していけたらと考えています

コーチングによって音楽の演奏がうまくなる?!

僕自身、これまでコーチングを実践して、30~50人くらいの方にセッションを行ってきました。

ITエンジニアや士業の方を始めとしたキャリア・人生に悩む社会人の方だったり、将来やりたいことを考える学生さんだったりが主なのですが、最近は音楽の世界でもコーチングは大きな可能性を持っていると思うようになりました。

僕は、音楽の演奏とは「心×体×技術」で成り立っていると考えています。

そして自分自身「」と向き合うことで心から音楽を楽しむことができて、自分らしい演奏を目指すことができるようになったと感じています。

また、コーチとしてサポートをさせてもらった演奏家の方も、大きなコンクールの舞台でその方が理想とする演奏や心から満足できる演奏をすることができました。

音楽に取り組んでいるとどうしても他人と自分を比較したり、比較されたりしてしまいやすいですし、自分の演奏に自信を持ち切れなかったり、先生や周囲の人の一言に大きな影響を受けることもあれば、専門に取り組む人だと他の人と競わなければいけない場面もあります。

そして、直接的には音楽と関わっていない出来事であっても、家族や親せき、友人、学校の先生などとの間に過去あった出来事が音楽で自由に演奏や表現を行う妨げとなってしまっていることもあります。

そういった様々な「」の影響によって「自分の本来の力を発揮することができていない方」、「音楽を心の底から楽しむことができていない方」というのは自分が思っているよりももっとたくさんいるのではないかと思うようになりました。

ビジネスの世界では多くの経営者がコーチをつけたり、スポーツの世界で多くのプレイヤーがコーチをつけることが一般的であることを考えると、音楽の世界でも演奏者に寄り添うコーチがいてもいいんじゃないかなという気がします。

また、最近新しく作られたとある音楽家向けのオーディションでは、審査の通過者にコーチによるサポートが提供されているのを見つけました。もしかしたらこれからコーチによる音楽家のサポートというのは少しずつ広がっていくかもしれません。

実際のところどうなるかは分からないですが、僕自身は音楽に取り組むすべての人が自分らしい演奏をすることができて、心から音楽を楽しむことができるようになったらいいなと願っていて、コーチングにはその可能性があると信じています♪

おわりに

ここまで僕の考える「コーチングとは?」についてお話してきましたがいかがでしたか?

聞きたいことがあればコメントや Twitter でお気軽に質問してくださいね。

そして、さらにコーチングのことが気になるようであれば、実際にコーチングを受けてみることでコーチングを一番よく理解することができると思います。

「現状から一歩踏み出したい」「今の自分を超えていきたい」という想いはとても尊い気持ちです。

もしあなたが少しでもそんな想いを抱えているのであれば、その想いを実現するためのお力になれたら嬉しいです。

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